「書く力」から「祝婚歌」(吉野弘)へ

2017-01-29 14:11:48 | 日々思うこと

書く力」(朝日新書)の「はじめに」は池上 彰氏が書いている。

のっけから「祝婚歌」(吉野弘)の

”立派すぎることは  長持ちしないことだと

気付いているほうがいい 完璧をめざさないほうがいい” ときた。

最後は

”正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい” で締めくくられている。

わたくしはベッド脇の棚に吉野弘の2冊を置いている。

「贈るうた」と「吉野弘詩集」。

脚本家の山田太一氏が「吉野弘詩集は貴にして重い」と書いているように

分かりやすい言葉で、妙に気張ることなく、自然の移り変わりや人々の

暮らしを柔らかく、ユーモアを交えながら歌う詩人、吉野弘。

「祝婚歌」「I was born」 「夕焼け」などはもちろんだが

漢字遊びの何篇かの詩も面白くて楽しい。

 

コメント
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