悲しみのお肉を

2022-03-21 13:29:02 | 日々思うこと

お正月が明けたばかりに亡き夫の妹から連れ合いが癌で

具合がよくないので年賀状を欠礼したとの電話があった。

相当よくないらしい。すぐにお見舞いを出した。

ところがもう1月下旬に「亡くなってこういう時だから

家族だけでおくった」との知らせが届いた。

すぐにお悔やみの手紙を書き、郵便局から香典を送った。

先日息子からラインで「○○家へ香典出しておいてくれたの?

今日香典返しのようなものが届いた」という。

そうだった。亡くなったことは知らせたけれど香典を

送ったことはしらせていなかった。

わたくしの名で5万円、息子の名で1万円。

三越・伊勢丹のカタログで「味覚百景」だそうな。

我が家へは同じく三越・伊勢丹の分厚いカタログ。

いいものが載っていて見ているのは楽しいがもう

あとに残るものはいらないので松阪牛の焼き肉・ステーキセット

を選んだ.   

その松阪牛が冷凍で今日届いた。

平素は飛騨牛で松阪牛は久しぶりだ。

今夜は亡き人を偲びながらおいしいお肉をいただくことに

する。

近しい人が亡くなっていくのは寂しい。

義妹がなかなか立ち直れないであろうけれど、少しづつ

元気になっていってほしいと切に願っている。

 

今日は春のお彼岸のお中日。

昨日お墓参りに行って妹の悲しみを伝えてきた。

経験上、どんな言葉も慰めにはならない。

黙ってそっとしておいてほしい。

自力で立ち直っていくしかないのだ。

「あなた、祈るしかないのよね。辛いけれど」

 

 

コメント (2)
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