まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ひなまつり 明日の予定が 見えぬまま

2017年03月01日 | ひなまつり

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷や湿った空気の影響で昼過ぎからは曇ってきた。気温は2.2度から10.4度、湿度は94%から68%、風は1mから3mの東の風が少しばかり。明日の2日は、前線や湿った空気の影響で昼過ぎから雨が降り、雷を伴う所がある見込みらしい。

 

 今日は平日だということで、「引田ひなまつり」をのぞいてみた。明日、明後日でこのイベントも終わる。平成14年に始まったこの「ひなまつり」も今年で15周年。ひな人形は飽きるほど見てきた。

 

 だから、こうした「ひけたひなかざり」はスルーして通り過ぎる。

 

 こうした水槽の中の雛飾りだとか・・・

 

 こうしたへんちくりんな雛飾りが楽しい。

 

 こうした、ホーロー看板を見て回るのもいい。

 

 で、こうした出店でうどんを食べるのもいい。

 

 今日も「かきあげうどん」、450円を食べたが、それなりの味だった。もっと安くてもいいのにな、と思った。

 

 すると、こんなものがいた。ラジオ・イベントカー「90ちゃん号」である。ナンバープレートもちゃんと「90」になっている。NHKのラジオ放送開始80周年を記念して、2005年から運用を開始したのが、「80(はちまる)ちゃん号だった。

 

 2011年2月22日に丸亀城芝生広場にやってきた80ちゃん号。

 

 この時は、丸亀城鉄砲隊が紹介された。

 

 その翌日、ラジオカー80ちゃん号は、さぬき市前山の「おへんろ交流サロン」前にやってきて、「おへんろつかさの会」会長の堀尾さんらが出演した。これが、私とこの会の接点になった。

 

 その前年の2010年3月には、さぬき市志度にある「平賀源内記念館前」前での公開放送になった。

 

 これは、2014年9月のもので、86番札所志度寺さんの門前での公開放送。志度寺の副住職「十河瑞澄」さんと、おへんろつかさの会長渡辺寛(ゆたか)さんらが出演した。世界遺産登録に向けて・・・みたいなお話だったような。

 

 今回は80ちゃん号から90ちゃん号に変身してやってきた。「春も秋も人形で賑わう街、引田」と題して、毎春、街じゅうにひな人形が飾られる「引田ひなまつり」がことしで第15回となる。秋には「世界の人形展」が毎年開かれるなど、人形での町おこしをめざす地元住民の思いに迫る・・というものだった。

 

 最後は出場者全員での記念撮影で終了。12:30分から12:55分までの25分間はあっという間に過ぎてしまった。

 

  今日の掲示板はこれ。「人の世話にならず 自分の力だけでやれた事が一つでもあるか」というもの。これは「荒了寛」という禅僧のことばで、カレンダーになっているもの。これも、そのまんまでいただくほうがいいというもの。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


春の陽を 踏む毎日の いとおしく

2017年02月25日 | ひなまつり

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は1.7度から10.2度、湿度は82%から60%、風は2mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の26日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 この時期恒例になった「引田(ひけた)ひなまつり」が今日から始まった。例年だと、2月27日から3月3日までの期間だが、今年は2月25日からとなっている。このひなまつりも15周年を迎えることになる。

 

 今日は初日と言うことで、これから開店するお店も多く、朝の間はお客さんも少なかった。

 

 この人はまめに地元行事に参加される国会議員さんである。昨日か一昨日、国会で質問をしていたと思うのに、早くもここに立っている。

 

 元々、この地域では「初雛」ということで、盛大なひな祭りをしていた。それこそ、十畳間とか十二畳間とかを雛飾りで占めていて、家の者は狭い部屋で生活をしていた。子供たちは乳母車とか段ボール箱を提げてお菓子やみかんを頂くために「おひなさんを見せていたぁぁ・・」と、押しかけたものだった。

 

 それがだんだんとエスカレートしたために、申し合わせでやまってしまった。それを15年前から「まちおこし」ということで復活したもの。だから、初回には豪華な「引田ひな飾り」をそれぞれの家で展示したものだった。

 

 でも、近年は過疎と高齢化によるものか、展示の方法も変わってきたし、展示場所も減ってきたように感じた。

 

 こういう懐かしいラジオやテレビを並べたり・・・

 

 こういう骨董品を並べたお店もあるし・・・

 

 こうした石を積み上げ、貼り付けた精巧なひな人形まで登場した。この地には戦国時代後期の天正15年に生駒親正が引田城を築いたことがある。そのことを表現してあるとのこと。

 

 はまぐりとわけぎの飾り物。ともに子孫繁栄を願ってのものらしい。

 

 お昼は、かきあげうどん、450円を食べた。昨年はおいしいと思ったが、今回の感想はない。ま、開店直後だったからかも知れない。今日は全体の雰囲気を感じるために行ったようなもの。

 

 帰り道、湊川の土手沿いを走ってみた。木によってはきれいに咲いているものもあるが、全体的にはまだまだつぼみが多かった。

 

 早くも「お花見」をしている家族連れがあった。

 

  今日の掲示板はこれ。「まっすぐな木はまっすぐ使え 曲がった木は曲がったまま生かせ」という、いつもの荒了寛さんの言葉から。大工さんの基本中の基本の言葉。「上下を逆にはするな 木目を生かせ」。それは人間にも同じだろうし、金属でも同じ事かも知れない。しかし、世の中には不遇な人がいるもので、曲がった木は役に立たぬと捨てられてしまう。二宮忠八もその一人。「戦時中だから・・」と、言われ、「衛生兵の考えることではない」と却下もされた。ようやくに自費で飛行機を作り上げた時、すでにライト兄弟に先を越されていた。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


ひなまつり 昔の名前で 呼んでいる

2015年02月28日 | ひなまつり

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れている。気温は1度から8度、湿度は72%から56%、風は1mから3mの南南西の風が少しばかり。春のような気候になった。明日の3月1日は、四国沖を通過する低気圧の影響で、夕方にかけて雨が降る見込みなのだとか。

 

 これらが私の作った本の一部で「和綴じ」によるもの。上の方に、一部、洋綴じのものも入っているが、これは最近の物。

 

 今度、取り入れたのが簡易製本機の「とじ太くん3000」。

 

 専用のホルダーに挟んで、ここにセットせるだけ・・・。

 

 こういう本ができあがる。事務用ファイルとか提案書とかならばいいのだが、どうにも私の作る本の体裁としては味気ない気がする。他のタイプの専用ホルダーもあるみたいなので探してみなければ・・・。

