さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は5度から11度、湿度は66%から49%、風は2mから5mの北西の風が少しばかり。春のような天気なんだが、幾分か底冷えのするような午前中だった。明日の3日は、気圧の谷や四国沖に進む低気圧の影響で雲が広がり、夕方から雨が降る見込みらしい。
さて、今日も良い天気だからお出かけをしたいのだけれど、奥方が洋裁なんぞをやっているものだから出かけられない。「お昼も一緒に食べるから・・・」と言われると、出かけたくても出かけられない。番犬が見張っているみたいなものだ。
で、仕方がないから「四国遍路の闇と影」の編集作業。今日は明治から大正・昭和に至るまでの復興と新局面についての記述。神仏分離から仏教廃棄、それから立ち直る仏教界。そんな内容の整理だった。
ところがだ。またしても、「トナーが少なくなりました」のメッセージが。先月の25日に交換して、わずか、5日でトナー切れとは・・・。そんなに多くは印刷してはいないのに・・・。でも、これを「錦の御旗」にして、堂々とお出かけをすることにした。「黄門さまの三つ葉葵の印籠」である。
「仕方がないから」という名目で量販店にやってきた。ここに来て、「欲しいものはいくらもあるが、必要なものは多くはない」ということである。
トナー・カートリッジとインクジェット用のインクを購入した。でも、最近のトナーの消費量は異常だ。5日ごとにカートリッジを交換するとは・・・。それだけ、不要な紙を排出しているということだ。
ま、表向きは、「プリンターのインク切れ」なのではあるが、実は・・・。
この町屋風の建物。実はこれ、「ドコモショップ・三本松店」という、モバイル・グッズの販売店である。
外観とは違って、店内は明るくて近代的なお店。
私のタブレット端末が、二年間という時期を終えたので、これを解約することにした。なんとなく、新しい機種にすれば便利かなぁと考えたからである。深い意味はなかった。
で、今度のタブレットは軽くて動作の速い、「Arrows Tab F-03G」というものにした。店員さんに勧められただけで即決したが、いくら説明を聞いても、どれがよくて、どれが悪いのかも分からない。ただ、軽さだけで選んだのが理由の一つ。でも、メーカーが違うからか、操作方法がまるきり違う。しばらくは操作に慣れることが肝要かなぁと思ったことだった。
でも、一回り小さなサイズにしたら、文字が見にくくなった。だから、便利になったのか不便になったのか・・・。新しいものにはついて行けなくなったなぁと感じたことだった。
と言うことで、予定外の、想定外の一日が過ぎた。人生は予定していたようには進まない。
今日の掲示板はこれ。「人生が行き詰まるのではない 自分の思いが行き詰まるのだ」という安田理深先生の言葉から。昔々一匹のウサギがいた。ウサギは秋の間中、ずっと木の実を集めては山の中に隠しておき、隠し場所を忘れないように何か目印はないかと探した。ふと見上げると雲が見える、この雲を目印にしようと考えた。そして冬、雲が動くことを知らなかったウサギは目印を見失い、そして蓄えを全て失った。ウサギは我々の鏡である。変わりやすく不確かなものを人生の目印にしてしか生きられないのが我々ではないか。家族、お金、健康、仕事…。自分を輝かせるために、それにしがみつき、生きがいを見出そうとする。人生が上手くいっているときは、自分が目印にしているものが不確かなどと思いもしない。しかし、どうすることもできない状況に出会ったとき、自分が人生の目印にしていたものは、何とはかないものだったかを思い知らされ、絶望と空しさで、どう生きていいか分からず迷う。そして、人間はそれを繰り返すのである。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。