この間母の誕生日にプレゼントした鉢植えが枯れてしまったので、新しい鉢植えを買いたいけど、どこで売っているの?と母に聞かれて、そりゃパン屋じゃなく花屋さんでしょうと冗談ぽく息子が答えると、その花屋さんがどこにあるのか聞いているのよと母が語気強く言い返すもんだから、息子はカチンときて、三丁目のバス停の前にあるだろ?いつかバスを待っている時に店の中を覗いたじゃないか?とこれまた語気強く言い放つ。すると母は、ダカラあの花屋は女の主人が偉そうで嫌いなのよ。他に花屋はないの?と非難めいた口調で息子を攻めてくる。だったら最初に「鉢植えはどこで売っているの?」と俺に聞いてきたのは全く意味のない質問だったね?最初からこの近所であのバス停前以外の花屋はないの?と聞いてくればいいじゃないか?それに「ダカラ」とは何だよ?その前に女主人とのトラブルが話題になっているなら「ダカラ」は意味をなすけど、突然脈略もなく「ダカラ」とないんじゃないか?と息子は母を苛める。ハハよ、あなたの息子は今芝居の演出中なもんだから、言葉のニュアンス、一つの台詞の持つ意味なんかにとても神経質になっています。どうかお許しあれ。と云うことで、老老ブレックファースト(ブリの照り焼きWITHカイワレ、納豆WITHキムチ、海苔、きゅうりの浅漬け、新タマネギとミニトマトの味噌汁)の後、花屋を探して近所を散歩する。広尾商店街には何軒かあるのは知っているけど、その付近は母の逍遥範囲から外れている。銀行で月末の振込と税金の支払いなどを済ませてから仏大使館から北里大学病院に抜けて、北里通りに出る。三光坂には一軒花屋があるし、四の橋商店街にもあることはあるが、天源寺からは遠すぎる。白金プラチナ通りを上っても二軒あるけど、更に遠くなってしまう。結局ウチの近所ではあの母が嫌う花屋しかないと云う結論になったけど、それにしてもどうしてあの花屋の女主人が嫌いなんだか分からない。母は偉そうというけど、俺にはとても親切だったんだけど。そんな母との老老ディナーは、リハが予定より15分ほど遅れて、牡蠣のペペロンチーノを食べる予定が、パスタをゆでるお湯を沸かす時間もなくなってしまったもんだから、仕方なくお店用に保存してあるソースを使って麻婆豆腐ごはんを用意する。雨模様だし、お客さんの予約もないだろうと店をSN君に任せて五階で「ガルブェイアスの犬」の続きを読んでいたら、美人脚本家のNさんが珍しく一人で来店との連絡を受けて、再び四階へ。SN君も交えて三人の飲み会?が始まって、これが想像以上に盛り上がって12時まで続いて。PS・老老ブレックファーストで用意した新タマネギとミニトマトの味噌汁、酸味と甘味がミックスされてとても美味。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
最近、血圧がとんでもなく高い。今朝なんか上が200をオーバーしてしまっていた。考えてみればそれも当然かも知れない。油断して塩分をとりすぎているのだ。一昨日の夜に居酒屋で焼き鳥をタレで食べ、更には煮込みも。昨日なんか老老ブレックファーストにブリの照り焼きに納豆と漬け物なんて塩分多めの食事をして反省しておきながら、昼にもラーメンと餃子を、そして老老ディナーをパスしたお蔭で深夜お腹が空いたので、カマンベールチーズをクラッカーと一緒に食べてしまっていた。塩分過多なんて生易しいもんじゃない。更にはリハで「大声を出せ」と指示しているのに大声になってない女優さんに向って、だったら実践とばかりに自分でとびきりの大声を出してしまったもんだから、更に血圧は上昇。途中で図ってみたら220だと?ちょっとやばすぎる。しばらくは塩分極小の食事をとり、リハで気に入らないことがあっても声を絶対荒らげたりしない様に注意しなくては。そんな訳で私の夕食は川越屋の木綿豆腐を冷や奴にして醤油なしで生姜と鰹節とネギだけで食べる。他に新タマネギのオニオンスライスのみ。母は今日一番下の弟か来ていたのディナーはなしだったけど、買い物に行ったついでにずっと以前から食べたがっていた焼き芋を買ってきてあげたら、母、結構喜ぶ。お客さんは某有名脚本家Oさん夫人とその仕事仲間のTさんにこの近所に住むRさんの三人のみ。最初顔をだして挨拶した後、特別私を話し相手として必要とはしてなかったみたいなので、カウンターでSN君相手にラムを飲みながらお喋りして12時前には五階へ。即眠る。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