 

 さて、今日も東かがわ市ひけたの「ひけたひなまつり」に出かけてみた。さすがに土曜日と言うことで人出が多い。

 

 今日のお昼はここになった。かめびし屋さんという醤油屋さん。お店に入るとこうじの匂いが漂っている。

 

 お店の中はこんな感じ。ここもセミセルフ。券売機で食券を買って、カウンターで注文して、できあがった麺をいただいて、好きな席について食べる。食べ終わったら食器を返却しておしまい。

 

 メニューは多くはないが、ここに来たらこれだということで、「もろみうどん」。このもろみをうどんに搦めて食べるもの。醤油うどんより、少し味がしっかりとしている。

 

 さすがに土曜日だということで人出がすごい。こんなにすごいのだから、誰かに逢っても分からないだろうと思っているのに、「きーーーむちゃん!」という声が。そんな風に呼ばれるのは久しぶり。振り向けば、昔の電話局の同僚ではないか。

 

 中学から・・・30歳台くらいまでは、「きむら」の「キムちゃん」だった。その後は「まほろばさん」だったが、近年は坊さんの名前の「暁光さん」になっているが、「まほろば工房」の「まほろば」が依然として根強い。

 

 「こまめちゃん」とこの雛飾りも健在だった。

 

 これは最近のおひなさんらしい。豪華さがひときわ違う。

 

 今日の掲示板はこれ。「人の世は あせらず あわてず あきらめず」というもの。この言葉、あちこちのお寺の掲示板にあるのだけれど、どなたの言葉かわからない。商売のコツ、営業のコツみたいな言葉だけれど、お寺の掲示板にあるのだから、人生のコツというか、生き方のコツにも通じる言葉なのだろう。

 

じゃぁ、また、明日、逢えるといいね。


紅梅が 精一杯に 手を伸ばす

2015年02月14日 | ひなまつり

 さぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れていた。気温は1度から11度、湿度は63%から48%、風は3mから4mの西の風が少しばかり。明日の15日は、高気圧に覆われて晴れるのだが、気圧の谷や湿った空気の影響で、夕方からは雲が広がる見込みらしい。 

  

 「今日は天気がいいから、お土産を配ってきてよ・・・」と奥方が言うので、行くことにした。行かないと、「すぐに出かけたくなるくせに・・・」とかなんとか言われるのがオチだ。

 

 弟二人に、京都のお漬け物の「京都限定版」のお土産。これは日持ちしないので、早くに届けないといけないとかで・・・。そういうことで、木田郡三木町経由、丸亀市から高松市まで行って帰ったら、お昼を過ぎてしまっていた。

 

 で、どこかで何かを食べなければ・・と、東かがわ市の国道11号線を走っていたら・・・

 

 あの、「権平(ごんぺい)うどん」の跡地に、新しいうどん屋さんができている。見れば、「マルタツうどん」の文字が・・・。でも、通り過ぎてしまったので、次回にでも・・。その後、「宮川うどん」の前を通ると・・・閉まっている。土曜日の13時前だというのに・・・。あれれ・・・。

 

 旧の引田小学校のグラウンド跡地は、「井筒屋敷の駐車場」になっていた。そこで、ここに車を停めて、歩いて井筒屋敷に行ってみた。

 

 井筒屋敷というのは、江戸時代から醤油や酒を造っていた商家のお屋敷で、旧佐野邸であった。平成九年頃からは、旧井筒屋に住む人はなく空家となり、建物の傷みも目だって、存在すら危ぶまれる状況となっていた。「貴重な財産をなんとかしたい」という住民からの請願により、平成十三年末に、旧引田町は本宅・倉庫部分の家屋敷を取得することになった。市では旧井筒屋を歴史的な古い町並み景観を活かした観光交流の拠点とし、地域経済の活性化及び地域文化の継承を図ることを目的に再生・創造の改修事業を行ったのだという。

 

 今は、2月27日から3月3日までの「引田ひなまつり」の前哨戦として、母屋内部で、雛人形展をやっている。

 

 これが、この町で飾られていた「引田飾り」というもの。女の子の初めての誕生日の「初節句」には、一番広い部屋に、こうした雛飾りを飾ることが流行した。戦後の昭和40年代から60年代頃までだっただろうか。だんだんと派手になりすぎたので、やまってしまたと聞いたことがある。

 

 それを平成14年だかに、保存されている古いお雛さんを町中に飾ろうということで始まった「引田ひなまつり」も、今年で13回目になるという。

 

 こうした江戸時代のお雛さんも展示されているし、百歳雛という珍しいものもある。

 

 雛道具だって、こんなに大きなかまどまであるのだから貴重な物。

 

 今日も、どこかのテレビ局が取材に来ていたので、私は早々に引き上げた。

 

 いつもの赤松先生のお寺にあった掲示板はこれ。「耐えてこそ 蕾ふくらむ 梅の花」というもの。「寒中でも色あせず花開く」は、少し前の朝ドラ、「梅ちゃん先生」の梅子の名前の由来であったが、梅の花は、辛い時期に耐えて幸せを迎える象徴なのでもあるらしい。しかし、この言葉、人生の応援歌でもあるような気がする。耐え忍ぶ時期が、その後の実りを生む。そんな香りのすることばであった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


日陰から 明日を見上げる ふきのとう

2014年03月03日 | ひなまつり

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、ときおり曇ったりもしていた。気温は5度から8度、湿度は82%から49%。風は北北西の風が5mから3m程度。明日の4日は、高気圧に覆われて晴れるらしいが、気圧の谷や湿った空気の影響で、午後は次第に雲が広がり、夜遅くには雨となる見込みとか。落ち着かない毎日が続くことよ。

 

 さて、例の「英国士官レキ研究会」の資料が完成(?)したので、配布用資料とともにusbメモリーで郵送した。メールで送信して欲しいと云われていたのだが、通信エラーで送信できずに、二等分にしたり、三等分にしたが、やはり大きすぎたのか送れない。パワーポイントは画像が多いために重くなってしまうのかも。せっかく光になったのだからと頑張ってやってみたがあかんかった・・・。

 

 で、今日はH(Hiketa)I(ichimatsu)N(Ningyou)48総選挙のセンター発表会だというのでのぞいてきた。トップは41番さんだった。私の投票した45番さんは全くの番外だったようで・・・。

 

 今年は「かかし」も展示されていてカメラマンが集まっていた。そうそう、「カメラ女子」というのも多かった。この「かかし人形」は徳島県で盛んになって、さぬきの地でもあちらこちらで展示されるようになった。

