浅間の煙

じいさんの気ままな独り言

上田市遺族会主催の戦争体験を語る会

2011-11-27 08:03:18 | Weblog
11月26日(土)。朝の気温ー3℃。晴れ。
 朝歯医者に行き治療をしてもらう。次回は28日・29日と続けて予約した。
 午後上田市遺族会主催の戦争を語る会が丸子文化会館で開催されたので参加した。開会セレモニーで西内小学校の56年生全員(22人)による金管バンド演奏が行なわれたが大変感動的だった。オープニング演奏は「ディズニー・ムービーマジック」で、主催者挨拶の後は「なだそうそう」を演奏した。戦争遺児の体験談の後で「ふるさと」を演奏し、参加者全員の斉唱を伴奏してくれた。
 語る会の最初は丸子修学館高校歴史研究同好会の研究発表で「失われた青春」~丸子農商と丸修~と題して、戦争中の勤労奉仕と学徒動員や特攻などによる犠牲者が多く、特に名古屋市での地震による犠牲者が判明して、母校内に「東南海地震殉職碑」として「未来像」が立てられ現在に至っている事が話された。戦争遺児の体験談は、浦里の中沢稔さんが父が戦死して年寄りと稔さんと弟さんの幼子を抱えたお母さんが女手一人で戦後を生きぬいて来たことを語り、丸子の本間陽子さんが、愛する国のために戦地に出征した人や、見送り、遺された家族の思い・・戦後60年余りの今日、東日本大震災の跡が敗戦の焦土と重なり・・・・・平和の大切さを訴えた。武石の小林あつみさんは母は何時も怖い顔で、父の戦死について死ぬまで言葉にしなかった。貧しく、医者へも行かれない栄養失調の私は母に手を引かれて学校へ。そして残された三姉妹で、父母の面影を追って暮らしてきました。今は天国で、二人一緒に私たちを見守ってくれている・・・・・と切ない思いを語った。
 講演は「戦争と私」~近ごろ思うこと~という演題で、桜井甘精堂会長の桜井佐七さんが、約1時間に亘って話された。「国民投票報」のその後の動きから過去の戦争被害と教訓に触れながら、「過去を思い起こす事のできない人は、再び過ちを犯す。」と言う格言を引用し、憲法9条を守り抜く事の重要性を述べられた。最後に原発に付いて是非を国民投票で1日も早く決着をつけて原発を直ちに全廃する事が必要であると言われ、12月18日に長野市の県民文化会館(ホクト文化ホール)で開催される「今、日本のあり方を考える県民のつどい」の紹介をされた。