今日は月に一度の定期検診に母をSクリニックに連れていくことになっているのだけど、午後一番で母はK大学病院のリハビリを受けることになっているもんだから、老老ブレックファースト(焼鮭、納豆WITHかいわれ、スクランブルエッグWITHミニトマト、茄子の漬け物、若布とネギの味噌汁)の後、一休みして11時に出て、11時半にSクリニック、1時にK大学病院と云う予定を立てた。処がこの予定に狂う。11時に部屋を出て、下手するとバスが来るまでに10分以上かかる時があるのでSクリニックに着くまでに30分の余裕を見ていたのだけど、私たちがバス停に到着するのと殆ど同時にバスが到着し、更にSクリニックでも大勢患者さんが待っていて15分は待たされてるのが普通なのに、今日に限って待っている患者は誰もいなく、待ち時間はゼロ。つまりこの段階で予定より30分以上早く進んでしまって、Sクリニックを出た時はまだ11時半を過ぎたばかり。さて、後1時間半をどうするか?仕方ないからAラーメン屋に入って時間を潰すかと歩きだしたのに、目当ての店は今日は臨時休業。だったら別の店へと歩きだした時に、そんなにお腹が空いてないんだし、ラーメンなんか食べたくないわと母がのたまう。だったらスーパーにいこうよ。いつも食べたがっている焼き芋も店の前で売っているし、欲しがっていた文房具も売っているよ。分かったわ。そうしましょうとスーパーに向って歩きだしてしばらくすると、さっき二軒目に行こうと思っていたAラーメン屋の前を通り掛かる。すると母は何を思ったか店の中に入って行こうとする。あれ?ラーメンなんか食べたくなかったんじゃないの?/え?そんなこと言わないわよ。折角だから食べていきましょうよ/でも、ラーメン食べたらスーパーに行く時間がなくなってしまうよ/スーパーに行って何か買うものあるの?…なんていつもの母と息子の会話を続けて、ちょっと疲れる。1時からリハを開始。今日も所々微妙に演出家の私が作家の台本を作り替えて、5時ちょうどに終了。昼ラーメンと餃子を食べたせいて、母も息子も食欲はなく、お茶を飲みながらデザート用に買った洋菓子ですませてしまう。お客さんは某キャスティング会社に就職が決まって働今週からきだした元法律事務所勤務のNさんのみ。その彼も10時前には帰ったので後はSN君に任せて、睡眠不良老人は眠りについて。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
今日は午後から芝居を見に行く予定になっているのに、夕べは四時間位しか眠ることが出来なかったので、老老ブレックファースト(コンビーフWITHグリーンサラダ、豆腐と大豆とチリメンの玉子とじ、きゅうりの浅漬けとラッキョウのコンビネーション、若布と茗荷の味噌汁)の後、ちゃんとカーテンを閉めて一時間以上眠る。母に夕方の食事(昨日の豚の生姜焼きの残りととろろ昆布ご飯)を届けて、2時に下北沢の駅前劇場へ。劇団トラッシュマスターズ公演「オルタリティ」(作演出・中津留章仁)を見る。出演している龍坐さんに誘われて出向いたのだが、まずこのタイトルの意味がよく分からない。アルファベットで書くと「ALTERITY」。当日頒布チラシにも意味は書いてないし、芝居の中で分かるのかと思いきや、それもないもんだから、部屋に戻って英和辞書を引いてみたのだけど、そこにも載ってない。「ALTER」は作り替えると云う動詞だから、その名詞形か?いや、そんなことよりもわが友龍坐の熱演すぎる熱演があったにしろ休憩なしの二時間四十分はきつい。それもパイプ椅子だから尚更だ。せめて前半の一時間をカットできないものか?終わってみれば前半がなくてもストーリー的にはつながるし、演劇的にも凝縮できたのではないか?なんてまだ自分の芝居の演出に確信を持てないでいる私がいうことではないのだけど。終わって龍坐と奥さんのN子さんとお喋りして下北の街に出たのが五時過ぎ。誰かと飲もうと思ったけど、開演前にメールしておいたRやKさんには断られたので誰か探そうと携帯をいじっている内に電池がなくなりそうだと警告が出たので、飲み相手を探すのを諦めて、渋谷の井の頭線の高架下の焼き鳥屋に入って一人で日本酒を二杯程。それだけで酔っぱらってバスで六時半過ぎには帰宅。途中で買ってきたプリンを母の部屋で食べる。でも、食べ終わらない内に眠気に襲われ、七時前には部屋で眠ってしまう。そして次に起きたのか12時半。一瞬昼の12時半まで寝てしまったか?やばい。後30分でリハが始まるぞと慌てて飛び起きるが、勿論それは夜中の12時半と云うことで、録画してあった「グッドワイフ」(脚本・篠崎恵里子)を見たりして再び眠ろうとするが、五時間以上も眠ってしまった後でそんなことが出きる訳もなく、シャワーを浴びて朝まで起きてしまうことにする。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
