ノーベル賞の話の続きである。
日本人はこれまで、物理学賞は9名。化学賞は7名。生理・医学賞は3名が受賞しているそうだ。
しかし、これもジャーナリスト高山正之氏のコラムか何かで読んだのだが、他にもいくつか日本人の功績が白人にうまいこと盗まれて、それがノーベル賞を受賞していたようだ。
明治の科学者、高峰譲吉と聞いてピンと来る方はあまりいないだろうが、デンプンの分解酵素「タカジアスターゼ」と聞けば、「ああ、聞いたことある、ある。」という人は多いのではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a7/c29ef168e58e1fc0506ce19f1f761735.jpg)
あの「タカ」は高峰の「タカ」である。消化を助ける薬として、タカジアスターゼは有名になり、後に三共という製薬会社の社長になった高峰譲吉は、世界で初めてアドレナリンという副腎皮質ホルモンの抽出に成功したことでも有名である。
しかし、米国人のJ・アクセルロッドが、アドレナリンを脳伝達物質として理論付けノーベル賞を取った。呼び名も「エピネフリン」と変えてしまったそうだから、何とも腹黒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/41/f70d0bcc430f7d39c584b07bcab1d914.jpg)
鈴木梅太郎は第一次大戦前、人類を脚気(かっけ)から解放したオリザニンを発見した。しかし、これまた米国人のC・フンクがビタミンと名前を言い換えて発表した。次に業績も「米糠(こめぬか)に脚気の治癒効果がある」と予言したオランダ人のC・エイクマンに横取りされ、彼がノーベル賞を受賞している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/41/f02af804ea726fc1e9de8e5a22f47bec.jpg)
「フェライトの父」と呼ばれる武井武の業績は偉大だった。
「フェライト」は、エレクトロニクスを根底から支える電子材料として、テレビ、ビデオ、ゲーム機、携帯電話を始めとする高速通信機器やハイブリッドカーなど、幅広い分野にわたって利用されている。
この材料を発見し製品化した途端、オランダのフィリップ社がサンプルが欲しいとコンタクトしてきた。フィリップ社は、それを何食わぬ顔で特許出願したのだった。
その後、いつの間にかこの功績はフランスのルイ・ネールのものとなり、彼がノーベル賞を受賞している。
他にも似たようなケースはたくさんあるようだ。
立派そうなノーベル賞といえども、中身は反吐が出そうな話はたくさん転がっているようだ。
日本人はこれまで、物理学賞は9名。化学賞は7名。生理・医学賞は3名が受賞しているそうだ。
しかし、これもジャーナリスト高山正之氏のコラムか何かで読んだのだが、他にもいくつか日本人の功績が白人にうまいこと盗まれて、それがノーベル賞を受賞していたようだ。
明治の科学者、高峰譲吉と聞いてピンと来る方はあまりいないだろうが、デンプンの分解酵素「タカジアスターゼ」と聞けば、「ああ、聞いたことある、ある。」という人は多いのではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a7/c29ef168e58e1fc0506ce19f1f761735.jpg)
あの「タカ」は高峰の「タカ」である。消化を助ける薬として、タカジアスターゼは有名になり、後に三共という製薬会社の社長になった高峰譲吉は、世界で初めてアドレナリンという副腎皮質ホルモンの抽出に成功したことでも有名である。
しかし、米国人のJ・アクセルロッドが、アドレナリンを脳伝達物質として理論付けノーベル賞を取った。呼び名も「エピネフリン」と変えてしまったそうだから、何とも腹黒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/af/9e50162d25fd9be0b0e660c7ba4371a3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/41/f70d0bcc430f7d39c584b07bcab1d914.jpg)
鈴木梅太郎は第一次大戦前、人類を脚気(かっけ)から解放したオリザニンを発見した。しかし、これまた米国人のC・フンクがビタミンと名前を言い換えて発表した。次に業績も「米糠(こめぬか)に脚気の治癒効果がある」と予言したオランダ人のC・エイクマンに横取りされ、彼がノーベル賞を受賞している。
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「フェライトの父」と呼ばれる武井武の業績は偉大だった。
「フェライト」は、エレクトロニクスを根底から支える電子材料として、テレビ、ビデオ、ゲーム機、携帯電話を始めとする高速通信機器やハイブリッドカーなど、幅広い分野にわたって利用されている。
この材料を発見し製品化した途端、オランダのフィリップ社がサンプルが欲しいとコンタクトしてきた。フィリップ社は、それを何食わぬ顔で特許出願したのだった。
その後、いつの間にかこの功績はフランスのルイ・ネールのものとなり、彼がノーベル賞を受賞している。
他にも似たようなケースはたくさんあるようだ。
立派そうなノーベル賞といえども、中身は反吐が出そうな話はたくさん転がっているようだ。