まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

薄雲る 五月の空は 今日限り

2013年05月31日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、ときおり雲が広がったりもした。明日は、梅雨前線が北上するため雲が広がり、夕方は雨が降る見込みとか。今日の気温は17度から27度、湿度は94%から37%。風は1mから2m。今日はいい天気になるという予報だったが、どんよりとした天気のほうが多かった印象。

 

 今日も中途半端な一日で、とりあえず、午前中はフリー。法話の原稿の資料集めとか、来週の研究発表のリハーサルとか・・・。そういうものはすぐに飽きてしまうので、10時になったのでお出かけになった。

 

 今日はさぬき市志度天野峠にある「手打ちうどん源内」に寄った。ここは一般店で、初期うどんブームの昭和47年の創業で、早くからみんなが競ってここに足を運んだものだった。当時は「かな泉」か「源内」か・・・みたいなこともあった。

  

 お店はその当時から変わっていないように思う・・・。外観は少なくとも、そのままだと思う・・・。

 

 で、今日のメニューは久々に「カレーうどん」になった。さすが、一般店だけあって、「700円」と、いささかお値段が高い。まだ、この時期には冷房はないものだから、蒸し暑い中に熱い熱い・・・。汗まみれになってようやくに完食した。これからはうどんを食べるのも修行みたいになる。

 

 ここにはこんなものもいるが、なんのためにいるのかは定かではない。でも、おうどんとは全く関係はなさそうだ。

 

 さて、午後からは「長期ロード」に出る準備。その第一段階として、今夜は屋島の娘宅にお泊まり。けいこばぁと娘、孫のなぎちゃんの三人が東京に行くのだそうだ。なんとかというグループのコンサートらしい・・・。そこで、孫のはやて君と私がお留守番ということで・・・。

 

 とくに、私の京都行きの準備がたいへん・・・。和装の小物や足袋など、どれか一つが欠けても困るというようなもの。「ころも」にも「夏物」と「冬もの」があるから・・・そのとりあわせが・・・・。

 

 明日は、そのはやて君の部活があるかどうかで、私の行動も変わるが、明日もこの屋島にお泊まりになる予定。だから、日中はおそらく自由になるので、一旦、我が家に戻って、ごんの散歩やえさやりをしなくては・・・。行ったり来たりになるけれど仕方がない。

 

 で、日曜日に三人が東京から戻るのでお迎えに行って・・・ここ、屋島に戻ってくるが、その後は未定。

 

 6月の3日からは、私が京都に向かって出発する・・・。ということで、6月早々から慌ただしいことだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生をかえるのは大きな努力よりも むしろ日々の小さな習慣であることが多い」というもの。自分の人生を変えたいと思って、さまざまな努力をしても、そうそうは人生は変わらない。むしろ、「あ!」と思うような一言や、思わぬ人との出会いであったり、ささいな日常のできごとあったりすることが多い。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


花しょうぶ 今夜の客が 気にかかる

2013年05月30日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、弱い雨が降ったり止んだり・・・。明日は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。気温は22度から28度、湿度は92%から68%、風は1mから5mの北西の風が・・・。

 

 五月もあとわずか・・・。だが、当面、やるべきことは見当たらないので、今日も思い切ってお出かけをしてみた。目指すは「坂出市川津町・・・」、毎年、ここを探して行くのだが、行き当たったことがない。つまり・・・見つけられなかったってことだ。

 

 目標の内科医院の建物から住宅地に入ったすぐのところに、この花しょうぶ園はあった。あったのだが、「立ち入り禁止」の表札が・・・。見れば、「六月一日から六月一四日」と書いてある・・・。無念!。明後日の土曜日からか・・・。

 

 仕方がないので、ネットの隙間から園内の様子を伺ってみた・・・。思ったより狭いところで、使わなくなった上水道の浄水池に、この花ショウブを植えたものらしい。4区画に72種、17,000株、10万本の花が咲くのだという。

 

 花の状態はいいみたい。明後日には大勢の見物客が訪れるかも・・・。

 

 で、近くにあったおうどん屋さんに入ってみた。セルフのお店で「まいどx2」で、「まいど、まいど」というお店らしい。

 

 で、ここんところ、「肉うどん」か「肉ぶっかけ」ばかりになっていたので、今日は「わかめうどん」にした。小の一玉で260円、それにちくわ天(100円)を載せて360円。

 

 ちなみにかけうどん小は170円だった。今時珍しいお店だ。

 

 そのあと、あちこち丁稚と走り回って、ここに戻ってきた。さぬき市長尾東にある「亀鶴公園:きかくこうえん」。春の桜と夏の花ショウブで有名なところ。

 

 でも、今年の開花状態はこんなもの。種類によってはきれいに咲いているものもあるが、多くはこれから・・・。ここには15,000株の花ショウブが植えられていて、開花時期には15万本の花が咲くのだという。

 

 で、この週末、6月2日、9日には「ショウブまつり」が行われるとか。9日くらいになると開花状態もよくなると思うけれど・・・。

 

 ここの案内板に「アヤメ科アヤメ属」と書いてあった。そうだと思う。これはアヤメだと思う。それなのに、なんで、「花しょうぶ」園で、「ショウブまつり」なんだろ・・・。この案内板にも、「葉がショウブ(サトイモ科)に似ていて、花の咲くショウブ・・・ということで「花しょうぶ」ということによる。ハナショウブとショウブは別の種類です」と明記してある・・・。

 

 いよいよ、わからんようになってきた。これは「しょうぶ」ではないのに、なんで、市主催で「ショウブまつり」をやるんだろ???「あやめまつり」でもいいと思うのに・・・。「あやめ園」でもいいのに、なんで「花しょうぶ園」と名付けたんだろ・・・。梅雨時のうっとおしい時期に、うっとおしい話題になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「生まれを選ぶことはできないが 生き方は自分で選ぶものです」という、いつもの、「荒了寛」さんの言葉。私たちは生まれる時期や場所や親や家庭を選ぶことはできないで生まれてきた。ある日、生まれてきたら・・・私だった・・・みたいなことだっただろうか。

 

 でも、それから・・・試行錯誤を繰り返してきて、私の生き方は、私が決めてきたし、そう、あるべきだと生きてきた。そう、私の生き様、生き方、生きる意味は、この私が決めることなのだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