 

 昨年からかな、金魚びなが登場したのは。金魚びな・・・と云うても、金魚の泳いでいる水槽の前にひな人形を並べただけのものだが、案外と評判だったようで・・・。

 

 ということで、今日はここの模擬店でのおうどんになった。毎年、お店の数が増えてきているし、商品の数も多くなってきたように思う。

 

 で、一番安い「かけうどん」でも・・・と思って入ったら、この「ひなうどん」が最低で350円だった。このお雛さん模様のかまぼこと、ひなあられが入っているようなもの。このおひなさん用のトッピングで50円アップなんだ。

  

 ということで、東かがわ市の「ひけた・ひなまつり」は今日でおしまい。また、来年ってことになる。

 

 これが、この「引田:ひけた」の名物の「うずまき」というお菓子。さほど甘くなくてあっさり系なのだというが、どうにも手が出ない。普段には、「讃州井筒屋敷」で販売されているのだとか。

 

 もう、そろそろかなぁと、東かがわ市の湊川沿いに植えられている「川津桜」を見てきたが、」まだまだ蕾の状態。かろうじて見つけた1本だけに少しだけ花びらが開いていた。まだまだ寒いっていうことかな。

 

 午後からは、東かがわ市の五名(ごみょう)地区に行って、ふきのとうを探してみたが、寒いせいなのか全く、眼につかなかった。それでもあちらこちらへと走り回って、眼のトレーニング。ここ数日、パソコン作業をやっているせいで眼がおかしくなっている。それで野山を見て、視力の回復でも・・・と考えて。山裾や道路脇にある、かすかな黄緑色の「ふきのとう」を見つける・・・。

 

 それでも、1時間ほどで今夜のおかずくらいにはなった・・・。

 

 ゴミや荒皮などの掃除をすると、めっきりと少なくなったけれど・・・。

 

 ということで、背中におぶさっていたお荷物の二つが片付いた。一つは発表用原稿の完成と、配布用資料の提出。あとは、何回かリハーサルをやって、時間調整をすればいい。70枚もの電子紙芝居を1時間半で説明できるか・・・ってことだな。

 

 今日の掲示板はこれ。「同じことでも 「なんだ、これしかできない」と不満に思う人 「これだけはできた」と喜ぶ人 喜ぶ人が幸せへ」というもの。「3歩しか歩けない」と嘆くのか、「3歩も歩けた」と喜ぶかの違い。それが人生には大きなことで、1,000Kmしか歩けないのか、1,000Kmも歩けたと喜ぶのかみたいな差になって来る。人生は、そんな少しの差が大きな喜びに実って来るものだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


梅咲いて 明日の予定が できあがる

2012年03月03日 | ひなまつり

 今日は暖かい春の陽気になった・・・。で、ふき味噌に入れるチリメンジャコと、缶ビール二ケース、灯油40㍑を買って来るように言われて家を出た・・・。

 

 毎年のことで、ブロ友のこまめちゃんちに行く予定もあったもので、またも引田の町に出かけた。

 で、毎回、かめびし屋でもあるまいと、模擬店のうどんでも食べてみようと・・、ここに寄った。

 

 と言うても、こんなお店がある訳ではない。どこかの駐車場を利用しての模擬店である。

 

 このはちまきのお兄さんがタケダさんらしい。うどん作りに凝っていて、こだわりの麺を自分で打って、自分でゆがいている。もちろん、お出汁もこのタケダさんが作ったもの。

 

 これは・・・きつねうどん(かけうどん:250円+あげ:100円)の350円。まるで、プロの味で、麺はプロ級。そこいらのセルフのお店よりもなめらかでおいしい・・・。さすが!と思った。

 

 この人・・・、有名人らしい。テレビにも時々出る。名前は思い出せないが行く先々で握手攻めになっている。私も握手されたが・・・たぶん・・政治家さんだと思う・・・。

 

 で、こまめちゃんからメールが入ったので、おうちを訪問、ふきのとうをようやくに手渡すことができた・・・。その後、中山海産さんでちりめんじゃこを買って・・・。

 私も十年間、ここに通って、ほぼ、雛祭り期間中・・・歩き回ったので、ボランティアガイドができそうなくらいになった。そこで、今日のうんちくだけれど・・。

  

 おひなさんと言えば、これが基本スタイル。これは新しいけれど、古式風のおひなさん。お内裏さんが向かって右にいる。で、三人官女・・・。この三人の中に既婚者が一人いる。それは誰だ?

 

 先のものは真ん中が立っているし、最近の物は真ん中が座っている・・・。実は・・この真ん中の人が既婚者。

 

  クローズアップすれば、こうなる・・・。そう、眉毛がないのだ。それと、お歯黒なんだが、おひなさんの場合には・・お歯黒まではやってないらしい・・・。

 

 それと、これ・・。七段飾りの五段目にいる・・「仕丁」という役職の方・・・。沓(くつ)とか槍とかを持っている従者みたいな人たち。普通は足をくずしたり気楽な格好をしているが、この三人は・・・「泣き上戸」、「笑い上戸」、「怒り上戸」の三上戸なのだ・・・。

 

 この子供達の着物姿・・・。このイベントの中でも有名な「いちま行列」というもの・・。それが・・・今の人には分からない・・・。実は・・「市松人形行列」という意味の行列なのだが、「市松人形」を「いちまさん」と呼ぶ、この地方の言葉が分からなくては理解できないというもの・・。

 

 そんなんで、今日の掲示板はお休み・・・。今夜は・・・ゆっくりとするけんね・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


行き詰まる 想い新たに 蕗の薹

2012年03月02日 | ひなまつり

 朝方は雨になった・・・。午後からは晴れるという予報だったが、1日中・・・曇ったまんまだった。

 

 「ひな飾りに、ワケギとはまぐりを飾るのはどうしてですか?」というお問い合わせをいただく・・・。その理由は知っているのだが、これという画像がないので、またも引田(ひけた)の町に行ってきた。

 

 昨日に採ってきたふきのとうを・・・中山海産さんに届ける意味もあったし・・・。

 

 ここでチリメンジャコを買って、フキ味噌に混ぜたことから、おひなさんの期間だけにお会いする方だ・・・。

 

 で、肝心のひな飾りだが、これが・・・「わけぎとはまぐり」の飾り物・・・。緑色のものがわけぎのネギの部分。その前の白い物は根っこの部分を上下逆にさしてある。で、先端を十字に裂いてある。これがやがてには花びらのように開いてくる。先頭の写真も参照のこと。

