漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

マメであれ

2014-08-13 05:27:48 | 食・レシピ

想い出で味付けされた夏の味

スーパーの魚売り場で、懐かしの豆アジを見つけた^^

子供の頃の事。夏休みの防波堤でサビキ仕掛けを躍らせれば、豆アジがいくらでも釣れたものだ。

獲物をバケツ一杯に入れて凱旋した時の高揚感を思い出しながら、南蛮漬けでも作ってみよう。

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下ごしらえが結構大変。でも結果が見えるから慣れてくると愉しかったりする

この日は89匹のアジをさばきました。ただでさえ小さな豆アジの下ごしらえは大変だ。

でも苦労しただけの味はあるから甲斐があるってものなのです。

 

豆アジ捌いてマメになりますように・・・

ところで、拙が生まれ育った土地は、こんな盆行事があったような気がする。

我が子が小学生になると豆アジの下ごしらえを一緒にさせ調理した豆アジで南蛮漬けを作る。

そして盆に集う親戚やご近所に振舞うのだ。

今でいうところの食育を兼ね、我が子がマメであるように!との願を掛け、子はそれをご先祖に誓う。

マメと豆の語呂を掛けるのは普通は植物の豆だから、これは海辺なローカルの風習だろう。

豆アジの旬である夏になると、その事をいつも思い出す。

・・・なんて行事はよく考えたら全くなかったですが、夏になると豆アジの南蛮漬けを喰ってましたね^^

 

さて真面目にいきますか。雨降りの休日はにわか料理人になるのだ

先ずは下ごしらえ。 

後でまな板を洗うのが面倒なので、ようく洗った牛乳紙パックを開いて敷いた上で捌いた。

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ハラワタとエラを除く。胸ヒレの上からハラワタに沿って斜めに包丁を入れた。

そして、エラに包丁の先を引掛けて、下顎ごと内臓・エラを取り外す。

時間が足りない時は頭ごと取ってしまってもよいのです。

でも今回は暇もあったし、カラっと揚がった頭の香ばしさも味わいたいので手間掛けました。

 

さばいたアジは、軽く水洗いしてカタクリ粉をまぶし、二度揚げ。

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漬け汁は、酢に醤油、そして砂糖をお好みで塩梅します。

今回は夏を感じる青い柚子を香り付けに。青トウガラシでピリっと辛みを付けました。

たっぷり刻んだ玉ネギと一緒に揚げた豆アジを漬ければ、季節の一品の出来上がり^^

パリっとした食感が好み?それともしんなりが好み? 

それぞれの好みに応じて漬け時間を調整して召し上がれ。

拙は、揚げたての豆アジに漬け汁を吸わせた玉ネギを載せて喰うのが好きだったりします。

さてさて夏の海の味覚を肴にビールで乾杯^^