アジサイを わが六十五歳の 紋章に 

2013年05月29日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っているところがあった。明日30日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、朝にかけて雨の降る所がある見込みとか。気温は21度から28度、湿度は94%から74%。風は5mから11mの強い南東の風が吹いたりやんだりと慌ただしかった・・・。

 

 朝の間はこうして青空も見えていたし、そう、蒸し暑くもなかったので、思い切って草刈りをすることにした。

 

 そんなに長くはないが、なんとなくだらしない景色なので、思い切って草刈りをしようと思ったわけだ。寒い間は肺炎だ、心不全だと、散歩をするのも怖かったのだけれど、こう、いい気候になると、パソコンばかりで遊んではいられない。ご近所さんは、みな、きれいに草を刈っているのに、我が家だけが草まみれでは・・・。

 

 この反対側も、このくらいの距離があるが、そこをさっぱりと刈っておいた。でも、それだけ刈ったら、全身汗まみれでずぶずぶになった。そこでシャワーを浴びてさっぱりと着替えをして洗濯をして物干しに干して・・・・。

 

 今日のおうどんは、東かがわ市坂本にある「本場さぬき・うどんや」という香川県最東端にあるうどん店である。大きな水車が目印だし、「讃岐家」という活魚料理店の斜め前でもある。

 

 で、今日も、「肉ぶっかけ小の冷や」をお願いした。400円だった。

 

 冷やだから、少し麺は固めで重たく感じるが、それは仕方がない。肉ぶっかけのせいもあるが、少し牛肉が辛めに煮込んであって、辛い・・・・。お水を三杯もおかわりして飲んだ。

 

 ここには海を眺めながら食べられる展望室がある。窓を全開にして海を見ながら食べるおうどんもいいものだ。

 

 さて・・・、五月も残すところあと、わずか・・・。来週には六月に入る。そこで・・・、

 

 ・・・・なるものが届いた。「介護保険?」ま、これをいただいたら、保険料を支払わないといけない・・・ということになりそう。そして・・・

 

 「長寿手帳」・・・。県の美術館や資料館に、無料で入れるパスポートらしい・・・。六月になれば65歳の誕生日がやってくるかららしい・・・。

 

 銀行さんやらスーパーさんからも「バースデーパスポート」とかのお知らせが・・・。ソフトメーカーからのお祝いメールも続々と・・・。65歳の誕生日・・・・と言われてもうれしくはない。

 

 そして、いよいよ・・・京都の本山から「興正学会」の案内状が・・・。そろそろ、本気で研究発表の時間調整とリハーサルを・・・。六月になると、年金の手続きとか特別健康診断の受験とか運転免許の更新とか・・・、やることが山積みになってきている。

 

 今日の掲示板はこれ。「私のものさしで問うのでなく 私のものさしを問うのです」というもの。人はそれぞれの価値観を持っている。それぞれにものさしが出来る。ところがその私のものさしを振りまわし善悪にとらわれ、人も自分も傷つけているのが今の社会。仏法は、いや、仏教は、その自分のものさしを問うているのだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


梅雨となり 身の置き場所を どう探す

2013年05月28日 | 時にはぼぉっ~とする時

 香川県地方は、気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があった。明日も気圧の谷や湿った空気の影響で昼過ぎにかけては雨が降り、昼前まで雷を伴う所がある見込みとか。気温は22度から23度程度で一日ほぼそんなもの。湿度は86%から75%と、やや高め。風は4mから8mと台風かと思うような風も。県下全域に強風波浪注意報が・・・。

 

 雨も降ったりやんだりの「ややこしい天気」。遊びに行きたし傘はなし・・・。

 

 先日、私の「二十四輩遺跡調査報告書」が欲しいというご婦人からメールが届いたので送ったところ、こんな本がやってきた。これを書いた著者さんだった・・・。浄土宗・知恩院の関係者らしい・・・。

 

 facebookで、「コマイヌサン ア コマイヌサン ウン」の話が出たついでに、我が家にある小学国語読本を開いてみた。昭和初期のものだから・・・。

 

 というのが最初だった。

 

 「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」というものもあった。

 

 梅雨だからという訳ではないが、今は中途半端な時期。年金とか健康診断とかの手続きも6月に入ってから・・。本山での研修会も6月3日に出発。とにかく6月に入らないと・・・手も足も出せないものが多くて・・・。

 

 だから、今日は「団塊世代・引き籠もり状態」、「中高年ニート症候群」。仕方がないので、ホームページの更新作業をやってみた。6月、7月、8月の行事予定表の作成とか修正とか・・・。

 

 で、作業に飽きると、近くのうどん屋さんで朝昼兼用のおうどん・・・。

 

 「おんたま肉ぶっかけうどんの小の冷や」で500円。牛肉を載せたおうどんに、温泉たまごを載せて、冷たい掛け出汁をふりかけたもの。

 

 これはお隣さんの「シャクヤク:芍薬」の花。我が家の玄関のお生花としても頂いてきた。

 

 午後からも同じような作業の連続。そそ、昨夜、我が家の庭に「ホタル」が数匹、飛んできた。昨年も今頃の時期だっただろうか・・・。それで、思い出したように草むらを探してみたら・・・あった。

 

 ホタル草とか「ホタルブクロ」と呼ばれるもの。竹ぼうきを振り回してほたるを捕まえて、この花に下から入れたり、ネギを切って、そこに押し込んだりしたもの。ホタルは不思議と、下に向いては歩かない。かならず。上へ上へとあがるので、底に穴があっても大丈夫だった。

 

 今日の掲示板はこれ。「こだわりを捨てれば 心は五月晴れ」というもの。あっという間に「五月」も残り少なくなってきて、心の五月晴れを感じる間もなく六月に入ろうとしている。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 


薔薇が咲く 梅雨入りの日に 紅い薔薇

2013年05月27日 | 時にはぼぉっ~とする時

 香川県地方は気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がっており、昼前から強風や高波となる見込みとか。28日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方から雨が降る見込み。気温は21度から27度。湿度は87%から62%、風は4mから6mの東南東のやや強い風が・・・。

 

