車で行く寺社仏塔とA級B級すぽっと!
寺社、仏塔を中心に、車で行くA級B級スポット巡りです!
 





この週末は福島へ行く機会があったので、ちょっと寄り道して会津若松へ行ってきました。ただ今回は鉄道で、帰りの新幹線なども決めていたのはいいのですが、JR磐越西線はあまり本数がなく、私にできた時間は3時間。駅に着いたのが朝8時過ぎ。最大の目的は「さざえ堂」です。地図で見ると、会津若松駅からまっすぐの道の突き当りにある「飯盛山」。ここは白虎隊自決の地ということで有名な場所です。駅から歩いても行けなくなさそうでしたが、時間が不安だったのでタクシーを使ってすぐ、まだ人がほとんどいませんでした。中央に階段。見た感じではたいしたことがありません。でも横に有料のスロープコンベアがあるので、一応250円払って乗ってみました。

 

登ってみれば、これまでのお寺と比較しても全く短い階段。健常者は階段で十分だと思いましたね。その先も少しだけ階段があり、上には白虎隊の墓、そして自決の地。・・・・。

 

さざえ堂は少し降りた中腹にあります。正式名称は「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)。もちろんもともとは正宗寺というお寺の仏堂です。形式としては仏塔ではありませんが、仏教建築としては極めて異例なもの。高さは16.5m、1796年の建立。国の重文です。内部が2重らせん構造になっていて、登りと下りが1本のスロープになっているという珍しい構造です。

 

 

なんか外から見るとあばら屋のようにも見えながら、全体としておもしろい形になっているんですね。かなりいいです。国宝でもいいんじゃないかと思います。

 

ちなみに、車で来た場合は無料の駐車場がいくつかあります。良心的です。

 

ところで、自決の地から鶴ヶ城が見えるはずなんでが、小っちゃくて見えません。真ん中あたり・・?



ここでiPhoneで地図を調べると結構近いはず。まだ時間もある。ということで、歩いてみました・・が、なかなか天守が見えてこない。すぐ近くにあるはずというところまで行っても見えない。結局30分ほど歩いてお堀から中へ入ってやっと見えました。再建ということおあり、きれいな天守です。しかし山城でないにしろ、これだけの建物が街中からもほとんど見えないというのはあまりないですよね。どこのお城も天守っていうのは街のシンボル的なものになっているのに。なお、天守上から飯盛山はよく見えました。

 

来年のNHK大河ドラマが「八重の桜」。ここ会津若松が舞台となりますので、街中は盛り上がり始めています。結局、お城から駅まで歩いてみても街から天守が見えるところはありませんでした。なんと8kmほど歩いたことになるか!?ほんとうは、「会津村」という不思議なスポット(三重塔や大観音像がある)もちょっと興味があったのですが、とても時間がなくて行けなかったのは残念。列車の車窓から少し見えました。














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