Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

環境因子

2006-08-19 | 医療・病気・いのち
 アスベストと悪性中皮腫の因果関係が認められ、労災認定がおりた方もたくさんおられるだろう。因果関係が認められるものには補償がなされるのが当然だろうが、労働環境の中で、アスベスト問題は氷山の一角であろう。

 自社あるいは自身の関わる産業が癌などの疾患発病原因を内在している場合、その会社や産業は疾患との因果関係をなかなか認めようとしないであろう。そういうところを丹念に検証していくことは、国の大切な役目と思うがどうだろうか。

 知人に船に乗っている者がいる。化学物質を主に運搬するらしいが、荷役の際には、トルエン、タールその他、化学物質の蒸気をかなり吸ってしまうらしい。タールなどは有名な発がん物質だが、その仕事と発癌との因果関係を探るようなデータもないらしいし、55歳が定年という船員が発癌するとしても退職後である可能性が高い。なんとも難しい話である。

 そのうえ現在。山のような発癌物質を人間社会が地球環境に吐き出していると思われ、何と何に因果関係があるかを証明しようとするなどというのは、至難の業なのかもしれない。

国境

2006-08-19 | 想い・雑感
 学生時代には自転車に荷物を積んで、旅をしていた。
 北海道も2回に分けて2週間ずつの旅をしたことがある。
 根室半島にある、納沙布岬にも寄った。日本最東端とのことで
日本で最も早く朝日が登ると言われる場所である。経度を考えれば
そうなのかもしれないが、案外利尻山の頂上の方が、日の出を早く
見ることが出来る可能性もあるような気もする。

 それはさておき、その根室半島の沖合で、漁船がの乗組員が射殺されたという。
おそらく岬からは目視できるような場所なのではないかとと思う。そんな
近海で、事件が起こることが、国境が如何に重要かを伝えている。

 島国故、わたしも国境というものに無頓着だが、ロシアだけでなく、中国や
韓国との領有権問題もなかなか難しそうである。

 お隣さんとの土地の境界を巡っては諍いがよく起こると聞くが、日本人も
国境というものをきちっとそして冷静に考え、主張していくことが必要なのだろう。