 気象庁は27日、九州南部と北部、四国、中国地方が梅雨入りしたとみられると発表した。各地方とも昨年より3~12日早い。同庁によると、九州南部は平年より4日、昨年より3日、同北部は平年より9日、昨年より3日それぞれ早い。四国も平年より9日、昨年より6日、中国は平年より11日、昨年より12日それぞれ早い・・・と、11時28分に発表した。

 

 今日も朝の間は、来週頭初(6/4)の本山での学会発表のリハーサル。20分ぎりぎりに終わるように調整した。急いでも見苦しいし、20分を過ぎるとだらしないし・・・。

 

 あ、そうそう・・。このホームセンターで買ったのがこれ。「ロケット花火」だが、獣虫害対策用の花火として販売されている。このジェット花火で、野猿やらイノシシ、カラス、ハクビシン、タヌキ、イタチなんぞを追い払うためのものらしい・・・。あくまで追い払うためのもの。殺傷したりはできない仕組み。

 

 でも、あまり、多用しすぎると、相手も慣れてしまって、安全な距離を測って居座るらしい。「ここまでは飛んで来んからなぁ~」、「あの、おっさん、ヘタやな・・。方向がまるきり狂ってるでぇ・・」などと。

 

 ということで、今日のお昼は、さぬき市志度の「手打ちうどん・若鮎」という一般店になった。この近くに、「徳島文理大」があるのだが、そこに通う学生さんにちなんで名付けたとか。「若鮎」というのは、そういう学生さんのことらしい・・・。

 

 で、「ひや天うどん」なるものを注文した。600円だった。ま、天ぷらうどんの冷たいもの・・・みたいなおうどん。天ぷらがさくさくでおいしかった・・・。

 

 ついでに立ち寄ったのが、さぬき市長尾にある「亀鶴(きかく)公園」。ここには「花しょうぶ園」があることで有名・・・。でも、まだ・・・ほとんど咲いていない。

 

 こういう花が・・・ぽつり、ぽつりと咲いている程度・・・。しかしのかかし・・・、これって、「ジャーマン・アイリス」と、「アヤメ」と、「花しょうぶ」のどこが、どう、違うんだろうかね。けいこばぁは、「葉っぱが違うの・・・」と、言うのだけれど、それだけなんだろうか・・・。

 

 ちなみにね。これが「菖蒲:しょうぶ」の花。この葉っぱ・・・細いのだが、これを5月5日の子どもの日に、お風呂に浮かべて、これで鉢巻きをすると賢くなると言って・・・賢くなった(笑い)。

 

 こちらは・・・「花しょうぶ」という全く別の植物らしい・・・。その分類の方法はこちら=>☆

 

 このショウブまつりでは、別のお祭りになってしまいそう・・・。ここは「花ショウブまつり」でないと・・・。

 

 今日の掲示板は長ったらしい言葉になった。たまには長いのも勘弁していただいて・・・。「生きとし生けるものを救うと仏がいわれたのに 誰が救われるかと仏に聞く 生きとし生けるものとはあなたのことなのに」というもの。

 

 そういうことって、確かにあって、「この村に死人の出ていない家からゴマの種をもらってきなさい」と釈尊に言われた夫人が走り回ったけれど、そんな家などどこにもなかったように、この世に200歳、300歳の人など居ない。みんな、それぞれに「生きとし生けるもの」であって、みんな、救われるべき世界に救われているのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


伸びすぎた 野蕗摘みつつ 高い空 

2013年05月26日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、雲の広がっている所もあった。27日は、気圧の谷の接近で雲が広がる見込みらしい。気温は18度から28度、湿度は88%から53%。風は4mから6mの南東の風。

  

 「今日は何の予定もないでしょ!」というもんだから・・・「ある・・・」と答えたら・・・「どこどこ、どこに行くの!」と問い詰められて・・・。

 

 「あ、行く行く行くぅぅ・・・」と、まるで子供みたいに・・・。「そんな難しいもの、わからんでしょ・・・」というのに、行くことになった。

 

 ライブは15時半からだというのに、11時前まら用意をして出かけることになった。途中で、お友達に頼まれた「野ブキ(蕗)」を取りながら・・・。「キャラブキ」を作るんだそうで。けいこばぁが潜んでいるのがわかるかな・・・。自衛隊の迷彩色みたい・・・。

 

 こうした、野フキの茎を集めて「伽羅フキ」にするんだそうな・・・。歳をとってくると、昔の記憶が呼び覚まされるものだろうか・・・。

 

 ま、あっちでこれを採り、こちらでこれを採り・・・しながら・・・徳島県に向かって進む。

 

 途中で、奥方作成の「速成弁当」を食べて・・・。昨日の夕食の残り物だな。我が家の迷犬ごんも痩せるはずかも・・・。

 

 ま、あそこにも行きのぉ~、こちらにも寄ったりしぃの~・・しながら・・・徳島県鴨島町へ・・・。スーパーで買い物をしたり、ホームセンターで買い物をしながら・・・。

 

 徳島県吉野川市鴨島町というとこにある「スタジオ ピクニック」というところで行われた「トークライブ」。私のFaceBook友人の 中原大道さんがやるという案内を受けてやってきたもの。ポケットGPSとか、タブレット端末の地図情報を頼りに、迷いながらやってきたが、最終は奥方が通行人を呼び止めて聞いたほうが正確だった・・・(^_^;)。

 

 これがそのライブの様子。普通は「登礼盤」は逆に向いていて、私たちは住職さんの背中を向いているもの。これは「落語」の高座風なやりかた・・・。これで、「声明(しょうみょう)」を読んだり、それを解説してくれるトークショー。ちなみに、この「おじゅっさん:住職さん」の正面には阿弥陀さんの掛け軸が掛けられている。この「おじゅっさん」は、その阿弥陀さん」に対して、お声明をあげ、お念仏している。

 

 これは、第二部の「三奉請:さんぶじょう」のお声明(しょうみょう)と「散華:さんげ」。「ケバ」と呼ばれる、蓮の花を模した紙の札が蒔かれる・・・。

 

 お経というものは、紙のない時代に、お釈迦様のお話や教えを、「歌」にして受け継いで行ったもの。その典型がこの「おしょうみょう」。昔から、覚えにくい物は歌にして記憶をした経験があるはず。「いい国作ろう鎌倉幕府」とか「富士山麓にオーム鳴く」とか・・・「目キロキロ、ヘクト・デカけるメートルが、デシ(弟子)に取られてセンチでミリミリ・・・」とか・・・。あれ、記憶違いかな。

