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ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

聖母被昇天の集い

2006-08-15 22:55:02 | カトリックの信仰
 今日は聖母被昇天の祝日でした。カトリックではこの日を昔は「守るべき大祝日」として祝っていましたし、今でこそこの日にミサに参加しないと罪になる何ていうことはないにしても、「旧盆」の習慣のある地方都市では忙しい中でもやはり多くの人がミサで集います。

 N教会のある北信地区では数年前から、インターナショナルミサを4教会合同でして、その後パーティーになります。初めの頃こそ、ミサの中の朗読や共同祈願の分担のみ位でしたが、何回か集いを重ねることでフィリピンコミュニティー、ブラジル人コミュニティー、韓国人コミュニティーと自然に交わる機会として少しづつ名ばかりではない実が膨らんでいくように思います。

 毎年微増しているとしても、やはり周辺教会からの参加者は200人を超えるミサ参加者数からいうと1割を少し超えるぐらいでしょうか。普段の周辺教会への参加者に比べれば少ないでしょう。一人信者の多い日本では旧盆の諸々の行事をこなし、お盆に帰省する家族の応対でとても半日以上教会にいることを諦めなければならないことでしょうし、ミサだけにしても電車やバスを乗り継いで隣の教会への参加はかなり犠牲を強いているのではと思います。地域で合同の催しは場所の大きさ、交通の便の中心ということでたいていの場合家のN教会が会場になりますが、現実はそれでよしというものではないような気がすることは度々あります。

 これから地域で共同宣教司牧にむけて考えていかなければいけないときに、持たなければいけないのは利便性ではなくて、共同宣教司牧の体制が整うことによって「教会にこれなくなる、ミサに参加できなくなる」人の存在であり、「地域全体の信仰のありよう」なのだろうなと思うのですが…。聖霊の識別と照らしを祈りながら求めていきたいものです。