今日は、早朝にはまだ昨日からの雨が残っていましたが、8時前には上がり青空が広がりました。
しかし、雨が降った後には、お約束の強い風。
午前中は、仕事や買い物。
午後から、嶺公園に出かけました。狙いはオオルリやキビタキなど夏鳥たち。
しかし、2時間ほど探し歩いて見つけたのはシジュウカラ、エナガ、ホオジロ、ヒヨドリのみ・・・
そんなわけで、上を見るのは諦めて、足元に目を移しましょう。
マムシグサ
サトイモ科ナンテンショウ属の多年草。北海道から九州の明るい森林や谷沿いのやや湿った場所で見られます。茎(偽茎)のまだら模様がマムシに似ているのが名前の由来。
マムシグサには雄株と雌株があり、それぞれ雄花と雌花をつけます。外観で花のように見えるのは仏炎苞で、その中に小さな花の集まった花序があります。
マムシグサは虫媒花。花粉はキノコバエやユスリカなどマムシグサの花を訪れる小さな昆虫が運びます。
マムシグサの雄花にやって来た虫は仏炎苞に入ります。しかし仏炎苞の壁はツルツルしていて上に這い上がることができません。虫は中でもがいて花粉まみれ。
さあ大変。入った虫たちは閉じこめられてしまうのか?
いいえ大丈夫です。
雄花の仏炎苞の下側には、小さな脱出口が開いています。
全身に花粉をつけた虫はこの穴から脱出します。
さて、花粉をつけた虫が次に雌花を訪れれば、そこで受精が行われます。
花粉を運んでくれてありがとうと礼を言って、虫たちはまた穴から脱出させる?
いいえ・・・
マムシグサにとって、花粉を運び終わった虫にもう用はありません。
雌株の仏炎苞には、脱出口はないのです。虫は中でもがき続けて死んでしまいます。
ちょっとコワイ話の後は、カワイイ花を・・・
チゴユリ(稚児百合)
落葉樹林の木陰で恥ずかしそうにうつむいて咲いています。
しかし、雨が降った後には、お約束の強い風。
午前中は、仕事や買い物。
午後から、嶺公園に出かけました。狙いはオオルリやキビタキなど夏鳥たち。
しかし、2時間ほど探し歩いて見つけたのはシジュウカラ、エナガ、ホオジロ、ヒヨドリのみ・・・
そんなわけで、上を見るのは諦めて、足元に目を移しましょう。
マムシグサ
サトイモ科ナンテンショウ属の多年草。北海道から九州の明るい森林や谷沿いのやや湿った場所で見られます。茎(偽茎)のまだら模様がマムシに似ているのが名前の由来。
マムシグサには雄株と雌株があり、それぞれ雄花と雌花をつけます。外観で花のように見えるのは仏炎苞で、その中に小さな花の集まった花序があります。
マムシグサは虫媒花。花粉はキノコバエやユスリカなどマムシグサの花を訪れる小さな昆虫が運びます。
マムシグサの雄花にやって来た虫は仏炎苞に入ります。しかし仏炎苞の壁はツルツルしていて上に這い上がることができません。虫は中でもがいて花粉まみれ。
さあ大変。入った虫たちは閉じこめられてしまうのか?
いいえ大丈夫です。
雄花の仏炎苞の下側には、小さな脱出口が開いています。
全身に花粉をつけた虫はこの穴から脱出します。
さて、花粉をつけた虫が次に雌花を訪れれば、そこで受精が行われます。
花粉を運んでくれてありがとうと礼を言って、虫たちはまた穴から脱出させる?
いいえ・・・
マムシグサにとって、花粉を運び終わった虫にもう用はありません。
雌株の仏炎苞には、脱出口はないのです。虫は中でもがき続けて死んでしまいます。
ちょっとコワイ話の後は、カワイイ花を・・・
チゴユリ(稚児百合)
落葉樹林の木陰で恥ずかしそうにうつむいて咲いています。
植物達の知恵(?)ってすごいですよね!!
コワい話ですが、感動しました。
自然って、素晴らしいです!!
神戸の山間部でも時折みかけます。(マムシグサなのかウラシマソウなのかわかってませんが)
やや残酷に思えなくもないですが、最近散歩で見かけたイヌビワでも似たような話があるのですね。イヌビワコバチというイヌビワ専門で花粉を媒介するアリのようなサイズのハチの仲間が花粉の媒介後は閉じ込められるというのをイヌビワのことを検索して初めて知りました。共に相手がいなければ子孫を残すことができない共存共栄の間柄のはずなのですが。
実は非常に利己的、合理的?にできていたりします。
生き物の生活は奥が深くて面白いです(^^)
ウラシマソウには浦島太郎の釣り竿を連想させる細長い付属体があります。
植物と虫の関係は面白い話が多いですね。
マムシグサとキノコバエの関係よりも
イヌビワとイヌビワコバチの関係の方が、複雑ですね(^^)