グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

大前田諏訪神社の獅子舞 (前橋市大前田町)

2009年10月20日 20時36分09秒 | 民俗・まつり
一昨日の日曜日、収穫感謝祭会場から次に向かった先は、前橋市大前田町にある大前田諏訪神社。
村の鎮守様という感じの小さな神社ですが、ここでは毎年10月第3日曜日に獅子舞が奉納されます。

このお祭りには、一昨年からお邪魔させて頂いており、今年で3回目。
今回も好天に恵まれ、すばらしい秋祭り日和でした。






大前田諏訪神社の獅子舞は、宝暦年間(1751年~1763年)に始まったと伝えられ、市の無形文化財に指定されています。
一人立ちの三頭の舞で、黒漆塗りの獅子頭が「父」と「息子」、朱塗りは「母」。付人は「ひょっとこ」と「おかめ」。





五穀豊穣と村人の息災を祈願する獅子舞。
ひょっとこが手にしている男根を模した木の棒には、子孫繁栄の願いが込められているのでしょう。

ベテラン?のひょっとこになると、踊りの最中にアドリブでひょうきんな仕草を交えて、観衆を笑わせたりします。迫力ある獅子と、ユーモラスなひょっとこの対比も見所です。

この伝統の獅子舞を受け継ぐのは、小学生から高校生の地元の子供たち。
今回、最年少の舞手は、小学3年生だそうです。





地域の伝統をしっかりと守り伝えている大前田の人たちに大きな拍手を送りたいですね (^^)



収穫感謝祭2009

2009年10月19日 20時05分35秒 | 美味しいぐんま
昨日の日曜日は一日中、秋晴れのよいお天気でした。
紅葉も見頃、さらに各地で秋のイベントが目白押しで、どこへ出かけようか迷った人も多かったことと思います。
私は、朝の鳥見散歩の後、前橋市亀里町のJAビル駐車場で開催されていた収穫感謝祭2009に行きました。



収穫感謝祭は、毎年この時期に開催されている秋の恒例イベントです。
県内各地の農業団体などが出展し、ぐんまのおいしいものが会場に大集合


最近、お菓子やパンの原料として、米粉が注目されていますね。
米粉パン


米粉かりんとうを試食

堅すぎず、柔らかすぎず、なかなか美味しいかりんとうです

近日発売予定だそうですので、店頭で見かけたら是非お試しくださいませ


収穫祭名物、キャベツの抱え取り(1回200円)

大玉のキャベツを15個もゲットした人がいたそうです (^o^)

群馬県養鱒組合のヤマメ、イワナの塩焼きも毎年人気があります。




炭火で香ばしく焼き上げられた新鮮なヤマメは美味しいね

休日鳥見散歩  桃ノ木川 & 嶺公園

2009年10月18日 21時22分36秒 | バードウォッチング
冬鳥御一行様が続々到着中にて、先週から再開した朝の桃ノ木川鳥見散歩。
今朝は、泉橋~竹橋を歩きました。



ヒドリガモ

ヒドリガモを漢字で書くと緋鳥鴨。頭の色が名前の由来です。
「緋鳥鴨」では、鳥と鴨が重なって“白い白馬”のようですが、江戸時代頃までは単に「緋鳥」と呼ばれていたそうです。

上空を見上げると、遠くに60~70羽のカワウの群れを発見。

多分、利根川に沿って北上中だったのだと思います。

セグロセキレイ

セグロセキレイとハクセキレイはよく似ていて、見分けにくいですね。
セグロセキレイという名前に惑わされて、背中を見てはいけません。顔に注目しましょう。個体のバリエーションがあるので、厳密な見分け方ではありませんが、大ざっぱに言うと、顔に黒い部分が多いのがセグロセキレイ、白い部分が多いのがハクセキレイ。
鳴き声で判別する方が正確で、ジッジッと濁った音が混じるのはセグロセキレイ、濁らずにチュチュン、チュチュンと鳴くのがハクセキレイです。
こちらに両者の画像があります → 鳥見散歩 桃ノ木川 グッドぐんま2(2009年02月11日)

イソシギ

水辺に普通に見られるセキレイくらい大きさのシギ

カルガモタシギ

タシギは冬鳥として水田や川に飛来します

カントウヨメナ?