  

 で、このワケギは、ツンと香るそのにおいで邪気を追い払うとされ、さらに、一本の株から20~30本に増えることから、子孫繁栄を意味するものだという。

 一方、はまぐりの方は、貝合わせのように、ぴったりとくっつくように一対が合うことから夫婦和合の象徴であり、また、口をしっかりと閉めて、家庭を守り、大きく育つように・・という意味がある。

 

  で、ここに来たらば、ここに行かなくては・・・ということで、「かめびし屋」になった。この期間中・・・模擬店みたいな出店として4カ所ほどでおうどんが食べられるのだが、やはり・・本職のおうどんがいいかなぁと思うし、普段にはやっていないお店だからと・・・。

  

 で、今回は・・・「しょうゆうどん」を注文した。これまた、400円で、店に入った右手にある券売機で食券を買う。この時期には「ひなまつり定食」というのがあるが、箱寿司みたいな四角いお寿司とのセットだから食べきれないので、単品で注文した。

 

 ま、普通の麺をどんぶりに入れてくれて、漬け物はサービスだとか。ネギ、おろしダイコン、ショウガはフリートッピング。醤油は卓上にある醤油をお好みで選んでかけて食べる。ここは醤油屋さんだから、濃厚なお醤油が用意されている。

 

 このほかに、紙パックに入った、「だし醤油」も置いてある。

 

 少しだけしょうゆを回したらこんな風になった・・・。「こんだけ?」と思うかも知れないけれど、この程度でちょうどいい量で、残った醤油もすんなりと飲める。無添加だからだそうだ・・・。

 

 食後はおなかごなし・・・ということで、そのあたりを歩いてみた・・・。ま、ひなかざりも多種多様というところだ。そうそう・・・、しわく廣島のおばちゃん数名にお会いした。まさか、こんなところで会うとはねぇ・・・。ま、そんだけ、ここも有名になったってことか。

 

 ここは・・・「はぎの商店」店先に・・・昔懐かしい品物を展示してある。まるで、「三丁目の夕日」的なお店。でも・・・、ここもお店を閉めたみたいで、お土産用の食品を売ってるばかりだった・・・。

 

 これは・・・「ももやま鮮魚店」。水槽の向こうに親王雛を置いてあるだけなのだが、まるで、海の中におひなさんがいる感じで、案外と好評なスポット・・・。

 その後は・・・我が家の旧宅付近に向かって走って・・・。

 

 ふっと、気がついたらば、こんなに大きくなってしまっていた・・・。今年は寒いから・・・ふきのとうは出ない・・・と思っていたら、ある所にはあるもんだ・・・。

 

 これが・・・今夜のおかずになる・・・。

 

 今日の掲示はこれ・・・。全く・・・その通り。単純明快な安田先生の一言。

 この私の人生は、誰のせいでもない、この私のせいなのだ。誰が悪くて、誰が良くて・・・ではない。社会が悪いのでもない。政治が悪いのでもない。一重に、この私の思いのせいなのだ・・・。人生が行き詰まるのではない。この、自分の思いが行き詰まるだけのことだ・・・。

 

じゃぁ、明日、また、会えるといいね。


ふきのとう やっと目覚めた 弥生の野

2012年03月01日 | ひなまつり

 今日は比較的に暖かくなった。空は曇っていたし、風はないし・・・。気温も7度~10度もあって、昼間には13度まで上がってきた。

 

 今日は・・・借りていた本を返却するために、高松市林町にある「県立図書館」に行ってきた。いや、別に今日でもなくても良かったのだけれど、レキ墓研究も行き詰まったし、さしあたって、何をする予定もないものだから・・・と。安易な発想だけれど・・・。

 

 正面に見えているかまぼこ形の建物は「文書館」で、図書館はこの手前側に似たような建物があって、一階は図書室で、二階、三階は書庫になっている。貴重な本や資料などが保管されているらしい・・・。

 

 で、借りていた・・・「仲多度郡史」や「丸亀市史」などの本を返却して、新たに・・「燈台」、「幕末の蒸気船物語」、「海の信号旗」の三冊を借りてきた・・・。

 その後・・・、高松市南部に向かった・・・。

 

 その途中・・・「さか枝製麺所・仏生山店」に寄った。「さかえだ・せいめんしょ・ぶっしょうざん・みせ」と読む。ここも名前は製麺所だが、実際は「セルフ」のお店。ハローズという商業施設の敷地内にあるお店だ。

 

 さすがに・・・3月に入ったということで、「しっぽくうどん」の上には「終了しました」の張り紙が・・・。仕方がないので、この「肉ぶっかけ小の温いん」を注文した。380円だった・・・。

 普通のおうどんには、ネギ・わかめ・おろしショウガ・天かすがフリートッピングだが、ぶっかけメニューには、さらに・・おろしダイコンとレモンがトッピングできる。

 

 左で注文して、サイドメニュー(天ぷら類・ご飯ものなど)を選んで・・・真ん中で麺を受け取って、お会計をして、右の方でトッピングする・・・。

 その後・・・高松市南部の塩江町に向かって走り・・・「ふきのとう」探しに行った。

 

 昨日・・・引田ひなまつりに行ったのだが、毎年、おみやげに持って行く「ふきのとう」が見当たらずに、手ぶらで行った。こまめちゃんちにも、中山海産さんちにも毎年のお土産が届けられなかった・・・。

 ところが、我が家には大きなふきのとうがあって、けいこばぁがふき味噌にしてくれたのだ。それでは・・・ということで出かけてみた・・・という訳だ。

 

 で、まぁ、二人分くらいのふきのとうは見つかったので、土曜日にでもお届け予定・・・・。やっぱり、今年は寒かったせいか・・・まだまだ・・小指みたいなものが多かった・・・。

 

 午後からは・・・晴れ間も出てきたものだから、またも・・引田に行ってみた・・・。相変わらず・・・平日だから・・人出は少ない。ま、おばちゃまなんぞがお土産を探しに歩いているようなもの・・・。

 

 これは・・・さぬきの「奉公さん」という張り子の人形・・・。宮内フサ」さんというおばあさんが作っていたもの・・・。その後も引き継がれて作り続けられている。

 

 最近は、こうした小物で新しい感覚の置物が好まれるようになったらしい。このごろの住宅では置き場に困るし、保管するにも困るらしい・・・。

 

 でも、やはり、こうした古式な雛人形もしっかりと守り継がれているのもうれしい・・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