ある日の母と私の会話①[買い物を渡して]おつり400円くれる?/ちょっと待ってね(と財布を探り)いくら?/だから400円だよ/聞こえなかったのよ。財布を探している最中に言うんだもん/その前に云ったけど/何?聞こえない /母と私の会話②[テレビの画面に映った俳優を見て]この人、誰だっけ?/××だよ/あ、そうそう××だわ/さっきも聞いたよね?/え?/さっきも誰だって聞いたよね?/ご飯食べいる最中に云うんだもん。聞こえなかったよ/だったら何か食べている時はもう何も言わない……①と②とも私が「さっき云った(聞いた)よね?」と如何にも母の記憶力を非難するような言い方はよくない。それに②の最後みたいな言い種がよくないことは勿論だ。でも、少し前はただ「聞こえない」と言い訳するだけだったのに、最近はそれに続いて聞こえない理由に「財布を探して(ご飯食べて)いる最中にいうからだ」みたいな言い訳をつけるようになった。それが本当ではないと云うことは分かっていながら、言われた私はカチンと来てしまって売り言葉に買い言葉的に②の最後みたいなことを云ってしまう。大いに反省。そんな母との老老ブレックファーストはトースト(母はハチミツあり)、ミネストローネ、キノコのオムレツWITHクレソン。老老ディナーは豚の生姜焼き、納豆、茄子の漬け物、しめじの味噌汁。リハは第三ブロックをやった後、浜田晃さんと服部妙子さん二人の第一ブロックに移る。リハを始める前、時間があったので浜田さんと閑談?色っぽいシーンなんか何もないのに、浜田さんにこの芝居はロマンポルノだと指摘されて唸る。これから迷った時はこのコンセプトに戻ればいい。食後、本当はポレポレ東中野に「牧師といのちの崖」と云うドキュメンタリーを見に行く予定だったが、痛風の発作で左足が痛いのに負けて断念。いや、それより眠さと寒さで八時にはベッドに入って「ブラタモリ・パリ②」「ゆうづき」(脚本・水橋文美江)の最終回をチラチラみたりして。今回も面白かったが、先週の「ブラタモリ・パリ①」は秀作。パリという街にとても興味を持ってしまった。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
今日の老老ブレックファーストのメインはブリの照り焼きWITHクレソン。ステーキなどに添えるクレソンが照り焼きの汁とよく馴染む。他に納豆WITH茗荷、ホタルイカとかいわれの酢味噌和え、きゅうりの浅漬け、若布とネギの味噌汁。食後、この日記をかいてから散歩兼買い物。部屋に戻って仮眠して一時からリハを開始。昨日段取りを決めたシリアスなムードのAブロックとは打って変わって、今日やったＢブロックはドタバタの様相を呈する。演出的にはこっちの方が格段と難しい。これから約20日間、演出家としての苦悩の日々が続く筈。5時過ぎ終了。老老ディナーは買っておいた市販のテンプラと揚げの煮つけを使った天ぷらきつねそば。リハのある日はメニューをあれこれ考えられないので、これでもマシだと思うけど、私的には貧相で淋しい。それ故、朝は豪華とか贅沢とか避難されようが、三品四品と食卓に並べたい。六時半過ぎ、SN君に任せて五階へ。何気なくHuluの新作到着メニューをチェックしていたら「カラスの親指」(脚本監督・伊藤匡史)があって、そういえば先日髪を切って貰った美容師のMさんが面白かったと云っていたことを思い出し、さわりだけでもと思って見てしまった2時間45分。主役は阿部寛とお笑いの村上ショージ。それにブレイク前の能年玲奈が準主役として出ている。棒読み風の村上ショージと能年のたどたどしさが合わさると、プロの阿部寛が出ているにも関わらず自主映画風になって不思議な雰囲気を醸しだす。そしてロールタイトルが流れた処で、四階のSN君から電話。美人脚本家のNさんとそのマネージメント会社社長のTさんご夫妻が来店とのこと。一時間半ほど楽しいお喋りタイムが続いて。12時過ぎほろ酔い加減で「ガルバェイアスの犬」の続きをベッドの中で読みつつ、眠りにつく★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