ウラナミシジミ



南方系のチョウで、霜が降りるような地域では越冬できません。
春から夏に、定着している地方から世代交代を繰り返しながら、北上してきますが、冬には死に絶えてしまいます。ウスバキトンボと同じような生態ですね。
このような生態の生物は、地球が温暖化すると一気に生息域を広げることができるのでしょう。

桃ノ木川で見つけた鳥(2009.10.17 泉橋~竹橋)
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、カルガモ、ヒドリガモ、トビ、イソシギ、タシギ、キジバト、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、カオジロガビチョウ


桃ノ木川からいったん帰宅し朝食をとった後、JAビル駐車場で行われていた収穫感謝祭と前橋市宮城地区にある大前田諏訪神社の秋祭りに出かけたのですが、こちらは後日upします。


今日は気持ちのよい秋晴れだったので、大前田諏訪神社から家に戻る途中で、もう一カ所フィールドをまわることにしました。
本日2カ所目の鳥見散歩場所は嶺公園。お目当てはジョウビタキです。

「ジョウビタキさ~ん、出てきてよ~」と、心の中でつぶやきながら遊歩道を歩いていると・・・・
祈りが通じたのか、オスのジョウビタキが姿を見せてくれました (^^)
真後ろからなので、お腹のきれいなオレンジ色が見えなかったのが残念ですが・・・


ニシキギ


マムシグサ


ツマグロヒョウモンが群れ飛んでいました
県内に定着してから10年ほどしか経過していませんが、前橋あたりでは、この時期に一番目立つ蝶になっています。
ツマグロヒョウモン ♂




ツマグロヒョウモン ♀



富岡製糸場工女さんも愛したカレーライス (セブンイレブン群馬県各店)

2009年10月17日 19時17分40秒 | 美味しいぐんま
11月4日まで、群馬県内の各店舗で実施中の『世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」応援フェア』
富岡製糸場やシルクにちなんだ、キャンペーン限定ご当地グルメを販売中です。

富岡製糸場と絹産業遺産群 応援フェア セブンイレブン グッドぐんま2

さて、今回食べてみたのは
高田食堂監修 富岡製糸場工女さんも愛したカレーライス (398円)




パッケージに【辛口】と書いてありますが、確かに辛口スパイシー。
でも、美味い! クセになりそうな感じです
コンビニ弁当の中では、特Aクラスでしょう



このカレーを監修している高田食堂は、富岡製糸場のそばにあります。
パッケージの説明によると


今度は富岡の高田食堂に行って、“本物”の富岡製糸場工女さんも愛したカレーライスを食べてみたいぞ、と思っておりましたら、かわせみさんが紹介されていました

女工さんも愛した高田食堂のカレー CARTON CAFE

世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」応援フェアでは、スタンプラリーも実施中。
県内のセブン-イレブン等に設置してあるスタンプを5種類以上集めるとぐんまちゃんエコグッズがもらえます。

で、私がゲットしたのは
ぐんまちゃんエコバッグ

ぐんまちゃんとお買い物~(^^)

[群馬限定]世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」応援フェア開催! セブン-イレブン

赤城山 紅葉2009

2009年10月16日 23時58分04秒 | 紅葉
今日は休日出勤の振替でお休み (^o^) わーい!
今年初めての紅葉狩りに赤城山へ





赤城大沼周辺のピークは数日前だったかな?という感じでしたが、まだまだ見頃。
ただ、今日は赤城山の上に雲がかかってしまい、紅葉が少しぼやけた感じだったのは、残念でしたが・・・

新坂平


赤城大沼






赤城大沼周辺の紅葉の見頃は、この土日までかな


ぐんま紅葉情報  群馬県観光国際協会


                                        

赤城山からの帰り道に嶺公園に寄りました。

嶺公園にしばらく滞在中のオシドリ御一行様

ちょっと遠すぎですが (^^;)
おしどり夫婦という言葉のとおり、オシドリの語源は「雌雄相愛し」。雌雄の仲がよいことが名の由来だそうです。

セグロセキレイ


セスジツユムシ


しらすアユ

2009年10月15日 21時29分45秒 | 
前橋市敷島町にある水産試験場のアユ飼育棟では、9月上旬から中旬にふ化したアユの仔魚が元気に泳いでいます


飼育池


アユ仔魚(ふ化後約5週間)


体は白く透き通り、上から見ると眼が金色に輝いて見えます


アユの仔魚のように体に色素がなく白く透き通ってみえる仔魚(稚魚)のことを「しらす」といいます。
食卓にのぼるシラス干しは、カタクチイワシの仔魚です。
海から川を上る頃のウナギの稚魚も体が透明で「シラスウナギ」と呼ばれます。