 

 ちなみに、「おじゅっさん」というのは、「僧侶=お坊さん」のことで、必ずしも「住職さん」でないことが多い。讃岐では「おたゆうさん」という言葉があるが、これは「神官」を意味する言葉で、必ずしも「宮司」を意味しない。祢宜(ねぎ)さんとか「権祢宜:ごんねぎ」とかの細部にわたっては意味していないのと同じ・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「すべて 見える世界は その幾層倍もの 見えない世界に支えられている」というもの。これも、お馴染みの「東井義雄先生」のお言葉だと思う。私たちは、触れる・見える・聞こえる・匂える・・・などの五感を通してしか知る世界を持たない。それと同じように、その「幾層倍」もの世界に支えられていることに気づくべきであろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


咲き出した 紫陽花がある 古い墓 

2013年05月25日 | たまには真剣な研究なども

 坂出地方は高気圧に覆われて晴れていたが、太平洋側では南からの湿った空気の影響で雲の広がっている所が出てきたそうだ。気温は16度から28度、湿度は62%から48%。風は1mから5mの北の風・・・。夕方からは風が強くなってきた・・・。

 

 今日は塩飽史談会の現地研修会、今回は沙弥島と瀬居島。ま、今は陸続きで島ではなくなったのだけれど。そういうことで、朝の6時半に我が家を出て・・・8時過ぎには沙弥町に着いた。

 

 沙弥町にある公民館的な「坂出市万葉会館」。ここを足場にして午前中の研修が行われる。この日の参加者は主催者を含めて22名。ま、中高年ばかり・・・。

 

 この足先みたいな島を一周するわけだ。「弁慶の泣き所部分」にある「ふれあい会館」から、塩田跡地を経て「えなが岩」経由で足先のかかと部分のナカンダ浜へ。

 

 そこから文学碑、人麻呂岩を経由して長崎鼻に行く。

 

その後は足の甲部分の山道を戻ってきて西の浜、理源大師堂を経て、元の会館に戻って昼食。

 

 これが讃岐の枕詞になる」「玉藻」という海草とのこと。「玉藻よし 讃岐の国は 国がらか 見れども飽かぬ神がらか・・・・」という万葉集の言葉で有名・・・。

 

 ここが「大タンポ」という古代の船着き場。ここへ船旅の途中で亡くなった人を引き上げて埋葬したらしい・・・。ということで、古代の遺跡というか古墳がたくさんあるという島。

 

 およそ、2時間ほどの島一周の散歩道。さすがに汗まみれになって会館に戻ってきた。空気は冷たいのに、日当たりでは暑い・・・という変な状況。

 

 今日は恒例のおうどんがない。事務局に「うどんでないと食べられないからうどんにしてくれ・・」と言いたかったが、お坊さんがそんなわがままを言うたら叱られる・・・(^_^;)。

 

 「墨田の花火」というのだろうか、額紫陽花が咲き出していた。いよいよ・・梅雨が近くなってきたんだろうか・・・。

 

 午後からは、陸続きになった「瀬居島」こと「瀬居町」に移動しての研修。この沙弥島と瀬居島のあたりには、「州」という浅瀬がいくらもあった。「ナンコの州」、「バンの州」、ヤマノカミノ州」・・・。ここを埋め立ててできたのが「番の州」という今の土地。これは八幡宮の見学。

 

 この左の方の石碑が「宮本伝太夫」という年寄のお墓。丸い「無縫塔」というのはお坊さんのお墓。

 

 あと、咸臨丸に乗っていた「島本(南)善四郎」のお墓や、古川庄八のお父さんのお墓なんぞを見学してお参りした。

 

 

 最後は瀬戸大橋記念館を見学して散会になった。今日、お風呂に入る前に体重を量ったら・・・「59.82Kg」になっていた。けれど、お風呂に入って夕食を食べて、ビールを飲んだら、どれだけに回復していたのは計測しなかった。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生は勝ち負けで はかれるものではありません」というもの。
確かに人生は勝ち負けをはかる社会かも知れないのだが、私たちは人生の深さ、人生の確かさで生かされているのである。戦いがあれば敗者もある。そんな敗者にも思いやりをもって接する豊かさとかあたたかさを知っているのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ひっそりと 観音堂は 夏木立

2013年05月24日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。明日も高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。気温は14度から27度。今日も夏日になった。湿度は70%から28%、乾燥気味。風は3mから1mの南の風。すっかりと夏になった感じ・・・。

 

 で、例の「法然上人讃岐の足跡シリーズ」も県内は残すところ三箇所。その三箇所を攻略することにして、まずは「まんのう町:旧琴南町」に向かった・・・。

 

 知る人ぞ知る「谷川米穀店」。今日はここのおうどんを食べに来たのではない。ここから、今日の旅がスタートする。この交差点から町道を延々と山の中に向かって東進する。

 

 こういう山道(一応はアスファルト舗装完備)を山の中へ進むこと20分ほど。町道が行き止まりになっては引き返し、宅地に入っては引き返し・・・。道を尋ねるにも人が居ない。家はあっても応答がない、人がいない・・・。

 

 ようやくに標識を見つけて、こんな山道を行くこと10分・・・。

 

 突如として姿を現した、この建物。「ガキマチの観音堂」という。法然上人自作の観音菩薩像と勢至菩薩像を戦火を逃れてここまで運んできて、餓鬼の徒輩に説法した場所だと伝えられている。

 

 道なき山中に、こんな立派なお堂があって、仏像があって、それでいて、きれいにお荘厳されている。掛かっている額を見ると、村の集会場的な役目も果たしているようだが、それにしては道がないのはどういうことか・・・。

 

 第一目標が終われば早々に下山・・・。あいにくと「谷川米穀店」は開店前。「それではダメじゃん・春風亭昇太」。相当に走って走って・・・ここになった。

 

 仲多度郡まんのう町造田にある「讃岐手打ちうどん・藤よし」という一般店。ここは前からお馴染みのお店で、ここのぶっかけうどんが気に入っていた。

 