スペシャルドラマの撮影で泊まっていた京都のホテルを午前中に出た浜田晃さんに、荷物を持ったままテアトロジャージャンに移動して貰って、浜田さんを入れた「緑のサイクリング」のリハが始まる。公演初日まで後20日。京都に行かれる前にもホンヨミをしているし、途中変更加筆分は京都のホテルにお送りしているし、浜田さんはそれなりに「緑のサイクリング」に馴染んでいる。でも、自分がいない間に相手役で出ずっぱりの服部妙子さんが殆ど台詞が入っていることには驚いたようだ。少し焦ったかも知れない。でも、後20日あります。脳内活性化で気張って下さい。リハは四時半に終了。老老ディナーに牛肉とゴボウと長ねぎの柳川風、ホタルイカとカイワレの酢味噌和え、茄子の漬け物、トロロ昆布のお吸い物を用意する。因みに老老ブレックファーストはもやし絨毯の目玉焼、これは大量のもやしを炒めた上に卵を落としただけの一品だけど、焦げたもやしに卵の黄身とウスターソースが混じって美味。他に市販のひじきの煮つけ、それに納豆WITHらっきょうのみじんきり、これも母には特別美味しかったみたいで、良。味噌汁はしめじ。お客さんからの予約はないので、店はSN君に任せて五階に上がり「ガルヴェイアスの犬」の続き。登場人物がとんでもなく多い。主人公が誰だか分からない。強いていえばタイトル通り、犬。そりゃなかなか読み進めることは出来ない小説だけど、それが面白くなってきたのは71歳にして進歩か?9時にドラマ「××」を見る。途中、北海道で震度6の地震があったとの速報。ドラマの途中なのに地震のニュースがインサートされて、ニュースが終わったらドラマ中断した処から放送するのかと思いきや、三分程カットされて続きが放送された気がするけど、そんなの有り?★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
母は私の云うことを聞いていないみたいだ。今日も老ブレックファースト(スクランブルエッグWITHグリーンサラダ、納豆、しめじの明太子和え、もやしと揚げの味噌汁)の途中で、補聴器の電池を昨日きた末の弟のHに変えて貰ったら何倍もよく聞こえるようになったと大喜びしている。もしもし、ハハよ、母さんよ。そのことは補聴器をつける時に注意したよね?何日かに一回は電池を変えなくちゃ駄目なんだよと云ったよね?まだ大丈夫なのか?電池は変えたのか?と聞いたよね?その度に大丈夫大丈夫、よく聞こえているわよと答えてきた母よ。Hに言われたら電池を変えるのかい?私が何度も注意したことが鬱陶しかったのかい?補聴器だけじゃないぞ。去年の暮れにユニクロのヒートテックを試しに買ってきてあげた時に、サイズが合わなかったり、もっと数が欲しかったら云ってくれよと念を押しておいたのに、今頃になってMじゃなくてLの方がいいとか、まだ寒くなるそうだからスペアが欲しいわとか言わないで欲しいよ。あのさ、そのことは云ったよね?え?そうだったかしら?私、聞いてないわと言われてしまえば、息子は痛風の発作で足が痛くとも目黒のアトレに出向いてしまうのだ。街はもう春だ。買い物が終わった足で近所の公園に行き、ベンチに座って昨日から熱中しているガルヴェイアスの犬(ペイショット)を読み続ける。「ある日、ポルトガルの小さな村に、巨大な物体が落ちてきた…。」と帯にかいてあるこの本は、ポルトガル好きの私にはたまらない好物みたいなものだった筈なのに、どうして昨日まで読み進めることができなかったのか分からない。4時過ぎ帰宅。6時前に納入業者のKさんとの打ち合わせがあったので、母には麻婆茄子とひじきの煮つけのお弁当を届けて、私も麻婆豆腐で夕飯を済ます。9時近くChさんのご主人Kさんと娘のYさんが軽トラックで芝居に使う自転車を二台運んできてくれる。いくらChさんが芝居に関わっているからと云ってK家には色々と世話になって、本当なら好きなだけ飲んで行ってくれと言いたい処だが、軽トラを運転して帰らざるえないのて、心の中でただただ手を合わせるのみ。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
