まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春めいて 五百羅漢の 手に念珠

2015年03月08日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は7度から13度、湿度は86%から56%、風は1m前後の北西の風が少しばかり。今日はすっかりと春の一日になった。明日の9日は、四国の南海上を東北東に進む低気圧の影響で雲が広がり、昼前から昼過ぎにかけて雨が降る見込みなんだとか。

  

 わが家近くの防災工事も概ね完成が近くなってきている。今日は日曜日なのか物音一つしない・・・。

 

 「こんないい天気の日曜日なんだから、どこかに連れて行って欲しい・・」と言うので、善通寺さんの「涅槃桜」を見に行くことにした。そしたら、近所のおばちゃんまで誘って行くことになった。その、善通寺に向かう途中で、ここにも寄ってみた。

 

 丸亀市綾歌町栗熊にある福成寺さんの寒桜だが、すっかりと花びらを落として若葉が出始めている。さすがに見物の人も少なくなってきた。

 

 でも、幾らかの花びらを見ることができた。

 

 で、主目的の善通寺さん。ここは真言宗善通寺派の総本山で、四国霊場75番札所。駐車場には高知だの徳島だの神戸だの山口だのという県外ナンバーの車が目立った。

 

 涅槃桜は、植物学者の八木繁一氏が1965(昭和40)年に、愛媛県新居浜市の明正寺で発見した新種の桜でミョウショウジサクラ(明正寺桜)と命名された。お釈迦様が入滅した旧暦の2月15日ごろ咲くことから「涅槃桜」と呼ばれて、親しまれている。善通寺の涅槃桜は、1973(昭和48)年の弘法大師生誕1200年祭を記念して明正寺から贈られ、宝物館周辺や駐車場周辺に約20本植えられている。

 

 今日は旧暦でいえば正月の18日だから、ようやく花が咲き始めたところ。満開までにはしばらく時間がかかりそう。

 

 先月に、ここを勉強したばかりだったので、境内の説明をしようとすると、「トイレに行きたい・・・」とか、「おなかが空いた・・・」というのだからたまらない。これだから、連れてくるのはイヤなんだ。

 

 「おうどんばかりじゃなくて、レストランとか開店寿司とかに連れて行ってよ・・」というので探したが、焼き肉屋だったり、品のない昼飯屋だったりで、結局の薬局、善通寺から多度津町まで30分も走り回って、たどり着いたのは、やっぱり、普通のうどん屋さんだった。

 

 こういうセルフのうどん屋さんに入るしかない讃岐なのである。

 

 で、温玉ぶっかけ小の温いん・・を注文した。310円だった。

 

 ついで・・というか、予定通りというかで、ここに着いた。多度津町立資料館。ここで、「わが家のお宝展」というものをやっていると、地元テレビが放送していたからだった。

 

 こういう懐かしい映画のポスターとか、

 

 こういうブリキのおもちゃとか、

 

 業務用の電子計算機、120万もしたそうだ。ま、パーソナルコンピュータでも周辺機器から揃えたら、そのくらいにはなっていたように思う。

 

 ということで、懐かしい昭和時代の思い出に浸ってきたことだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生この先 何が起こるか分かりません。だからこそ 一日一日を大切に 感謝のこころで生きたいです。」という、西端春枝さんの言葉から。93年も生きて来て、更に、「人生この先何が起こるか分かりません」と仰る力強さには驚かされる。テレビやラジオ、新聞などを見ると、まさに「人生この先、何が起こるか分からない時代」である。だからこそ、一日一日を真剣に、大切に、感謝のこころで生きていきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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