 で、それを今日もお願いした。「ぶっかけうどん小の冷たいん・・」で400円。味も見栄えもまるきり同じようなおうどんだった。

 

 午後からは、まんのう町西高篠の「法然堂」を探したけれどわからずじまい・・・。そこをあきらめて善通寺市に向かった。善通寺市内を過ぎて・・・三豊市との境目あたり・・・、鳥坂峠手前の碑殿町というところ。

 

 四国霊場の「弥谷寺」から「出釈迦寺」に向かう遍路道、しかも昔の遍路道沿いにあるらしい遺跡。

 

 短い文章を解釈して、そのあたりを歩き回るというような調査。こういう道ばたの石碑が頼り・・・。こういう坂道を登ったり、降りたり・・・。ただ、歩き回るばかり。

 

 「最後の民家から50mほど登ったところの右側にある・・・」と言われても・・・。ある資料には「100mほど」と書いてあるが、そのあたりを見ても何もない。500m、1000mと、山道を歩いたり戻ったり・・・。ふと、こちらかなぁ・・と踏み込んだ草むらから見えた光景・・・。

 

 「確かにあった・・・・。」汗まみれで見上げた遺跡はでかいと思った・・・。しかしのかかし、誰が、何のために、こんなものを作ったんだろうか・・・。

 

 今夜の体重は「60.47Kg」。思わぬダイエットだな。明日は、坂出市の「沙弥島・瀬居島探訪」、さらに落ちると思うのだけれど・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「人間必ず死ぬ 病気にもなる この身の事実から目をそむける事 それを迷いという」というもの。 生まれたものは必ず死ぬことになっている。しかし、死ぬために生まれてきたのではなく、死ぬために生きているのでもない。 未来のために現在があるのではないし、現在のために過去があったのではない。その時の「今」こそかけがえのない「いのちの時」である。 過去に縛られることなく、未来を追うことなく、過去によって成り、未来を生む「今」を大切にしたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


辛いとき 辛いと言えたら 薔薇の花

2013年05月23日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。明日も高気圧に覆われて晴れる見込みとか。気温は17度から28度、湿度は80%から39%とやや乾燥気味。風は3mから1mの北東の風。

 

 さすがに、そうそうとお出かけする訳にもいかないので、午前中は資料の整理をやりながら・・・お布団干し。お天気がいいものだから・・・。

 

 例の今年の夏休みの自由研究・・・「法然上人讃岐の足跡探訪」も大詰めを迎えて、残すところ・・・数カ所。今までに調べた箇所は41箇所。それらの資料の整理をやっていた訳だ。

 

 机の上から、床の上まで資料だらけになってしまって・・・。

 

 場所別に整理をしている最中・・・。40箇所に余る場所をそれぞれに分類しないと、どこが何で、何がどこやら皆目わからなくなる・・・。

 

 で、今日のお昼はここになった。さぬき市志度にある「こがね製麺所・志度店」。代わり映えしないけれど、セルフのお店。

 

 今日は、気温が高いので、「おろしぶっかけ小の冷たいん・・」を注文した。ただ単に、普通の冷たい麺の上に大根おろしが載っているだけ。そこに冷蔵庫から出した、「ぶっかけ出汁」を振りかけただけのもの。わかめとかネギとかおろしショウガなんぞはフリートッピング。それでも麺とお出汁がおいしければそれでいい・・・。

 

 時間がたっぷりとあったので、志度から鴨庄(かもしょう)、大串、苫張、小田なんぞの海岸線を回って戻ってきた。これは音楽施設の「テアトロン」という野外音楽堂だが、最近は使われたことはないように思う・・・。施錠されたまんま・・・。

 

 ロケーション的にはいいところなんだが、讃岐の国民は飽きっぽいのか、最初だけは賑わったのだが、あとは人影1人として見えない・・・。

 

 このあたりの水田はすっかりと落ち着いてきた。いよいよ夏だなぁと思うような風景。

 

 我が家の「けいこ薔薇園」も、消毒の効果があってか、きれいな花が咲き出してきた。だが、油断をすると、イノシシが根こそぎ掘り起こしてしまうことがある。朝になれば、根っこがそらに向いていることがあると大騒ぎになる。でも、イノシシのせいではどうしようもない。

 

 で、今日はけいこばぁは、和裁のお稽古・・・ということで出て行った。和裁というても、和服の着物を、洋服に縫い直すという・・・和裁。ミシンもアイロンも使うのだから、「和洋折衷裁縫」みたいなもんだ・・・・。

 

 最近、我が家の周辺では・・「東京特許許可局」と鳴く鳥がにぎやか・・・。まだ、「てっぺんかけたか・・」には聞こえない。声はすれども姿は見えぬ・・・。

 

 今日は安息日。昨日はこんぴらさんの石段を歩いて登って下ったからね・・・。明日も休息日。今度の土曜日には、坂出市の沙弥島と瀬居島探訪の研修がある。それの資料を探したりしながらの準備作業・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ 僕たちは強がって笑う弱虫だ」というもの。これは、Aqua Timezという人の「決意の朝に」という歌の中の一節を引用しているもの。

http://www.uta-net.com/song/43861/

 

 じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


アヤメ咲く こんぴら参詣 竹の杖

2013年05月22日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。明日も高気圧に覆われて晴れるらしい。気温は17度から29度。夏日になった。湿度は76%から45%、風は3mから1mの微風。

 

 今日も天気がいいので、例の「法然上人讃岐の足跡シリーズ」の終盤戦。今日は琴平町に行くことにした。

 

 JR琴平駅から高灯籠を横目に見て・・・・

 

 コトデンの琴平駅。ちっともそれらしくない駅。うっかりすると見逃してしまうような駅。

 

 今日のお昼はここになった。仲多度郡琴平町にある「うどん処ゆうび庵」というセルフのお店。というても、ここはなんでもあり・・・で、レストラン・カフェ・足湯・うどん打ち体験・・・それにお土産物屋さん・・・。

 

 で、昨日に続いて、今日も「生醤油うどん小の冷や」をお願いした。ここはねぎまでトッピングしてくれた。今日はこの紙パックのうどん醤油だが、「お返しください」と書いてあった。冷たくておいしいおうどんだった。今日はほどほどに醤油をかけた。

 

