まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ろうばいの 黄色に居場所を 教えられ

2015年03月15日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は四国の南海上に停滞する前線や気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降っている。気温は4度から11度、湿度は74%から94%、風は1mから2mの北東の風が少しばかり。「春雨じゃ、濡れて行こうか・・」というような雨だった。明日の16日は、四国の南海上に停滞する前線や気圧の谷の影響で雲が広がり、昼過ぎから夕方にかけて雨の降る所があるらしい。

 

 ということで、小さな霧雨のような細かな雨が降ったり、止んだりの一日になった。

 

 こういう雨では出かけても楽しくないし、出かける場所も思いつかない。そこで、今日もまた、「塩飽小坂小誌」の編集で、今回は「土佐海援隊」の特集と、「亀山社中」の記事を追加した。

 

 土佐の札所で見かけた「土佐柏」である。これが、後の岩崎弥太郎の「三菱財閥」の紋所の「スリーダイヤ」になるというお話。

 

 ま、岩崎弥太郎は、直接は塩飽島とは関係ないが、海援隊と関係あるということで「おまけ」みたいなお話として追加してある。

 

 これは、土佐の札所で、先達さんから教えられたこと。こういうことは忘れずに覚えているが、ご本尊さんや由来来歴なんぞは右から左の忘却の彼方・・・。

 

 中岡慎太郎も、讃岐とは関係ないが海援隊と関係があるので特別出演していただいている。

 

 土佐の藩士ら十三人を神とあがめておまつりしていた「重三(しげみつ)神社。「十三神社」と」書いたこともあった。ところが、実際には、名前のあがっている十三人の中には関係の無い人も含まれていたことから、「八木彦三郎」の「八」と、「島村要(土岐眞金)」の「島」を取って「八島神社」と名を改めたのだという。

 

 そうこうして、80ページ程になったので、印刷しなおして製本してみた。

 

 これが電熱製本機の「とじ太くん」。

 

 すると、こういう本が出来上がる。表紙だけはカラー印刷だが、中身はモノクロ印刷になっている。だから、印刷すると真っ黒な写真が幾つか見つかる。そうした写真は差し替えないと使えない。

 

 「帝国図書館」の刻印も再現してある。ま、65点くらいの出来映え。原本が原本だけに苦労した割に成果が上がらなかった。

 

 明日も天気がよくないし、月曜日は図書課や博物館などがお休みだから、今日の修正点を差し替える作業が続くに違いない。

 

 今日の掲示板はこれ。「なかなか芽を出さぬのは、最も重要な根を広げている時なのだと知る」と言う、瀧本 光静さんの言葉から。竹ってどんなイメージがあるだろうか。竹は、4年間は全然伸びていないのに、5年後に一気に伸びるのだと言う。では、最初の4年間は何も変わっていないのだろうか。そんなことはない。では、いったいどこが成長しているのだろうか。実は4年間は「根」が成長しているのである。まず、しっかりと根を張ることで、太く長い幹を支える基盤をつくっているのである。そして、しっかりとした基盤が出来たとたんに一気に伸びていく。根がしっかりしているから、あれだけ長くても大丈夫なのである。竹やぶがあるところの地盤がしっかりしているというのは、地中に張り巡らされた「根」によるものなのである。人はともすると目に見える部分だけで判断してしまいがち。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>