まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

咲く桜 部屋の掃除を 考える

2015年03月30日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は7度から19度、湿度は96%から50%、風は3mから1mの南南西の風が少しばかり。昨日とは一転して初夏のような季候になった。明日の31日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 桜の名所の一つ、「香川県立・亀鶴公園」をのぞいてきた。県立亀鶴公園は、東讃きっての桜の名所。西方に鶴の飛ぶ姿を形どっている”鶴が山”があり、また宇佐神社境内には碑の石だん・万葉の庭などがある。その濃い緑の中に宇佐神社が鎮座している。鶴が山の東方には、紺青の水をたたえた広大な宮池があり、池の中央には亀島が浮かんでいる。とりわけ桜が見事なのは、この亀島と神社を結ぶ幅20m、長さ約300mの長堤。両側に桜の大樹が立ち並んで”花のトンネル”をなし、それが水面に映える様はまさに絶景だ。また、さくら橋がライトアップされ、春の宵のそぞろ歩きが人々の心をなごませる。

 

 その桜も今は三分咲き程度。まだ、お花見には少しばかり早い。今週半ばから週末あたりには賑わうだろうか。

 

 さぬき市長尾から前山ダムを経由して88番札所大窪寺を経由して帰って来たが、山ではヤマザクラが白く浮かび上がり、農家の庭先にはハクモクレンやレンギョウなどが満開状態。

 

 一旦、わが家に戻り、今度はお弁当を持って、県営大川ダムにやってきた。桜の開花状況はどんなだろうかとデジイチを提げて歩いてきた。

 

 この桜は花びらが白いが、三分から四分咲きだろうか。

 

 ソメイヨシノは二分から三分先程度。この桜は、蕾から数本の花びらが飛び出す仕組みらしい。でも、この花に実がなっているのは見たことがない。何のための花なんだろうか。

 

 ということで、ここでお弁当にした。

 

 ここでのお花見一号は私かも知れない。あたりには誰もいない。ここも一時は大勢の花見客であふれた時期もあったが、飲酒運転がやかましく言われるようになると火の気が消えたように誰も来なくなった。

 

 ここの桜を独り占め。

 

 この後、ダム一周のウォーキングをしながら帰宅した。帰りにはさすがに汗が少しばかり流れて落ちた。今日はワラビ採りやツクシ摘みの人は見かけなかった。

  

 テレビやラジオは、今日からが新年度になるらしい。ニュースなどの担当アナウンサーも番組も新編成、新人事での放送になっていた。気が付けば明日で3月もおしまいになって、あさってからは本当の新年度になる。

 

 ということで、県立図書館で借りてきた本のうち、説教の秘訣ほかのスキャニングを完了して、明日には返却をする準備を慌ただしくやっていた。

 

 今日の掲示板はこれ。「咲くときに 散るも覚悟の桜かな」というもの。いよいよこれからが桜の時期になるのだろうが、桜に限らず、花は咲いて散るのがお仕事。「咲いた花なら散るのは覚悟・・・」という歌もあったが、生まれたものは死んでいくように、咲いた桜もまた、散って行くのがさだめというもの。私たちに「命の尊さ」、「今を大切に」と教えてくれているような言葉である。

 昭和20年3月21日
陽光うららかな日 美しく立派に散るぞ
そう言って 一番機に向かう友の胸に
俺は まだつぼみだった桜の一枝を 飾って贈った
明日は俺の番だ
死ぬ時が別々になってしまったが
靖国神社で逢える
その時は きっと 桜の花も満開だろう

 というセリフを思い出させるような、今日の掲示板であった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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