まだつぼみ 桃の開花が 間に合わず

2012年02月29日 | ひなまつり

 朝、目覚めると・・・うっすらと白くなっていた。やはり・・・雪になったようだ。

 

 でも、8時半近くになると・・・その淡雪も消えてしまった。今日は四年に一度の・・・2月29日。おまけの1日だが、サラリーマンにとっては余分な1日かも知れない。

 

 と、言うことで、恒例になった「引田(ひけた)ひなまつり」をのぞいてきた。今年は10周年記念の年だというので、「どんなんかなぁ~」ということで、様子を見てきたということだ。このひなまつりも最初から見てきたが、昨年はすごい人出で・・・すごいことになったなぁ・・と思ったものだった・・。

 

 今年はこういう丸いおせんべいみたいな飾りが目に付いた。あちらにも、こちらにも・・こういう飾りが下がっている・・・。

 

 今日は平日ともあってか、人出も少なく、出店の数も少ないかなぁ・・と思うような静かなおまつり・・・。今週末の土曜・日曜あたりには、どっと見物客が押し寄せるのかもしれないけれど。

 

 ま、毎年・毎年になると、そう、代わり映えもしなくなって・・・、同じおうちには同じようなおひなさんが並ぶわけで・・・。ま、配置を換えたり、置物を変えたりとアレンジはやっているみたいだけれど。

 

 これはこまめちゃんところにあったものかな・・。少しばかり変わった集めてきたのだが・・。

 

 これは・・・白寿雛・・・。白寿(99歳)を迎えた親に、こどもから贈るものだとか・・・。

 で、今日のお昼はここになった・・・。

 

 メイン会場となっている「讃州井筒屋敷」のおとなりにある・・・ベンガラ壁で有名な「かめびし屋」という醤油工場がやっているうどん屋さん。このあたりからでも強烈な「もろみ」の香りが流れてくる。

 

 で、この野菜の下にある黒い物が・・・・「もろみ」で、これを出汁に溶かせて食べる「もろみうどん」で400円。ちょっと、もろみの味が濃いかなぁと思ったが、全部飲み干してしまうほどにまろやかな味だった・・・。ここは平日はお休みだが、こうしたイベントがある時には営業をしている。

 

 体中にもろみ臭さがしみつくようなお店だが、雰囲気があって楽しいので、一度はどうぞ。

  

 これが・・・この地方特有の「ひけた・ひなかざり」。この雛飾りで十畳間がいっぱいになってしまう。こういうひなかざりが・・・76軒の民家や商店の店先に飾られている。

  その合間に・・・おうどんやお寿司、海産物などの出店が元気な声で呼び込みをしている。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


花冷えの うどんの味に 店の客

2011年03月02日 | ひなまつり

 今日も冷たい風の流れる薄曇りの一日になった。

 朝の間は・・ホームページの更新(リンク切れの修正やらメニューの書き換えとか・・)をやっていたら、けいこばぁが携帯電話を忘れて出かけたみたいで、メール着信がにぎやかだ・・。「これはいけない・・」と、携帯電話を施設まで届けることになった・・。

 

 で、ものはついでだし、天候も晴れて来たようだから・・・東かがわ市引田に行ってみた。旧の大川東高校跡地が引田小学校・引田中学校に改装されている。その・・工事中の運動場が「ひなまつり用臨時駐車場」になっている・・。そこに車を置いて・・旧街道の商店街に入る・・・。

 

 で、朝食代わりのおうどん。ここは・・・200円。おなかがすいていたのでおいしかった。この少量というのが物足りなさが残って・・さもおいしいと思わせている・・。いや、確かにお出汁は上品でくせがなくておいしい・・。麺も・・どこかのスーパーで買ったのかも知れないけれど、そこに卸している製麺所があるはず・・・。やわらかくなくて、上品な麺だった・・・。ものの・・一分たらずで食べてしまった・・・。

 

 このおひなさん・・、普通のおひなさんと違って男女が逆やね。わざとだろうか・・。江戸時代の物とかと書いてあったようだけれど・・。

 

 ここは・・・西洋風のおひなさん・・・。三人官女も五人囃子も・・三上戸も・・みんな、こうした西洋風の陶器みたいなひな人形になっている・・。

 

 ここは・・魚屋さん・・・。水槽の向こう側にお内裏様が置いてあるから、こんな風に見える・・。おひなさんが水槽の中にあるわけではない・・。泳いでいるのは・・タイだ・・。

 

 こうしたおひなさんの飾り付けの中に、こうしたものがある・・。わけぎ・・は、分けつするし、切っても切っても生えて来ることから、「子孫繁栄」の願いが込められているし、根本の「はまぐり」は・・「しっかりと家族を締めて守る」という意味らしい・・・。

 今日も天候は良くはないのだけれど、まぁ・・・大勢の中高年の男女がうじゃうじゃ・・。私もその内の一人か・・・。杖をついたり、手押し車やら車いすに乗った人やらが大勢・・・。「あれ、買うかい」「あれ、もらおう」「あれ、食べよう・・」と、賑やかなことだ・・。

 

 で、メイン会場の井筒屋敷に行くと・・・おうどんも250円になり、こんな小さな揚げが乗っただけで・・「きつねうどん350円」になる・・。ま、しようがないので・・これを注文した・・。麺は柔らかいが・・お出汁はおいしいと思った・・。

 

 たかが・・おひなさんだけれど、これだけ・・70数カ所のおひなさんを見ると・・・「されど、おひなさん」だなぁと思った・・。だから・・・なんでもないような、大根とかほうれんそうやねぎ、わけぎなんぞも飛ぶように売れる・・・。イリコやかえりちりめん、干物はもひろん、ポップコーンからコーヒーまで、なんでも商売になるものだ。

 

 食後は・・絵手紙講座を少しばかり見学した・・・。やはり・・文字がやさしくないとね。私は文字で・・絵手紙が壊れてしまう・・。だからと言ってお習字の練習をやろうとは思わない・・・。いまさら・・・ねぇ・・。

 その後・・・我が家の近くを走ったら・・・、あれれ・・・、ふきのとうが大きく伸びていた。

 

 こう、伸びてしまうと・・・天ぷらにでもしようかね。ららこさんにでもあげたらいいのだけれど、どうしたものだか・・。

 

 あんまり・・伸びすぎたふきのとうは・・・天ぷらで軽く揚げてから食べるしかないかね・・。でも、生えていないところは生えていないのだ・・・。いつも生えている場所なんだけれど・・。そこが、ふきのとうの不思議さだね。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


