拙が臥せっているときに、滅多にないことだが、末っ子が布団の上で寝ることがある。
ただ、そこが暖かいから寝床に選んだに過ぎないのだろうが、バカ親としては付き添われているようで嬉しい気になる。
暫くは、ときおり眺めたり触ったりして満足している。このままにしておけば数時間は寝ているだろう
それ以上を望んではならぬ。判ってはいるのだ。
だが、布団に引っ張り込みたい気持ちに駆られるのだ。今まで成功した試しはないのにモフモフの誘惑に勝てない。
今日こそ上手くやってみせるさ。さっと脇に抱えて目覚める隙も与えるな。加速装~置!!
そして結果や如何に・・・数分間は我慢していたようだが逃げられてしまい、二度と戻って参りませなんだ。
だから言わんこっちゃない・・・独りつぶやく静かな昼下がり。