アユの仔魚は、細長い体をくねらせながら泳ぎ、餌を見つけると体をS字にして、バネを伸ばすように餌に飛びつきます。


デリケートなアユを育てている飼育担当者は、来年の春まで神経をすり減らす日々が続きます


【お知らせ】
水産試験場では、今年も10月28日の群馬県民の日にあわせて、場公開を行います
ヤマメのつかみ取り、金魚すくい、展示コーナーなどの催しをご用意して、皆さまのご来場をお待ちしておりま~す (^^)/

水産試験場公開のご案内 のぞいてみよう 魚のせかい


                                   

職場の庭にて

葉見ず花見ずの、ヒガンバナ
花が終わって葉が伸びてきました

周りに競争相手が少なくなるこれから冬の間に葉を茂らせて、充分に光合成を行います。

フユノハナワラビ


ヒメアカタテハ


ベニシジミ

セイタカアワダチソウの花で吸蜜


身近に見られる普通種ですが、可愛いですよね (^^)

ぐんま昆虫の森  秋本番

2009年10月14日 21時57分39秒 | ぐんま昆虫の森
一昨日の体育の日、桃ノ木川の鳥見散歩の後、家に戻って朝食。
鳥見散歩の後は、ご飯がおいしい(^^)

その後に向かった先は、ぐんま昆虫の森
昆虫の森には10月3日に行ったばかりですが・・・(^^;)





水辺や田んぼの周りでは、たくさんの赤とんぼ
マユタテアカネ




アキアカネ


ナツアカネ


田んぼで産卵しているナツアカネ


ネキトンボ

オレンジ色の翅の基部が特徴的


夏によく見られるショウジョウトンボに似ていますね。ショウジョウトンボ♂は、脚まで赤くなりますが、ネキトンボの脚は黒です。
またよく見比べると体型にも差があります。ショウジョウトンボの方が太め。

ミヤマアカネのペア


この時期、林縁や草地などでよく見られるウラギンシジミ
オスは茶色地にオレンジ色が鮮やかですが、メスは渋い配色です
翅の裏は雌雄とも銀白色






モンキチョウ


キタテハ


林縁を歩いていると赤い提督 Indian Red Admiral アカタテハ登場


成虫で越冬するので、早春から見られますが、個体数が多くなるのは秋なので、秋の蝶のイメージですね。



アカタテハによく似たヒメアカタテハは、この日のフィールドでは見られませんでした。
ヒメアカタテハはアカタテハに比べてやや開けた環境を好むので、雑木林の周りではアカタテハの方が多いのでしょう

ちなみに、英名でBlue Admiral(青い提督)はルリタテハ、White Admiral(白い提督)はイチモンジチョウです
蝶の英名はカッコイイのが結構ありますね。オオムラサキは Great purple emperor(偉大な紫の皇帝)
きっと、蝶が大好きな人が名付けたんでしょうね

ムラサキシジミ

翅の裏は、とても地味な色をしていますが・・・

「翅を開いてくれ~」と、念を送りながら、しばらく待っていたら、
「ちょっとだけよ~ん」と、青紫色に輝く美しい翅の表をちらっと見せてくれました (^^)


ベニシジミ


ジャコウアゲハさなぎ

茅葺き民家のカラタチの生け垣についていました
南方系の蝶らしい豪華な感じのする蛹ですね

ホバリングしながら長いストローで蜜を吸うホシホウジャク


真夏は大賑わいだった樹液酒場ですが、今は樹液もほとんど出なくなり、
スズメバチが木をかじっているのをたまに見かける程度になりました


セイタカアワダチソウについたアブラムシをムシャムシャ食べていたナナホシテントウ


目玉のような斑紋のナミテントウ


ナミテントウの斑紋には様々なバリエーションがありますが、こんな模様もあるんですね。


ツチイナゴ


アップにするとひょうきんな顔のコバネイナゴ


ジョロウグモ


夏にはあたり全てを飲み込んでしまうほどの圧倒的なパワーを感じさせた植物たちも、秋が深まり、おとなしくなった感じ
赤くなり始めたマムシグサ




シロヨメナ


ノハラアザミの綿毛


クサギ


ツリバナ

吊り下がった種子が可愛らしいですね

マユミ

漢字で書くと「真弓」。
強くてよくしなるので、弓の材料として利用されたのが名の由来です。

秋ですねぇ


夏休み中は混雑していたぐんま昆虫の森ですが、今頃になるとお客さんの数が少なくなってきます。
昆虫の森のシーズンは夏だけだと思っている人が多いのでしょうね。
しか~し、秋から冬にかけても、里山から昆虫がいなくなることはありません。
むしろ、動植物の意外な姿を見つけることも多いんです。
ぐんま昆虫の森にオフシーズンはありません。