雛に寄せ 気分はすっかりと 山頭火

2011年02月28日 | ひなまつり

 全国的に今日は雨になったらしい・・・。でも・・・そんなには降らないだろうと思い込んで・・今日は屋島に向かった・・・。屋島山麓にある民家園の「四国村」に、この時期・・・ひな人形が飾られている。ま、ひな人形が見たい・・・て訳ではなくて、「待息所」という建物を見るのが主な目的だった・・・。

 

 ここにある小豆島農村歌舞伎舞台いっぱいに・・・ひな人形が飾ってある。新しい物からふるいものまでさまざま・・・。

 

 ざっと見ただけでも十八組くらいはあったように思う・・・。その外の民家にも・・・ひっそりと、こっそりと・・雛飾りがさりげなく置いてある・・・。人影のない古民家に・・・落ち着いた雛飾りが置いてある・・・。

 

 この橋を渡った先にあるのが、小豆島農村歌舞伎小屋を移転復元したのが先の舞台だ・・・。

  ここには、山下家住宅とか河野家住宅とか、砂糖締め小屋とか、こうぞ蒸し小屋とか・・四国各地から集められた文化財級の建物が移築・保管・公開されている。

 

 私がここに来るのは、この「待息所」を調べるためというのが一つの目的。「待息所」というのは、灯台守の住居兼事務所みたいなもの。イギリス人技師が設計したようで、内部はヨーロッパ調で、ピアノがあったり、暖炉があったり、西洋風の家具が置いてあったりする。

 

 こういう灯台も移築復元されている。過酷な島での生活に耐えられるように堅固な作りになっているのが興味深い。

 そして、もう、ひとつ、私が着目しているのが「囲炉裏:いろり」。昔の山奥には電気が来なかった。だから、囲炉裏は照明装置でもあり、暖房器具でもあり、煮炊きをする道具ということで、とても大切な物だった・・。石器時代から・・・人々の暮らしを支えてきたのが囲炉裏だった・・。まさに「トイレの神様」ならぬ「囲炉裏の神様」を大切にしたそうだ・・。

 

 さすがに・・私の家には囲炉裏はなかったが、火の持つ暖かさと優しさは・・今でも恋しいと思う・・。

 

 こういう囲炉裏が・・そこかしこの住宅には残されている。我が家にも・・こうした囲炉裏が欲しいのだけれど、最近の家は密閉されているので、へたをすると一酸化炭素中毒になってしまうので、山の旧宅に置いたまんまだ。

 

 それと、もう一つは四季おりおりの花々を見ることができる。今は梅や水仙や椿などが見えていた・・。そうそう、今日は・・・ウグイスの声も聞いた・・・。ホケ・ホケキュン~・・みたいな、まだまだ・・たどたどしいウグイスの鳴き声だった・・・。

 

 今日は天気が悪いせいか・・誰一人として歩いていない。こういう風景もまた、なぜか懐かしい・・・。

 待息所あたりから小雨が本降りになり、デジイチとコンデジをぬらさぬように坂道を滑るように山をくだって、車までたどり着いた・・・。上はヤッケ姿だったのだが、下はジャージだけだから・・しっかりと濡れた。

 

 しばらく・・・車の中で暖房であたたまり・・・濡れたものを少しばかり乾かしてから・・・うどん屋さんに駆け込んだ・・・。熱い釜あげうどんを食べて身体の中から温めようと思った。

 そ、ご存じ・・「本家わら家」さんだ・・。ま、四国村に来たのだから・・・おみやげみたいなもんだな・・。

 

 これが・・・「釜あげ小」で、右がつけ出汁の入った・・あつあつのとっくり・・。重いくらいに入っている。いくらなんでも、こんなにたくさんはいらないと思うが・・・。ま、冷めにくいのは冷めにくいんだろうけれど。

 おうどんの左がお出汁用の容器。その左がおろしショウガ。上の白いのがお茶用のお湯飲み。どんぶりの上にあるのがおねぎ・・。これでワンセット。お値段はこれのみで、410円。少しばかり値上げになってた・・。

 

 東京から来たという若者が感激したように・・・「これは最高ぉぉ・・」と感激をしていたが、讃岐にはもっとおいしいものがあるぞぉ・・・と、心の中でつぶやいていた。なんか、今日の麺は・・芯が残っているような感じだったけれど、お兄さん、分かったかいね・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


男には わからぬにおいの ひなまつり

2011年02月27日 | ひなまつり

 今日も春めいて暖かな一日になった・・・。少しずつ、少しずつ・・・春の足音が近づいてくる・・・。

 さてだ・・・。今日から・・ご案内の通り・・・「引田ひなまつり」が始まるのだけれど・・・、そこに叔父さんのご法事が飛び込んできた・・。というても、突然に飛び込んだ訳ではなくて、奥方が・・・うまく私に伝達していなかったってことだ。二十七日と二十一日とを取り違えて記憶してしまったためだった・・・。

 

 ま、仕方が無いから・・・五条袈裟持参で叔父さんの三回忌法要のお勤めをさせていただいた。三部経のお勤めで・・・休憩を挟んでも二時間ほどのお勤めになる・・・。この七条袈裟のお坊さんが檀那寺さん・・・。

 お勤めが終わると・・私は退席させて頂いて・・東かがわ市引田に向かった・・・。今年の引田ひな祭りの日曜日は今日だけ・・・。だから・・・こまめちゃんとか、ひめみかんさんとお会いできるのも今日だけ・・・ということで東かがわ市に向かったってことだ。

 

 こういう・・・ひなまつりが見たいってことではない・・。このひなまつりが、いつから始まったのかは覚えていないけれど、けっこう、長い間・・通っているなぁ・・とは思う・・。手元の資料を探してみたら、「第九回」って書いてあるから・・・今年で九年目ってことだな・・。もう、そんなになるのか・・。

 

 最初は・・・井筒屋敷だけのひなまつりだったものが・・・町に広まり・・・今年は・・・70余のおうちにまで拡大された・・。文字通り・・・引田の町全体が・・・お雛飾りで埋め尽くされている。もちろん、その間には・・町おこしのための海産物を売るお店とか、食品を売るお店やら、うどん屋さんとかたこ焼き屋さんとか・・。

 

 これは最近のおひなさんらしくて・・重厚な作りになっている・・。お雛さんの歴史なども充分に肌で感じ取ることができる・・。

 

