古代メソポタミアの彫刻破壊される

「イスラム国」の男たちがイラク北部の博物館らしきところで布で隠されていた彫刻を破壊している

映像を見て、今から１４年ほど前だったかにアフガニスタンのバーミヤン遺跡の大仏をタリバンが

爆破した情景を思い出して「なんということか」と暗澹たる気持ちになった。

古代メソポタミアの貴重な彫刻を覆われている布をはがして押し倒し、ハンマーで壊し、更に

電動ドリルで穴をあけ粉々にする。遠い遠い昔に造られ、彫られた人類すべての遺産なのだ。

バーミヤン大仏は日本もお金を拠出して修復を支援したが、今日の映像を見る限りこれらの

彫刻は再び元の姿に戻すことはできない。

今までやっと遺されてきたものがこのようにあっけなく壊されるなんてまったく残念でならない。