HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1315話≪図書紹介:「なぜ日本の大学生は、世界で一番勉強しないのか?」辻 太一朗 著≫

2013年08月02日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今回は今、話題の図書「なぜ日本の大学生は、世界で一番勉強しないのか?」を紹介します。

              

   題名:「なぜ日本の大学生は、世界で一番勉強しないのか?」
   著者:辻 太一朗
   出版社:東洋経済新報社
   内容:
    第1章:日本の大学生は本当に「勉強しない」のか?
    第2章:大学生・大学・企業 永続する「負のスパイラル」
    第3章:「考える力」こそが日本を救う
    第4章:「正のスパイラル」はこうして回す
    巻末資料:主要大学授業ミシュラン

 著者は、京都大学工学部を卒業後、リクールトで採用活動を担当。
 その後、起業して採用コンサルティングを手がける。
 2011年7月にNPO法人「大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会(略称DSS)」を設立。


 東洋経済 ON LINE で3月から4月にかけ3回に分けて掲載されてもいますので併せてお読みください。このレポートの中でも、あまりに勉強しない日本の大学生に対して、海外の大学生は4年間みっちりと知的能力を鍛えられていると指摘。

   連載第1回目:
    ≪小学生より勉強しない日本の大学生~1日に授業を含めたった3.5時間!

   連載第2回目:
    ≪勉強しない大学生が、量産されるメカニズム~悪いのは大学生ではなく「構造」だ

   連載第3回目:
    ≪大学生を勉強させる「現実的」な方法~日本の大学生が勉強すれば「日本」が強くなる


 さて、この図書の内容は、日本の大学生の勉強への取り組みが世界の大学生に比べて明らかに見劣りする現状を指摘しています。
 その原因を大学教育と就職活動の関係で指摘しています。
   企業は、成績が参考にならず課外活動を中心に評価
   学生は、課外活動に力を入れ楽な授業を希望
   大学教員は、授業に力を入れられない
 負のスパイラルが起きている構造的問題である。


 巻末資料:主要大学授業ミシュランで、この負のスパイラルを正す方法を目的として、首都圏の9大学28学部に在籍する4年生約2000人を対象に、成績証明書を持参させての対面調査を実施しています。

 即ち、 ◆日本の大学生は、小学生より勉強していない
     ◆アメリカの大学生の足元にも及ばない日本の大学生
     ◆授業の質も低い
     ◆真剣に授業を聞いている大学生は1割以下
     ◆大学生は勉強しなくてもいい?
     ◆「勉強しない大学生」は日本の国力を落とす

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