一難去って一難。頭痛と嘔吐の恐怖から解放されたと思ったら今日から久し振りに痛風の発作。今回は左膝が象の足のように膨らんでしまい痛くて歩けない。こんな時には即ボレタレンサボ50を挿入。効き目が現れるまでは我慢我慢で老老ブレックファーストの準備。痛風に魚卵は禁物だというのに、こんな日に限って明太子と海苔のカナッペ風。駄目な奴。他にポテトサラダ、納豆WITHカイワレ、きゅうりの浅漬け、もやしとネギの味噌汁。ボレタレンで足の痛みが治まると、途端映画が見たくなる。何を見ようか検索して渋谷のユーロスペースで上映している「教悔師」(脚本監督・佐向大)を見に行くことにする。その時間までベッドサイドにツンドク状態にあった「カルブェイアスの犬」(ジェゼ・ルイス・ベイショット)を戯れに頁を捲る。するとどうだ?買った時は読みづらくてなかなか進めなかったのに今日はグングン進む。言葉の一つ一つが体の中に飛び込んできて栄養になっていく気がする。翻訳者は誰だっけ?あ、そうだ。ポルトガル大使館にいらした木下真穂さんだった。彼女には私の芝居を見に来て貰ったり、ファドライブのチケットを手配して貰ったりした方だった。真穂さん、読みづらくてなんて云ってごめんなさい。すごく読みやすいです。映画に行くのをやめてしまいたくなるです。でも、チケット予約をしてしまったのでそうも行かず、4時にユーロスペースへ。この映画は去年亡くなった大杉蓮さんがプロデュースして自身が主役を演じた遺作でもある。六人の死刑囚と接する教悔師の主人公の物語ということなんだろうけど、演出はともかく脚本が今一つ主人公の心情に迫ってこないのは台詞がQ＆Aになっているか?それにしても午後四時から一回だけの上映にも関わらず、いや反対にだからなのか?客席が8割埋まっているのは、今年八年目になる「死刑映画週間」の一環だからか?死刑廃止国際条約を求める「FORUM90」が主催か後援しているこの催しとラブホテルに囲まれるユーロスペースとの取り合わせに戸惑いつつ、パンフに書いてあった去年のサッカーワールドカップの決勝トーナメントに進んだ16カ国の内、死刑を存続しているのは日本だけと云う現実に打ちのめされる。本当に日本と云う国が野蛮な国に思えて来る。6時ギリギリに帰宅。今日は火曜日で弟が来ていたので老老ディナーはなし。一人で麻婆豆腐を食べて開店。八時過ぎ映画プロデューサーのKさんが来店。Kさんは私とは映画の話、SN君とは音楽の話と担当を分けてくれて11時近くまで。Kさんが帰った後はSN君に任せて五階へ。ウイスキー入り紅茶を飲みながら「カルヴェイアスの犬」の頁を捲っていく。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
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取り急ぎのご報告、と云う程大袈裟なことではないのだけど、この数日の日記で体調不良を大袈裟に書いてしまったこともあるから、検査結果を記しておくと、木曜日に撮影したCTスキャンの映像には何の異常も認められず(つまり脳疾患はなし)、今日やった胃カメラの結果も同様で、これから芝居のリハから本番を控える身としては安堵するものの、だったらあの頭痛と嘔吐は何だったのかと云う疑問に、S医師はストレスですねと軽くのたまう。特別何のストレスもなく生きている筈なのに、台本がなかなか出来なかったことや台本が出来たけど何か物足りないと思い続けていることがストレスになって蓄積されて行ったのだろうか?まったく誰に強制されたことでもなく自分が好きでやっていることなのにストレスをためてしまうなんて我が儘人間の風上にもおけないやつだ。でも、こんなことは以前にも起きたことがあって、私の肉体は摩訶不思議な構造をしているみたいだ。そんな私の今日一日は、六時半起床。七時半に私は胃カメラがあるので朝食抜きだったが、母にはチーズトーストにスクランブルエッグWITHサラダ、ミネストローネの朝食を食べて貰って、九時半に恵比寿のSクリニックで胃カメラをとった後、十時半に茅場町のTデンタルクリニックへ月に一度の定期検診。その後近くの店でうどんを食べて十二時に広尾商店街の美容室Pへ。髪を切って貰った後、ちょっと仮眠して二時半に再びSクリニックで細かい診察を受ける。午前中は忙しくて聞けなかった各種データを基に色々話して貰って納得する。五時半に母と久し振りの老老ディナー。今日は餃子ともやしのオイスターソース炒めに納豆、茄子の漬け物、春菊の味噌汁といったメニュー。八時過ぎ美人脚本家のNさんが某国営放送局のWさんと来店。十一時近くまで一緒に飲む。病み上がりの私としては用心に用心を重ねて薄い水割りを二杯。それでもちょっと酔う。でも、気持ち悪くはならない。★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)～3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、
