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車で行く寺社仏塔とA級B級すぽっと!
寺社、仏塔を中心に、車で行くA級B級スポット巡りです!
 



 今朝は東京へ行って時間が取れたので、「よみうりランド」は行ってみました。「遊園地」です。目的は桃山時代の多宝塔!東京都内には実に50を超える数の仏塔がありますが、江戸以前のものはほとんどなく、いわゆる「都内三古塔」程度。しかし、実際にはこれらよりもさらに古い塔がここにあります。
 さて、朝9:00前、よみうりランド前駅からよみうりランドへ向かうバスに乗っていくわけですが、なんと自分以外100%女の子(たぶん中学生以下でプール行)!という支離滅裂な状況にありました。一応女性専用車両ではないみたい。周りから、このオッサンあやしいと思われるのではないかというようなことは全く気にしていないわけではありますが、さすがにチケット売り場で1200円払って大人1枚と言ったときの係のおねえさんの目はやや悲しく感じたものでした。それは以前に「寛永寺五重塔」を見るために上野動物園にスーツで入ったとき以上です。
 ほんとうに典型的な遊園地です。そのなかで自分はジェットコースターなどには目もくれず、端っこにある「聖地公園」へ向かいます。人はいません。係員が準備に励むバーベキュー広場などを通り抜けるわけで、それは妙なものです。天気もどんよりで、何かしら「ミステリーゾン」にでも向かうかの気分でした。そうすると目の前に「パゴタ」が現れます。

 

 その方向への道はまさに「山寺」。

 

 そしてはじめに例の「多宝塔」があります。後ろのパゴタ、ゴンドラと重なって妙な景色です。なんでここにあるのかというと、いろいろな経緯で「播磨無量寿院」から移設されたとか。修理されていて何の文化財指定にもなっていないのですが、歴史的、意匠的に重文になっていてもおかしくない存在です。

 
 
 多宝塔周りには八祖師像!これはなかなかステキな雰囲気になってきたではないか! パゴタはすぐ上。

 

 ここの公園で驚くのは重要文化財の仏像が2体あること。一つは「聖観音像」(よみうりランド観音)。諸説ありますが、以前は多宝塔の中に安置されていたのが、木造の中では保存が厳しいのでこちらへ移したということです。もう一つはパゴタの下のしたにある「妙見菩薩像」。この公園、完全にお寺以上です。門や手水舎も完備?しています。なんと門は元「京都御所から竜安寺へと移されたものがここに来たというからすごい。

  

  

 ところで、パゴタ内部や重文の仏像が見れないか・・?いや、「お守り売り場」のおっちゃんに聞いてみたところ、全部開けてくれました。通常入れないところまでも入れていただき、詳しく説明までしてもらいました。まず、パゴタの内部。スリランカから贈られた釈迦の仏舎利と聖髪が納められているそう。この辺りの経緯は不明です。かつて日本に本物の仏舎利が届けられたのは2度であり、それぞれは「日泰寺」と「阿含宗」へが保管していると思いますが・・。

  
 
 重文の仏像。普段は扉は開けてあるが、雨ぎみのときは締めるってことです。中の扉内部まで入れてもらいました。

  

 この聖地公園にはこういうものもあります。地蔵灯篭、そしていきなり「インカ帝国の石造(インカの国宝!)」

 

 なかなか見応えのある公園でした。おっちゃんの話では、夏にこの公園を訪れる人はほとんどいないそう。ゴンドラやコースターからもよく見えるのに、確かに「こういうところがあるのは知らなかった」という人は多いようです。たしかに道のあちこちに蜘蛛の巣があって、知らずに通ると顔にペチャーっとへっつくし・・!。でも、ホタル祭りやらやっているし、春の桜、秋の紅葉はきれいらしいので知っている人は知っているのでしょうね。まあ、小中学生くらいで多宝塔やパゴタを見ても「オブジェ」くらいにしか見えないかも。そういう私も、もし小学生の時にここに一人で来ていたら、(遊園地との対比もあって)絶対に「恐怖のミステリーゾンへ来た!」と感じたことでしょう。



  
 



 