 今日は日曜日だから・・保育園のこどもたちもおひなさん行列だ・・・。親御さんのほうが喜んでいるみたいだった・・。

 ご法事は・・・十時から十二時まで。その後、お墓参りをして、その後、料理屋さんでお食事だったらしいのだけれど、私は読経が終わると失礼したものだから・・・おなかが鳴る鳴る・・・。

 

 で、200円のおうどんを食べようとテントに入ったら・・「並んで下さい!」と言われたので、並んでまで食べたくないものだから・・しばらく歩いて・・・250円のお店でも同じように並べ・・・と言われて・・・。結局・・・300円のお店も素通りして・・・逆戻りして・・・午後の二時過ぎになって・・・ようやく・・200円のおうどんにありついた。なかなかにおうどんを食べるのも辛抱がいるね・・。

  

 なんだかねぇ・・・。まぁ・・、最初で最後の日曜日だから・・大混雑・・・。こういう賑やかさ、喧噪・・人の声が苦手だから・・・早々に・・こういう場所を後にした・・・。

 

 主催者にはうれしい賑わいだろうし、お客様にすれば・・大勢の人がいればうれしいのだろうけれど・・・、こういう煩わしさは苦手なんだ・・私。

  

 こういう・・おひなさんがいいね・・。神社の参道にある灯籠にそっと置いてあったおひなさん・・。

 ま、サービスで・・・、こういうショットも・・。

 

 きっと、親子なんだろうね。手前が娘さんかな・・・。

 

 これが・・・ブロ友のこまめちゃんちのおひなさん・・。こまめちゃんにも会えて、ふきのとうをお渡ししてきた・・・。たなばたさんみたいに、おひなさんの時にしか会えない人だな・・・。

 一方、ひめみかんさんにも会えて・・ふきのとうをお渡しできた・・・。年に一度の顔合わせ・・・。おひなさん時だけのお友達みたいなもの・・・。

 

 前から何度も書いているけれど、「引田ひなかざり」というのはこういうもの。おうちの一番にいいお部屋に七段飾りを飾って、その左右に市松人形並べて、部屋中をお雛さんで飾り付ける。家族は台所とか廊下で寝たりするそうだ。私が若い頃には、そのために電話機を・・・二階とか隠居部屋とかに移転する風習があった。

 でも・・、だんだんと派手になるのはいかがなものか・・ということで、しばらくはそういう風習をやめてしまった。でも、町おこしということで、九年前から・・その「引田ひなまつり」を復活させようということで再開したものらしい・・・。

 その後は・・・明日からでも・・・ゆっくりと報告することにして・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


遠き日は 遠きままなり 雛人形

2010年03月03日 | ひなまつり

 今日は三月三日のおひな様の日だが・・、なんとなく気分的に空気が冷たい・・・。冷え冷えとする気温・・。三寒四温なのかなぁと思うような朝になった・・・。

 

 ようやくに・・ノートパソコンの完全復旧が終わった・・・。以前よりも精鋭のソフトやらアプリケーションを搭載したような気がする・・・。

 それはさておき・・、今日はけいこばぁがお休みだというので・・おひな様のお片付けだと・・・。

 

 娘は・・とっくに嫁に行ったのだから、慌てて片付けなくてもいいようなものなんだけれど、いつかは片付けないとあかんのだから・・ということで、二人が揃っている間に片付けてしまいたいのだとか・・・。それもそうだと・・・おひな様を片付けた。

 その後、昼食は・・うどん屋だ・・。奥方も・・・手抜きをするようになって、私がいると・・「うどんを食べに行きたい・・」というのだから困ってしまう・・・。

 で、出汁昆布をサービスに無料でいただけるかも知れない・・・というお店に行った。ふきのとうと出汁昆布を一緒に煮るとおいしくなるとかで・・・。これが・・さぬき市志度の「源内うどん」だ。

 

 その・・サービスの出汁昆布をもらうために・・、このうどん屋さんに行ったのだけれど、おうどんができる間を待っているいるうちに、関西系の若者数人の団体客が・・・あっという間に・・その出汁昆布を持ち帰ってしまって・・・、けいこばぁの手には・・・残らなかった・・・。

 

 どだい・・、そういう不埒な気持ちでおうどんを食べに来ること自体がおかしいやろ・・。

 私は・・マイペースで・・、今日はカレーうどんを注文した。これで・・700円だからお安くはない・・・。けいこばぁは・・・一番安いかけうどんを頼んだのだけれど、それでも、400円だからね。それで、出汁昆布がもらえないとなると、「私は何のためにここまで来たの?・・」だって・・。そういう発想自体がおかしいと思うのだけれど・・・。

 

 その後・・・いつものパターンで・・銀行・JP(郵便局)・JA(農協)を回って、その後、新鮮市場きむら(と言うても、わからんと思うけれど)で・・・夕食の食材の買い物・・。ま、体のいい・・「アッシー君(古いかなぁ)」やね。ま、いい・・運転手なわけだ。

 

 で、その後だ・・。私の四月からの健康保険をどうするかという・・問題の処理になった。今は・・・前の会社の・・・「臨時継続」ということで、電話会社の保険を継続している。つまりは、給料が高すぎたために、他の保険に入るとまずい・・みたいなことで、一年間は・・継続保険ということにしてきたが、四月からは・・今度は保険料が高くなるので、国保か奥方の厚生保険かに切り替えるのがいいそうだ。

 

 で、奥方のほうの保険に入れてもらおうとしたが、収入が多いということで断られた。収入なんぞないのだけれど、前年までの給与とかの証明があるもので・・・だめ!・・・。

 で、国保に入るしかないということで、市役所で相談してきた・・・。医療費に関することやから、保険証がないことには困ってしまう・・。そんなこんなで・・ばたばたした一日になった・・・。 でも、一歩、一歩と・・物事を片付けながらの一日にはなったかなぁと思った・・。

  

 さて、今月の二十日の土曜日に、讃岐龍馬会塩飽社中の総会が行われるらしい。その席で、「咸臨丸と塩飽」という演題で記念講演をすることになった。ま、そのために、ノートPCを懸命に修復したのだけれど、その後、懇親会もあるという話なので、ホテルの予約をすることになった・・。ま、今は・・WEB上で簡単に予約できるもので、安易に考えていたが、三月20日というのは三連休になるもので、なかなかに空室が検索できず焦ってしまった・・・。

 

 しかしのかかし、ようやくにかろうじて、残り少ない一室を予約できて・・ほっとした。丸亀市内で一泊して、その足で・・さぬき広島に帰ろうと思う・・。21・22日は広島でのんびりとしてみたいと思っている。そろそろ・・メバルなんぞも釣れる時期かも知れないと・・・淡い期待もしていて・・・。その後は・・釣果しだい・・・て、ことだな。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