 こんぴらさんの参道裏手にある「海の科学館」に立ち寄り・・・。

 

 金丸座も横目でちらりと眺めて通って・・・。この脇にある町道を牛屋口に向かう。昔の土佐街道から入ってくる旧道である。

 

 その、町営広谷墓地の中にあるのがこの名号石。「法然上人直筆名号石」と言われているもの。これも案外とすぐに見つかった。

 

 再び参道に戻ってエッチラオッチラ・・・。長い石段を登ってきて大門(旧仁王門)で休憩し、この「五人百姓」をひやかして・・・さらに進む。

 

 旭社(旧金堂)を過ぎて本宮へ・・・。さすがに汗まみれになってしまった。最後の心臓破りの石段がきつい・・・。しかしのかかし、ここまで法然上人は登ってきたのやろうか。高齢でもあったのに・・・。その頃にはお寺「象頭山金光院松尾寺」というお寺だったはず。今みたいにカゴ屋さんもなかっただろうに・・・。

 

 今回の目的は「参拝」ではないので、そのまま素通りして旭社まで戻り、書院を過ぎて社務所脇から裏参道を降りる・・・。

 

 宝物館裏を過ぎて・・・「神苑グラウンド」目指して下る・・・下る。ようやくに見つけたグラウンドも草まみれ・・・。最近は運動会だの球技大会だのをやらないんだろうか・・・。そのグラウンド東の岡の上にこれがある。「円光聖天:えんこうしょうてん」さんという不思議なほこら。円光・・・というのは法然上人のこと、「円光大師」と呼ばれたことに由来する。「聖天」というのはインドの神さまで頭は象のへんな神さま。なんで、その神さんと法然さんがいっしょくたになってるんだろ・・・。中には「ヘビ」の置物が・・・。

 

 その後に立ち寄ったのが「呑象楼」という日柳燕石の住居跡。かの「高杉晋作」も遊びに来ていたという屋敷である。普段には施錠されていて入れない。

 

 これが、幕末の詩人でもあり、博徒でもあった「日柳燕石」という人。

 

 これが、呑象楼のあった興泉寺。元はこのお寺の住職の隠居部屋であったらしい。それを事情があって、売却してしまったとか。そこに、一時期、日柳燕石が居候していたものらしい・・・。いろいろあるのだが、ここは省略。

 

 最後に、先日、見落としていた「真福寺跡」という遺跡も見つけてきた。こんなんじゃ、なかなかに見つからないはずだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分のことより ちょっと他人のことを考える こんな人を心豊かな人という」というもの。雪山 隆弘著 『ブッド・バイ -み仏のおそばに-』より。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。  


石楠花(しゃくなげ)が 供えられている 遍路塚

2013年05月21日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は17度から27度。すっかりと7月の気温になった。湿度は91%から58%、風は2mから1mの北東の風。いやぁ、暑くなったもんだ・・・。

 

 で、今日はどこに行くかなぁと思案しながら・・・向かった先は、高松市亀水(たるみ)町にある亀水(たるみ)運動公園。ここにあるバラ園が見頃ではないだろうかと・・・ということで寄ってみた。

 

 まぁ、見頃と言えば見ごろなんだろうか。でも、全体に花の数が少ないように思った。

 

 全体的に・・・「あっさりとしてるなぁ~・・」みたいな感想。去年、一昨年は、薔薇の花が盛り上がっていたように思う・・・。時期的なことなんだろうけれど・・・。

 

 「プリンセス・ミチコ」というCL・・・。

 

 このあたり・・・。五色台周辺にはおうどん屋さんも食堂もレストランも見かけない。そこで、大屋冨町を過ぎて、林田町に入ったところにあった、ここに入った。「どんまい林田本店」というセルフのお店。

 

 初めてのお店の注文は難しい・・・。そこで、「生醤油うどん」を注文した。かけでは普通すぎるし、釜玉は・・・素人ぽいし、ザルや冷やしでは能がないし・・・。ここはいっぱしの「通」ぶって・・・「生醤油の小・冷たいん・・・」と注文した。

 

 単に、どんぶりに麺が一玉入っているものを出された。「この醤油をかけてちょうだい」と出されたのが、「鎌田醤油のだし醤油」・・・。

 

 これを・・・どぶどぶ・・・と掛けて・・・・。まぁ、辛かったですよ・・・。入れすぎたかな。ナンキンの天ぷらを乗せて・・・200円+50円で250円。ま、お値段は安かった。

 

 その後・・・・瀬戸大橋線の下を走って・・・着いたのがここ。

 

 ここも、一応は「香川県立」になっている。

 

 瀬戸芸(瀬戸内芸術祭)なんぞの現代アートには全く感性のない私だけれども、こういう普通の絵画には興味がある。特に日本画なんぞには・・・。

 

 これは、上村松篁(うえむらしょうこう)の「桃春:とうしゅん」という作品。本物の絵画の重み・厚み・重厚さ・・・みたいなものを感じる。

 

 これは「小倉遊亀:おぐらゆき」の「紅梅と古鉢」という作品。こんなものなら私にも描けるぞ・・・と思うような絵だが、実に味わい深い。ほかにもなんでも鑑定団に出てくるような、「片岡珠子」とか「工藤甲人」とか「堂本元次」とか・・・の作品がずらりと・・・。

 

 いやぁ・・・、本物はすごいなぁと圧倒された。たかが日本画やで・・、たかが・・・田舎の美術館やで・・・と思って入ったけれど・・・、さすがといえばさすがであった・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。町内のお寺さんにあったもので、「人生はいろいろあるから退屈せんでよい」というもの。確かに永い人生に於いて様々なことが起きては過ぎる。それを退屈せずに楽しむか、退屈しながら漫然と過ごすかで人生の味わい方は大きく違う。有り難いと思って過ごすのか、苦痛だと思って過ごすのかでも人生は大きく違う・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


若葉摘む 剪定ばさみは よく切れる

2013年05月20日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は、朝方はどんよりと曇った天候だったが、やがてには高気圧に覆われて概ね晴れていた。20日から21日にかけては、高気圧に覆われて晴れるという予報になっている。気温は17度から25度、すっかりと、もう、夏という気温だ。湿度は94%から52%、風は1mから3mの弱風・・・。

 

