まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

侘び助に 世のあれこれを 聞いてみる

2015年03月23日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れてはいたが、寒気の影響で雲の広がっている時間帯が多かった。気温は6度から11度、湿度は73%から46%、風は3mから5mの北北西の風が吹き荒れていたが、もう、寒くはなくなった。ただ、体感的に昨日が暑いくらいだったから今日は肌寒さを感じたことだった。明日の24日は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすい見込みらしい。 

 

 朝の間、集会場脇のゴミステーション用のネットが壊れていたので修理をしてきた。最近は大工仕事もすることが少なくなって、釘を探したら釘がない。ねじ釘を使おうと思うと、「インパクトドライバーのバッテリーが充電できていない・・ということで「へとちまとち」。「へとち、まとち」ってわかるだろうか。思うようにならないというか、やろうとするんだけどタイミング悪く意図しない結果になるみたいなことをいう、香川の一部の地区の方言である。

 

 いつもは、火曜日に県立図書館に寄ってから、ここに来るのだが、ここのうどん屋さんが火曜日が定休日なのである。だから、今日は月曜日にやってきた。ここは高松市仏生山町にある「仏生山法然寺」である。

 

 こちらが本堂である。寺務所で拝観をお願いして拝観料350円を納める。そして書院玄関から上げていただいて拝観させていただく。

 

 これは・・・「骨仏」さまである。ここには多くの方が納骨をされる。その遺骨で作られた仏様で、すでに七体の骨仏さまが完成している。

 

 こちらは本堂の本尊阿弥陀如来さま。上品下生の印を結び、右足を少し踏み出した「来迎阿弥陀如来像」だと言われている。

 

 向かって右側が法然上人、左が親鸞聖人像であり、外にも善導大師像も安置されている。

 

 本堂を過ぎて更に進むと納骨堂があるが、その前にあるものも、「骨仏」である。

 

 さらに進むと「三仏堂」に入る。そこにずらりと並んでいるのが、前歴代住職像である。

 

 そしてここが三仏堂で、阿弥陀三尊の前にはお釈迦さんの涅槃像があって、釈尊の死を嘆き悲しむ僧侶やいろいろな動物たちが集まっている。

 

 昔は信者さんが、この涅槃像を撫でていたらしく、このお釈迦さんは生きているように目を見開いている。そばで見るとぞっとするようなお顔である。肘のあたりもぴかぴかになっている。胸の卍の部分には、初代藩主松平重公のお母さんの遺髪が収められているとかと聞いたことがある。

 

 天上からはお釈迦様のお母さん、マーヤ夫人が薬を持ってやって来たが届かなかった・・・という話も子供のころに聞いた気がする。

 

 午後からは、寺院名鑑・神社名鑑用の本の読み込みを完了させた。いよいよ、明日には借りて来た本を返却する予定。

 

 でも、さぬき市五町の、100近い寺院と500近い神社を探して走るのは大変なことだ。これは何年もかかる作業だなぁと思ったことだった。

  

 とりあえずは、基礎資料集めができた・・・というところで小休止。

 

 今日の掲示板はこれ。「「一歩を踏み出す」 そして「諦めない」ということが、私の生きる姿勢です」という、登山家・栗城史多さんの言葉から。「山登りでは1歩を踏み出さないと頂上にはいけません。登山に限らず、地上のいろいろなチャレンジにおいても、「できる」「できない」と考える前に、まずはやってみることが大切だと思うんです。私がエベレストを登頂できずに下山して帰ってくると、周りからは「失敗した」って言われるんです。でもそれはちょっと違います。成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは「何もしないこと」です。」と、栗城史多さんの“終わりなき頂上への挑戦”には書かれてあった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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