我が涙腺は、この歳になっても意に反して、人前でも緩もうとすることがあるので注意が必要なのだ。
連休明けの火曜日、赤城山HCでの記録更新を祈願して前祝い・・・ではなくて送別会だったのです。
何度経験しても、それがめでたいことでも送別会は苦手だ。特に主賓が、ご婦人だとね(なんちゃって^^)。
大好物のウニやらカニ、エビを、給料日前の財布にも優しい出費で鱈腹喰えたので嬉し涙が出ちまったい。
いやいや、夢中になってカニやエビの殻を剥き続けたので傷付いた指に塩気がしみたからさ。
いざという場合に備えて、そんな言い訳を考えながら過ごした熊谷の夜。
初デートやお見合いでカニは喰うなと言われているが、送別会の場合はどうだっただろうか。
一人一パイ割り当てられた見事な毛ガニは、宴の時間の大半を主賓始め皆にその身をほじらせることに集中させた。
カニの脚を千切り、殻をバキバキ割って、身をホジホジして口に運ぶ動作の絶え間なき繰り返し。
そこに、しんみりするような雰囲気(送別会だと一度はそういう場面あるのよね)が介入する隙はなかった。
結果として、この日、我が涙腺の反逆は、毛ガニ様の救援によって未然に防がれたのであった。