 さて、こんな日には何をすべぇ~かな・・・と考えていたが、FaceBook友人の立石さんから調査依頼の来ていた遺跡の調査に出かけることにした。最初は「紫雲山の遺跡・・・」ということだったので、「そんな広い山で、落としたマッチ棒を拾うみたいなことできるかいなぁ・・」と、全く、乗り気がしなかったのだけれど、再三の依頼で、ようやくに重い腰を上げた・・・と言う訳だ。

 

 とりあえずは、高松市の北部、西宝町にある「西方寺」を目指して進んだ。近くに「花樹海」という大きなホテルがあるのですぐにわかった。その社員用駐車場に車を置いて・・・、このお寺に入ることにした。

 

 この奥さん、鼻をかんでいる訳ではない。泣いてはるのだ・・。この観音さんは「紫雲観世音菩薩」というて、国鉄の連絡船「紫雲丸」沈没事故で亡くなった方の慰霊塔を兼ねている。そこにお参りして、故人を偲んでいて、遂に涙が止まらなくなってしまったのだ・・・。

 

 この先の海で、修学旅行生らを載せた連絡船「紫雲丸」が霧のために衝突されて沈没し、168人の子供たちを含む犠牲者が出た。昭和30年(1855)5月11日のことであった。

 

 この西方寺から細い山道を登っていくこと30分。看板には15分とあるが、急な坂道でもあって、なかなかには登ってゆけない。

 

 写真を撮影しながら(本当は休み休みしながら・・)ゆったりと登って行く。

 

 すると、右手にこんなものが見えてくる。これが203高地、東鶏冠山にあった露西亜軍のトーチカ(要塞)である。この周りは5mほどの深さの堀で囲まれている。これが「模造・旅順要塞」である。

 

 この地は、明治37年五月、日露戦役に於いて、要塞203高地攻略に出兵した善通寺第十一師団の高松地区出身部隊が、祖国のため、民族のため、全滅させた東鶏冠山北保塁の陣地を英霊のために再現した聖地である。
             慰霊塔碑文より

  

 これが築造当時の写真。向こうに見えるのは屋島、手前が西浜港、その向こうが高松港。旅順港を眼下に見下ろす203高地を、ここに夢見たものだろう。この砲台部分が、今ではこうなっている。

 

 この右手、手前、左手が堀になっている。上の写真で、白い手ぬぐいをかぶっている作業員がいるが、そこが弾薬庫。

 

 この穴が見えているところ、レンガの構造物が少し見えるが、これがその「弾薬庫」。この上に、ロシアの大砲が据え付けられていたものらしい。

 

 帰りはわずかに5分でお寺まで戻ってきた。戻ってきたが、さすがに汗まみれになっていて、しばらくはタオルで汗をぬぐうばかりだった。

 

 で、今日のお昼はここになった。高松市国分寺町新居(にい)にある「こだわり麺や国分寺店」というセルフのお店。ここも、元はコンビニの店舗跡かな・・・。そういう雰囲気が残っている。

 

 で、ここだけ限定メニューという「牛肉おろしうどん」小を注文した。これで480円。「お餅にしますか?、レタスにしますか・」と突然に言われても・・・。このおうどんに「お餅」を入れるか、レタスを入れるか・・と聞いているらしい。どちらもいらんような気がしたが、レタスを入れてもらった。ま、変わったメニューの割に普通の味だった・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「晴れた日と雨の日があって 一つの花が咲くように 悲しみも苦しみもあって私の人生が深くなる」というもの。 調べてみたら、「悲しみの意味」という星野富弘さんの詩集からのお言葉らしい。「 冬があり夏があり 昼と夜があり 晴れた日と雨の日があって ひとつの花が咲くように 悲しみも苦しみもあって 私が私になっていく」というものらしい。周りの物に育てられながら、私たちも自然の花もその一生が深くなっていくものらしい・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


草いちご 眺めていたい 雨の午後

2013年05月19日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、朝方から雨が降っていた。夕方から夜にかけては次第に雨はやんでくる予報。20日も、気圧の谷の影響で朝にかけては雲が広がるが、次第に高気圧に覆われてくるため、昼前からは晴れる時もある見込みらしい。

 

 気温は19度から20度を前後するばかり。湿度は84%から96%と梅雨みたいに蒸し暑くなって、風は6mから2mと穏やかになってきた。

 

 けいこばぁは和裁のお勉強に出かけて行って不在。とりあえずは「法然上人讃岐の足跡シリーズ」の資料整理や写真の整理。デジカメの中にたまりに貯まっている写真データの整理や分類・・・。こうのもまとまってくると面倒になってくる。小さなことからコツコツとだな・・・。

 

 だから、「塩飽本島来迎寺」とか「本願寺塩屋別院」という個別のフォルダーを作成し、そこに当該の写真を整理して保管する方法をとっている。だから、写真は撮影した日にすばやくホルダーに納めないとわからなくなってしまう・・・。

 

 今日は午前中にお葬式が一件。 昼前からは雨が激しくなってきたし・・・。

 

 今日のお昼はここになった。木田郡三木町鹿伏 ベルシティ内にある「麺喰・三木店」にやってきた。ここもプチセルフのお店。

 

 こういう「肉ぶっかけうどん」などは完成品が出てくる。だから、カウンターで注文して会計を済ませて席について待っていると、「できましたよぉ~」と言われると、カウンターまで受け取りに行って受け取る仕組み。食後には食器は返却口に返却する。それでいて、あんまりお安くはない400円。

 

 これは「草いちご」と呼ばれている「野いちご」。これはヘビいちごとは違って甘くておいしい・・・。中にはすっぱいものもあるけれど。

 

 午後からはすっかりと本降りになってしまった。畑物や野菜・花畑には恵みの雨になったよう・・・。雨のせいで、暴走バイク集団も今日はお休み・・・。

 

 久々にホームページ「まほろば自然博物館(本館)」の「庄松堂」ほかの修正作業をやってみた。リンク切れとか、リンク先が行方不明になったものとかの更新作業・・・。うちのホームページは「ポータル・サイト」的だから、リンクばかりの蜘蛛の巣状態。そのリンクが切れたら訳がわからなくなってしまう。

 

