HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第642話≪「病院の言葉」を分かりやすくする提案・中間報告から(国立国語研究所)≫

2008年12月22日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、病気にかかった時に医師から難しい専門用語を聞かされたことがありませんか?

 そこで、国立国語研究所は、病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする具体的な工夫について提案するため、有識者を交えて「病院の言葉」委員会を昨年立ち上げております。

 平成21年3月頃には「病院の言葉」を分かりやすくする提案(最終報告)発表し、『病院の言葉の手引』(仮称)刊行する予定になっています。

 
 「病院の言葉」を分かりやすくする提案としての中間報告がありますので、いくつか抜粋しておきましょう。

 即ち、医師と患者のコミュニケーションのインフラ整備であり、病院固有の専門用語の、言い換え・わかりやすさへの提案です。

 大きく、3分類で検討しています。
    類型A 日常語で言い換える
        (認知率が低く一般に知られていないもの)
    類型B 明確に説明する
        (認知率は高く一般に知られているもの)
    類型C 重要で新しい概念を普及させる
        (新しく登場した重要な概念や事物で,今後の普及に期待)


 類型A 日常語で言い換える
     1.イレウス  2.エビデンス  3.寛解  4.誤嚥  5.重篤
     6.浸潤  7.生検  8.せん妄  9.耐性  10.予後  11.ADL
     12.COPD  13.MRSA

 類型B 明確に説明する
     14.インスリン  15.ウイルス  16.炎症  17.介護老人保健施設
     18.潰瘍  19.グループホーム  20.膠原病  21.腫瘍  22.腫瘍マーカー
     23.腎不全  24.ステロイド  25.対症療法  26.頓服  27.敗血症
     28.メタボリックシンドローム  29.悪性腫瘍  30.うっ血  31.うつ病
     32.黄だん  33.化学療法  34.肝硬変  35.既往歴  36.抗体  37.ぜん息
     38.尊厳死  39.治験  40.糖尿病  41.動脈硬化  42.熱中症  43.脳死
     44.副作用  45.ポリープ

 類型C 重要で新しい概念を普及させる
     49.インフォームドコンセント  50.セカンドオピニオン  51.ガイドライン
     52.クリニカルパス  53.QOL  54.緩和ケア  55.プライマリーケア
     56.MRI  57.PET

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