まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

すぐそこに 梅の花あり 野の佛

2015年03月10日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は冬型の気圧配置の影響で、瀬戸内側や山間部では雲が広がり雪や雨の降っている所があった。気温は7度から4度ほどに下がってきた。湿度は65%から51%、風は4mから8mの西北西の風が吹き荒れている。明日の11日は、冬型の気圧配置が続くため、雲が広がりやすい見込みで、寒い一日になるらしい。

 

 朝方は晴れていたが、昼前あたりからは曇ってきて雨や雪になった。向こうの山も雪で真っ白になるかと思ったけれど、あの吹雪がウソのように晴れてきたりした。風が強いので、今日もデスクワークになった。

 

 今日はいよいよ、本になる様式にデーターを落とし込んで配列を考える所まで来た。まだ、この段階では画像は入らない。

 

 とにかく、旧漢字が多いので、なんと読むのか分からない字が多い。そこで、手書き文字入力で漢字を探し出して、その読み方を調べるという方法を取るので時間がやたら掛かってしまうが、今更、大漢和辞典を開く元気はない。手書き文字入力で漢字が出たら、電子国語辞典とかで検索するほうが早いものだし・・・。

 

 ということで、この「塩飽小坂小誌」という冊子、B5版33ページの小冊子は読み込みを終えて、データの形式変更作業中。

 

 あれ、今日は火曜日ではないか・・・と言うので、香川県立図書館にやって来た。先週に借りた本を返却するためである。来週の火曜日でもいいのだが、読んでしまった本をいつまでも置いておくのもムダだからと、早めに早めに返却しておくことにしている。

 

 ここに来ると読みたい本はいくらでもあるのだが、当面、読まなければならない本はほとんどない。

 

 ということで、今回も法然上人に関する本を5冊借りたが、どれもこれも、目を通したことのある本ばかりだった。

 

 今日は一斉に高校入試が行われる日らしい。夢と不安とが入り交じる頃なんだろう。私の頃のことはすっかりと忘れてしまっているし、娘の高校受験の頃もあんまり記憶がない。ただ、発表の当日、合格だったら福島に行く・・・という危なっかしい旅をしたことは少しだけ記憶にある。ま、100%、合格することを考えていなければ、家族で旅になんぞ出かけられる筈はない。

 

 さて、「小坂小誌」に戻るのだが、小坂に大石家というのがあって、石工の頭領をしていたらしいのだが、この人が「華表(トリキ)」建立の時にも石工頭領を務めたとあるが、「トリキ」とか「カヒョウ」という石材工作物を見たことがない。これは中国の「華表」だというのだが、国内でこんなものを見かけたことがあるだろうか。

 

 この小誌には鉛筆書きで、「トリキ(華表)、墓やお堂の入り口の柱、鳥居に当てた語」と書いてあるが、「トリキ」と「トリイ」を混同するのもおかしな話。これは韓国の鳥居の原形とされるものだが、こんなものは国内で見たことがない。ましてや塩飽本島にはない。大石の先祖、山谷九郎兵衛は、何を小坂に建てたのだろうか・・・。

 

 「膂力(りょりき)」という字もあった。筋肉の力。また、腕力のことであるらしい。見たこともなく、聞いたことのない言葉である。こういうのが昭和10年代に使われていたというのだから、昭和は遠くなったものだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「おもしろきこともなき世をおもしろく」という、幕末の志士、高杉晋作の辞世の言葉として、「面白きこともなき世を面白く 住みなすものは心なりけり」というもので、「心の持ち方、心の有り様でいかようにも世界を捉えられる」ということが、ここで語られているのではあるまいか。「面白いことのない世の中も、心持ち一つで面白くすることができる」ということで、これがもし本当であるとするならば、身の回りのあらゆる事どもを、自分にとって「楽しい、面白い、役に立つ、勉強になる」そんな出来事に変えてしまうように心がけてみてはどうだろうか・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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