ハーイ坊守元気です
昨日は報恩講の余韻を感じながらの一日でした
ブログに報恩講へ初めてお参りくださったご門徒Tさんからコメントをいただきました ありがとうございます 初めての方は率直に感じることでしょうね~
ご講師の「おらぶ」の方言のお話・・・「おらぶとは叫ぶ」に近いがちょっとニュアンスが違う ご講師ならではのご法話がここから展開
おらぶ:九州北部ならではの言い方と思っていましたが島根・広島ご出身門徒さんも解るらしいです
コメントをくださったTさんは・・・育った地域がら この「おらぶ」が解るというご門徒のお一人です お葬式のご縁からです 熱心に行事に法要にご参加お聴聞くださるようになりました 若いのに・・・・ようこそ ようこそと住職と大歓迎です そのTさんが善然寺のお斉弁当も初めてのことでしたので皆さまに混じって緊張して食べたことでしょうね~ようこそのお参りでした
コメントのとおりお精進の意味も書かれていますが今回はけんちん汁を久々に復活させました 温まっていただこうと本当はネギが載っています 写真用にさきほど撮りました 具だくさんでどれもこれも とろける柔らかさ美味しく頂きました
お弁当は もっと色鮮やかなさやえんどうでした すみません想像してね~ ご飯はお赤飯です親鸞聖人が小豆が大好物だったことからでしょうかね~
テレビの料理番組や料理本のこの時期にちらほらと聞いたり見たりする言葉が「ほおんこさん」 報恩講と言わず 「ほおんこさん」と優しく呼ぶ地域があるようです そしてお料理の番組や本では寒くなるこの時期 ほおんこさんで大根が炊かれますと言われます 北陸 新潟でしょうか山梨も大根を炊くと聞きました 寒くならないと大根は柔らかくふっくらと炊けません 各地の報恩講のお斉を食べてみたいと思います
実際問題お寺の台所はお料理の方々が高齢化になり解散した お勤めを休めない・・・と問題がでてお斉は廃止したということを聞きます 続けていくことは大変難しいことです 善然寺も以前は塗りの器で丁寧にお接待していたと思います 倉庫に塗りの器や角盆が木箱に収まってます いつのころからか簡単な持ち帰り弁当箱に代わりましたが大坊守のお母さんから伝えられたこのお斉弁当の味をこれからも続けていけたらな~と思うことです
9年前、たまたま私の誕生日に両親を横浜に呼びました。昨年、母が亡くなり、同時に父が老人施設に入所し、一度に私、妻と子供たちの生活になってしまいました。私が仕事から帰ると、家に灯りがともり、生前母は大概、台所で洗い物をしており「おかえり」と言ってくれました。今は、玄関の鍵を開けるところからで、そこでどっと一日の疲れが出ます。
当たり前のようなことや普通にしていることが、難しくて、ありがたいことに気がつきました
40を過ぎて思うようになったのは、「人間幸せなことは、生まれ育った土地でやりたい仕事ができること」です。生まれた土地はかなわなかったけど、やりたい仕事に就けて給料がもらえることには、これまた当たり前のようにしていますが、感謝しなければいけないことだと思います。