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 東京へ行く機会があったので、寄ってきたのが「椿山荘」の三重塔。今回こそは現存する塔です。そもそも、東京都内には多くの仏塔が存在します。60塔近くあります!しかし、昭和以降の新しい建築がほとんどで、さすがにこれらを全部訪れてみようかということは、たとえ金とヒマが存分にあっても考えないことでしょう。それでもやはり江戸時代から前のものは見ておくべきだろうという考えはあります。「都内三古塔」というのはここのほか、寛永寺(上野動物園内)、池上本門寺の五重塔で、ここは既に訪問済みです。ただ、もう一つ、古い多宝塔が、「よみうりランド」に存在していたりしますからそのうち行かなければ・・。
 さて、「椿山荘」は立派なホテルであり、庭園は無料で一般公開されています。少し前にTBSの「ルーズベルト・ゲーム」でロケ地になっていたので、それが少しは話題になっているかと思われましたが、ネットを見ても特にそういった話はなかったみたいです・・。ところでこの江戸初期の建物がなぜここにあるのかというと、まあ簡単に言えば、大正時代に広島のお寺から、庭に持ってきた」ということです。文化財保護の意図もあったのでしょう。
 庭園の入口は神田川沿いでした。こちらはその入口と、庭から見たホテル。

 

 三重塔は、3年ほど前に修復も行ったということで、非常にきれいです。周辺の木々や芝などもさすがにホテルの庭園で、ぬかりがありません。

 

 内部には聖観世音菩薩が安置してあります。ただのオブジェではないようです。

 

実際、庭園内には古い十三重の石塔や七福神像もあり、お寺っぽい庭園になっています。

 

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これは先週の金曜日の話。出張で東京へ行く機会があり、そこで2時間弱の空き時間ができたんです。で、行ったことが無い柴又帝釈天なんて、近いかなあと調べたところ、そこから電車で20分ということが書いてあったから、楽勝じゃんとか思ってGOしたのが大間違い!地下を歩く時間や待ち時間、ちょっと迷ったりで、柴又駅へ着いたのはなんと50分後!帰りの電車はと時刻表を見るとなんと7分後!その後ではたぶん待ち合わせに間に合わない!!

すぐに駅前の寅さんの写真を撮って、幸か不幸か時間か時期的にか人の少ない門前の商店街を早足で抜けて、門を抜けて本堂でお参りしてぐるっと見渡して、また早足で駅へ。7分でなんとか往復できた!結局なんとか待ち合わせ5分前に戻りました!なんとあわただしい。





スーツで早足、暑ッ。

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 そんで、浅草からまた地下鉄で上野へ。
上野公園は近くのアメ横とか、国立博物館などよく行ったことがありまして、旧寛永寺五重塔というのも何年か前に見て、はっきりと近くで見えなかったという覚えがあったのです。
 公園内地図はあちらこちらにあるので、塔を目指して行くと、まず上野東照宮があったので、重文だから見ておくことに。なるほど金ピカ。



 塔はといえば柵やら木でいまいちはっきり見えないので、なんとか見える場所がないかと、歩いてほとんど公園の外を一週半してしまった!!!
 結局動物園に入るしかないようで、600円出して、荷物を持ってスーツ姿で入りましたよ。はじめから東照宮横の入り口から入ればよかった。足痛っ。
塔を見に入る人間は珍しいでしょうねぇ。へんな入り口から入ったので、塔までは遠く、しかも途中には特に珍しい動物が見えることも無く・・・



 やっと間近で見た塔はこれも重文できれいなんですが公園のオブジェ化してます。この前で写真を撮る人などは見られないですね、もったいない。


塔とビル、そしてパンダ像の前

ちなみに公園内にはこんな仏塔もあります。↓



 東京、神奈川にはまだたくさんお寺、仏塔がありますが、今回超疲れました。帰りました。またそのうち。なお東京都内はやっぱり電車移動>ミニ。





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 五反田に戻って都営浅草線で浅草へ。
 浅草寺(せんそうじ)へは2回目ですけど、いつもここは人がいっぱい。


 雷門から仲見世を通っていこうとするとなかなか本堂にたどり着けないので、一本横の道を通る。でもそこは裏道ではなくて結構いろいろなお店があります。
 まずは本堂へ、そして五重塔。観光の中心はやっぱり仲見世なのか、この中心辺りはちょっと人が少ない。

本堂!



 でも以前に来たときの私もそんな感じで、五重塔はほとんど見なかったんですけどこうしてゆっくり見るとすごく立派で大きいもんですなあ。
 それから少し奥へ行くと宝塔なんかもあったりします。


 ここから二つの塔を見るときれいです

 東京の大観光名所ですけれど、歴史も感じつつ楽しい雰囲気が確かにあります。
 同じもなのに、若いときと年をとってからで全く違うものが見える場所というのがお寺というものでしょうね。






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