久しぶりの桃ノ木川鳥見散歩

2009年10月13日 21時23分23秒 | バードウォッチング
昨日の朝は、久しぶりに桃ノ木川で鳥見散歩
市場の付近から国道50号線の観音橋までのんびり歩きました。

この時期は、電柱や木の上でさかんにモズが鳴いています


眼の部分の帯(過眼線)が黒くくっきりしていて、羽(初列風切の基部)に白斑があるのがオスです



メスはオスに比べて、少しやさしそうな顔つきで、羽には白斑はなく、薄い褐色の胸からお腹にかけて細かい波状の模様があります(上の写真ではちょっと見難いですが・・・)

キジバト


観音橋上流の堰堤の付近には、たくさんのカモがいました


ヒドリガモ


コガモ


コサギ


桃ノ木川で見つけた鳥(2009.10.12 竹橋~観音橋)
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、トビ、キジ、イソシギ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス



今朝、家のすぐ近くで、電線に止まっているジョウビタキ♀を発見

今シーズン初めて見るジョウビタキです。
冬鳥のシーズンに突入ですね。
風は冷たいですが、楽しい季節の到来です (^^)

さて、バードウォッチング入門にお薦めの図鑑をご紹介します
野鳥観察ハンディ図鑑「新・山野の鳥」と「新・水辺の鳥」(日本野鳥の会)

ポケットサイズなので、フィールドで使いやすく、身近な場所で見られる鳥は網羅されています。値段も1冊524円(税別)とお手頃です。一般の書店で購入できます。

日本野鳥の会

日本野鳥の会群馬県支部

前橋まつり 2009

2009年10月12日 19時46分49秒 | 民俗・まつり
昨日の午後は、前橋まつり(10月10日~11日)へ

前橋まつりは昭和23年に戦後の復興祭として始まり、今年で61回目を迎えました。
普段は少々寂しい感じの中心市街地も、前橋まつりは人・人・人で、ごった返していました。

祇園山車巡行






立川町通りに19台の山車が勢揃い
賑やかなお囃子の音色が、祭り気分を盛り上げます







前橋だんべえ踊り


前橋だんべえ踊りは、平成7年の前橋まつりに初登場した踊り。
青森のねぶた、高知のよさこい鳴子踊り、札幌のYOSAKOIソーラン節等をヒントに、「前橋音頭」をアレンジして作られました。



団体毎に趣向を凝らした色とりどりの衣装の踊り手で、国道50号線は埋め尽くされます


前橋だんべえ踊り協会


前橋まつり参加者、関係者の皆さま、お疲れ様でした
打ち上げのお酒は美味しかったでしょうね (^^)

嶺公園  桜咲く

2009年10月11日 22時45分38秒 | 自然観察
今朝は、町内の公園掃除の後、嶺公園へ

トンボを探しに釣り池に行ったら、桜の花がチラホラ


この時期に開花する二季咲きの桜はジュウガツザクラ(十月桜)やコブクザクラ(子福桜)など何種類かありますが、これはフユザクラ(冬桜)でしょうか?






秋晴れの下、全体的にはひかえめに、でも花の一つ一つは凛とした感じで咲いているこの時期の桜も良いものですね。




ヤクシソウ


白いホトトギスが咲いていました。


昨年見つけたアケボノソウは、今年は発見できず。残念です・・・

ヒメアカタテハ



英名はPainted Lady  「化粧した女性」というような意味なんでしょうかねぇ・・・?
ちなみに、昨日の記事に登場したアカタテハの英名はIndian Red Admiral インドの赤い提督という勇ましい名前です

ツマグロヒョウモン


ツマグロヒョウモン


ウラギンシジミ


ナツアカネ



稲刈り前の田んぼの上を、赤とんぼが2匹連結して飛んでいる姿をよく見かけますね。あれがナツアカネです。
ナツアカネは、イネなどの上をすれすれに飛びながら卵をばらまく打空産卵を行います。




ナツアカネのオスは、全身まっ赤っかになります。
エビやカニが赤いのは、カロテノイド系色素を含んでいるためですが、赤とんぼの赤い色のもとは、何・・・?
それ考えると夜も眠れないの by春日三球・照代 (若いもんにゃ分からんだろう)