 さて、明日からの一週間の予定は特にはないが、まんのう町周辺の「法然上人足跡調査」の残り十箇所ほどの調査と整理、来月の本山での研究発表会のリハーサル、25日の塩飽史談会・沙弥島ほか現地研修が予定されている事項。26日の日曜日には「トーク・ライブ」のご案内を頂いているし・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「どれほど巧みに着物を縫っても 糸に結び目がなかったら みな抜けてしまう」というもの。私たちは、縁の中を生かされている。独りではないいのちを生かされている。その事実に目覚めさせてくださるのが、お釈迦さまのおしえである。

 着物の生地が「縁」ならば、糸は「おしえ」。縁とおしえが織り成して、出来た着物が「私」である。巧みに縫われた着物に、糸は見えない。見えないが、確かに糸はある。私がお預かりしているいのちにも、おしえがある。私自身は「信じない」とか「無信心です」などと言うけれど、たしかにおしえがあるのだ。いのちの根っこに、おしえが息づいているのである。結び目とは、「おしえをよりどころとして生きてゆくこと」、つまり聞法の生活ではないだろうか。聞法の生活という結び目があるからこそ、ときに立ち止まり、ときに自分を見つめ直す瞬間(とき)をいただるというもの。

  

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


牡丹咲く 書院をよぎる 猫の列

2013年05月18日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、南からの湿った空気の影響で、雲の広がっている所があったらしい。気圧の谷や湿った空気の影響で、夜遅くには雲が広がる見込み。19日は、気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、昼過ぎから夕方を中心に雨となる見込みとか。

 

 気温は14度から26度、湿度は85%から53%。風は1mから8mの南東の風。いよいよと暑くなってきたが、日陰にいるといい風が入ってきて気持ち良かった。

 

 今日は所属寺院の春の永代経。これが、東かがわ市三本松にある「海暁山海暁閣勝覚寺」。真宗興正派の寺院である。本尊は阿弥陀如来。

 

 今日は春の永代経の日なのだが、そこに降って湧いたように突然のお客様。まんのう町からのお寺さんのお参りが入ってきて・・・。

 

 勝覚寺ゆかりの「庄松同行:しょうまどうぎょう」のお話を頼まれた。院主さんはお葬式ができて出払ってしまっていて。そこで急遽、私がお話をすることになった。

 

 お話もおわり、休憩も終わって、庄松さんの銅像前での記念撮影。遠路はるばる、おつかれさま。

 

 これが「妙好人・庄松同行」。南無阿弥陀仏よりほか何もない・・・。

 

 今日はお寺近くでのおうどん屋に寄った。手打ちうどん「吉本食品」というセルフのお店。11時前だと案外と空いているが、このあたりではちょっとした有名店。県外ナンバーもたまには」見受けられる。

 

 今日は朝食も食べてきたし、お昼のお弁当も出る予定なので、軽く・・かけうどん小で200円。

  

 永代経のお勤めは13時半から・・・。

 

 これがうちの院主の赤沢住職。

 

 ご法話は高松市西植田町の柴田先生。仏教の基本、「諸行無常・諸法無我・涅槃寂静」という三法印についてのいお話・・・。

 

 「病院は身体の病をなおすところ、お寺はこころの病をなおすところ・・」みたいなお話だった。なかなかに、おてらがこころの病を治すところまでにはほど遠いかなぁと感じた。

 

 今日の掲示板はこれ。「辛いという字を 一つ乗り越えると 幸せという字になる」というもの。これに似た言葉に、「幸せという字には辛いという字が隠れている」というものがあった。どちらかというと、こちらのほうが明るくなれそうな気がする。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


麦秋の 路地に古寺を 見逃して

2013年05月17日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。明日も高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。気温は17度から23度、湿度は89%から50%。風は4mから1mと北北東の風。

 

 今日は天気がいいので、仲多度郡まんのう町に出かけてみた。例の・・・「法然上人讃岐の足跡シリーズ」の調査である。建永の法難(承元の法難)によって、都を追われ、讃岐に流された法然上人は、塩飽本島から、丸亀を経て、この小松の荘にやってきた。

 

 このあたり、まんのう町羽間・四條・高篠という一帯が「小松荘」であって、「ココが本当」、「こここそ元祖」みたいなことで、あちらこちらが、「こここそ、法然上人逗留地」と名乗りを上げている。

 

 そんな何カ所かを巡ってから、今日のお昼はここになった。

 

 仲多度郡まんのう町東高篠にある「手打ちうどん梅木」というセルフのお店だが、プチセルフの典型みたいなもので、客の注文を聞いてから麺を湯がいて・・・たっぷりと十数分から20分は待たされる。しかも料金は後払い・・・。

 

 で、出てきたのがこれ。肉うどんを注文したから肉うどんが出てくるのは当たり前なんだが、この量は半端じゃない。どうやっておうどんを食べればいいのかと考えてしまうし、どこから手を付ければいいのかも迷ってしまう。これで500円だった。

 

 ということで、まんのう町高篠羽間・高篠・四條・天皇・琴平町苗田・まんのう町買田などを回って、計8箇所の調査を終えた。わかるところはわかるのだが、わからんところは全くわからん・・・。

 

 そこで気分転換・・・ということで、ここにやってきた。まんのう町追上というところにある「道の駅もみの木パーク」内にある「二宮忠八飛行館」。200円の入場料が要った。

  

 展示内容は中学生用かな・・と思うような内容。忠八の年表とか活動記録などと、飛行機の歴史みたいな内容の展示。

 

 これが、二宮忠八が考えたカラス型飛行機。陸軍の演習の帰り、この近くで弁当を食べていたとき、落とした米粒をねらってカラスが滑空してきたのにヒントを得て、こういう機体を考えたのだとか。

 

 だから、この地は、「世界最初の飛行原理着想の地」なのだそうだ。ここにあるのが、「二宮飛行神社」。

 

 だから、この町のマンホールもこれ。

 

 ちゃんと、カラス型の飛行機がデザインされている。もう一つは特産の「タケノコ」。

 

 今日の掲示板はいつもの「荒了寛」先生のお言葉。「生きるとはなぁ いのちをわけあっていくことなんだよ だからいたわりあつていくんだよ」というもの。この、「いたわりあう」というこころがいくぶんか薄れてきているように思うのは私だけだろうか・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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