雛かざり さてさて南無と 言うばかり

2010年03月02日 | ひなまつり

 念願の・・というか、宿題の・・というか・・。私の書斎のテレビを地デジ化しなければ・・・という計画があって。でも・・、地上デジタル対応のテレビを買う余裕はない。

 で、けいこばぁが、島の和室にあるテレビを持って帰って、それをなんとかしなさい・・というのだが、なんとかしなさい・・と言われても何とかなるものだろうか・・。

 

 昨日だかに島から持って帰ったアナログテレビに、懸賞で当たった・・チューナーなるものを接続してみた。まるでおもちゃみたいな薄い・・機械を接続してあれやこれやをいじっていると・・地上デジタル対応・・・みたいになった。本当かウソかはわからんのだけれど・・。一応・・それらしくは見える・・・。

 さて、もう一方・・・。半ば壊れかけていたノートPCを娘に貸したら・・・それこそ・・壊れてしまって動かなくなった・・・。動かなくなったからと言って、十数万もするノートパソコンをゴミにする訳にもいかない・・・。奥方には内緒で・・あれやこれやと試していたら、リカバリーする方法が見つかって・・・なんとか基本部分までには復旧できた。

 

 一応・・ワードやエクセルも動くようになったし、メールもインターネットも使えるようになった・・・。やれやれだわ・・・。やはり、ノートPCは持ち歩くからか、使い方が荒っぽいからか・・難しいところだな。

 で、またも・・お出かけをした・・。

 

 この前には・・奥方やら孫たちが居て、身動きできなかった場所にあるお雛さんを見てきた・・・。たかが・・お雛さん・・。されど・・お雛さん・・だな。

 

 ま、立派な七段飾りとか・・・引田飾りとかいう正式なものはそれなりに立派なものなんだが、さりげない・・・お雛さんもいとおしい・・。

 

 これ・・何に見える?? 「菜の花」というタイトルが付いているが、実はこれ・・手袋なんだ・・。手袋を飾り付けて展示してある。ここは・・「手袋工場跡」らしい・・・。で、そうした資産を受け継いで・・「手袋ギャラリー」になっている。

 

 こうした・・工場の部品とか、各種のミシンとか作業に使われた用具とかが展示してある。当然、中にはお雛さんも展示してある・・。

 

 ところが、カメラの設定を間違えたものだか・・まるで・・幽霊屋敷みたいになってしまって・・。デジタルカメラって、簡単なようだけれど、操作を間違えれば・・おかしなものになるね。なんでもそうなんだろうけれど。

 

 おもしろいと言えばおもしろいのだけれど、失敗作と言えば失敗作・・。

 

 引田ひなまつりは見ていても見飽きないのだけれど、それも、もう、あしたまでだな。我が家のお雛さんも明日には片付けるそうだ・・・。

 お雛さんが終われば・・いよいよ・・お彼岸が来て・・・春になるね・・。

 

じゃぁ、また。明日、会えるといいね。


喧噪に 眉をひそめる 雛飾り

2010年02月27日 | ひなまつり

 今日はけいこばぁがおやすみだったもので、孫のはやてちゃん、なぎちゃんらと四人で、東かがわ市の引田ひなまつりに出かけることになった・・。

 

 これが・・「引田ひな」と呼ばれる飾り方の一般形・・・。雛壇を中心にして、左右に二対の市松人形、計四体を並べる。その左右にガラスケースに入ったお人形を配置し、前にはお供え物を並べる。ネギとかはまぐりとかを並べるのも特徴的。

 「ひなまつりをみにいきました。がんばりました。でもしんどかったです。」

 と、孫のなぎちゃんは入力してくれました。小学校一年生では長い距離になったでしょうか。で、和三盆の型抜き体験にチャレンジしてみました。料金は・・500円でした。

 まず最初は、小さな神社にお参りして、おひな様の材料をいただいて、おうちでおひなさまを作りました。

 その後、和三盆の型押し体験実験と言うことで、粉をこねこねしました・・・。それをふるいにかけて小さな粉にして。それを木型に詰め込んで押しつけて・・・、木型をトントンとたたくと・・和三盆のお菓子が飛び上がります。

 

 「とても難しかったけど、じょうずにできたので、うれしかったです」と、なぎちゃん。

 「んーやっぱり、ひなまつりはいつになっても楽しいなぁ・・」と、はやてくん。

 

 その後、井筒屋敷でおうどんを食べて元気をつけて、引田ひなまつりを楽しみます。 うどんをたくさん食べておいしかったです。きつねうどんで300円。それともいうのも、かめびしうどんに行ったのだけれど、土曜日のお昼と言うことで長蛇の列・・。これはダメだわ・・ということで、普通の模擬店でのおうどんにした・・・。これは、おうどん日記にはならない・・。

 

 いろいろなひな人形があって、沢山の人がいっぱいきて、OHKとかの放送局のカメラとかアナウンサーとかも来ていて・・六時のニュースでは私たちも映ってしまっていた。いつ、撮影されていたんだろうかねぇ・・・。こちらは・・カメラマンを警戒していたのだけれど・・。けいこばぁの白髪頭とか、なぎちゃんとかはやてちゃんとかも・・。

 

 まぁ、何年もやっていると・・、何年も見ていると・・顔なじみもできたり、そんなにも代わり映えのしないお雛さんだし・・ということで、いつもとは違うおひなさんを探してみた・・。

 

 これは現代版のおひなさん・・。コンパクトにできているが、しかし重厚な造りだ。現代風のおひなさんだというものだろう・・。

 

 これは・・総集編みたいなおひなさんで・・、ご近所のお雛さんを一堂に集めて展示してあるもの・・・。古民家遺産+おひなさんの大集合展みたいなもの・・。こういう・・おひなさんが・・町内の約七十カ所ほどに展示されている訳だ・・。

 豪華なものもあれば。簡素なもの、さりげないもの・・・珍しいもの・・古風なものなどとさまざま・・。

 

 これは、かの有名な「宮内フサさん」の「ホーコーさん雛」これは貴重なものだと思うのだけれど・・。

 

 こういう・・新作のおひなさんが最近は目立つようになった・・。たとえばこのような・・。

 

 こういう・・新作物とか洋風なものなど・・。

 

 「けいこばぁが服やカバンをたくさん買って無駄遣いになったけれど楽しかったです。」
と、なぎちゃんが打ち込んでくれて、引田ひなまつりの報告はおしまいです。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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