五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2019・11・14

2019-11-15 12:39:50 | 日記
茅場町にあるTデンタルクリニックに10時までに行く為にはここを出るのが9時だから、その前にトイレ身支度をするとなると、老老ブレックファーストを後片付けを含めて遅くとも8時40分までには終わりたいので、母が風呂から出たときに事情を説明して8時15分には来てくれないとゆっくり食事が出来ないからと念を押したのに、母が店に入ってきたのは、8時30分。何の弁解も言い訳もない処をみると、俺の説明を理解してなかったと云うことか?でも、そこでその真偽を確かめる時間がない。母が席に座ると同時に、もうすっかり冷めてしまったスープと目玉焼きとソーセージのワンプレート、それに少し硬くなり始めたトーストを食べ始める。母とは何も言葉を交わさず、食べ終わったのが8時42分。まだ母は食べている途中なのに、自分の分だけ食器を洗い、歯を磨き、トイレを済ます。母はまだ食べ終わってない。仕方無く席に戻ってジリジリと食べ終わるのを待つ。母が全部食べ終わったのが9時5分前だっただろうか?俺は母に朝食後の投薬を薦め、血圧を慌ただしく計る。いつもは計り終わったらその数値を手帳に長い時間をかけて母は書き入れる。でも、今日はもう待っていられない。俺はその数値を紙切れにメモして母に渡すと、自分の部屋に戻って手帳に書き写してくれと母を追い立てる。どうしたのよ?何をそんなに急いでいるのよ?と母は文句タラタラだったが、それに答えている時間と気持ちの余裕はない。結局部屋を出たのは9時を10分ぐらい過ぎていただろうか?何とか予約時間を一分か二分過ぎただけで間に合うことが出来てホッとするが、最近顕著になった母の約束の時間に対するルーズさは、平気で五分や十分遅延する何処かの国の鉄道にも似ていて、毎度イライラさせられるこっちの方が悪いのかと思ってみたりもする。午後、今日は5時に帰国中の妹夫婦が食事に来るので、毎度お馴染みのすき焼きの用意をする。今日はクレソンのすき焼き。牛肉の他はクレソンのみ。何だかステーキっぽい。でも、すき焼きの甘みにクレソンの苦みがマッチする。雪鍋も用意する。鍋一杯にすり下ろした大根おろしを温めて、そこに木綿豆腐を入れるが、豆腐は中がまだ冷たい方が美味しい。お碗にとって醤油をホンの一滴垂らし、七味とうがらしをかけていただく。この雪鍋を食べる度に今年もまたそんな季節がやってきたのだと実感させられる。前菜として鰯の梅煮と最近食べた納豆スペシャルの中で母が一番気に入ったアボカドとミニトマトのみじん切りにオリーブオイルとワインビネガーと塩を合わせ、タバスコをかけた小皿も食べて貰う。妹も旦那もこれが一番気に入ったのは百グラム1200円のすき焼き用牛肉のことを考えると幕下が横綱に勝ったみたいなものか?二人が引き上げた後、殆ど入れ違いに美人脚本家のNさんが某国営放送局のWさんと二カ月ぶりに顔をみせてくれる。それまで殆ど週一で来てくれていただけに心配していたのだけど、大したトラブルはなかったみたいなので安堵する。二人とマッカランのソーダ割りを何杯か重ねてお開きになったあと、録画しておいた当人の書いた「ドクターX」を見る。今シリーズの中では最高の出来。
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