晴れ間の彗星

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[18・19] ブッダ 第一部

2011年06月18日 | 手塚治虫全集
映画になったのを機会に読み始めました。
長く手をつけなかったのは、作品が取っつきにくいとかいう訳ではありません。
連載していたのが
私が非常に嫌っている、とある宗教団体系の出版社の雑誌だからです。
私にとっては、そんな雑誌に載っている作品を読むと言うことには
かなりな決心が必要だったのです。

まあ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い という意味も無いものですが。

で、読み始め1巻2巻の第1部。
ブッダ誕生前の、誕生後に人生が絡み合うタッタの話。
階級社会の入門編とでもいいましょうか。
階級制度の中で奴隷から戦士に成り上がるチャプラと
息子を愛しているが故に
「わたしの息子」「わたしの息子」と自分だけの感情で動き、
結局は息子の得た地位も、生命も奪ってしまうことになる、
周りの見えない女の悲劇が描かれます。

 階級制度と戦う男というと、「カムイ伝」のカムイや正助を思い出しますが
そこまで重くはありません。

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