五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・7・30

2022-07-31 09:10:23 | 日記
食欲が全くない。Nさんが一昨日買ってきてくれたチーズケーキとスイカを無理やり胃袋に治めてから体温を計ってみる。37・9度。こりゃダメだ。途端に弱気になって寝込んでしまう。息子のAに連絡しようとしたら、反対にAからメール。大腸か小腸からかの大量下血があって身動きがとれないとか。七月はバカ親子受難の月なり。夕方になっても買い物にもいく気がしないで、眠り続ける。
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2022・7・29

2022-07-30 18:30:02 | 日記
頭がぼんやりしている。この日記を書こうとしても、以前は泉の如く書くことが湧き出てきたけど、今は乾いた雑巾からわずかの水分を絞り出すのがやっとだ。入院の経費精算、区役所への請求……机の上に積まれた書類と郵便物を次々と処理していかなくてはいけないのに、全然頭が働かない。机に坐る意欲が失われている。今日もこの程度の文章を書くだけでダウン寸前だ。何とか明日は少なくともこの五倍位の日記は書きたい
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2022・7・28

2022-07-29 10:02:16 | 日記
パソコンで振り込みが出来る筈だと、惚けた頭でマニュアルを見ながらやってみたけどうまくいかず、どうしても今月末までにしなくれてはならない芝居関係者と家賃など合わせて16件の振り込みをする為に広尾駅前まで出向こうとする。でも、今日も通りに出て少し歩いただけで、照りつける日差しに日和ってタクシーを拾ってしまう。いつもなら散歩コースなのに情けない限り。更に銀行で16件もの送金作業。立ちっぱなしと云うこともあって、途中で坐りたくなる。後ろに人が並んでいるのをいいことに芝居関係者が終わったところで一旦休憩。しばらくしてもう一度列に並んで残りの振り込みをする。これで漸く退院後気になっていたことから解放される。帰りに近くの本屋で石原莞爾や瀬島龍三をあつかった「昭和の参謀」(前田啓介)と「映画の不良性感度」(内藤誠)を買い求めて、またしてもタクシーで帰宅。そのままベッドに倒れ込む。こんな時に太平洋戦争も東映映画もないだろうに、母の死から自分の緊急手術、そして退院までの間、縁遠かった世界を覗き込むように買ってきた新書本のページを捲る。
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2022・7・27

2022-07-28 07:13:03 | 日記
毎日Nさんに介護して貰うのも悪いので、昨日やり残したことを一人でやってみようと表に出てみる。でも日差しの強さと足腰の疲労に負けて、天現寺まできた段階で今日もまた銀行と和菓子店は断念。手ぶらのままタクシーで恵比寿のSクリニックに行くだけにする。忙しい中、とんできてくれて母の死を確認し、死亡診断書を書いてくれたS医師にお礼。続けてこんどは俺の大動脈瘤破裂について今後の治療をお願いする。栄養ドリンクなどを届けておいてくれたNさんとはすれちがいで帰宅。疲れ切ってそのままベッドで寝込んでしまう。移動はタクシー、クリニックの中でも殆ど動かないでいたのに、どうしてこんなに疲れてしまうのか疑問。おまけに夕方になって左手首に腫れと痛み。これって痛風?あれ?入院中は尿酸値を下げる薬を飲んでいなかったのか?これもよくわからない。分かるのは手首に猛烈な痛み。久し振りにボレタレンの世話になる。遅い時間、歯科医の Sさんに電話。先日の電話ではちゃんと話せなかったので病状を説明する。それにつけても謎が謎よぶ「N女史事件」。Sさんとバカっ話で盛り上がる。
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2022・7・26

2022-07-27 06:54:48 | 日記
まずはとなりのとなりにある広尾病院に出向いて用事を済ませた後、広尾交差点にある銀行で月末の通常支払いと芝居に協力してくれた俳優とスタッフへのギャラの振り込みを済ませて、その後母の死亡診断書を書いてくれたS医師へお礼に行く予定でいたのだけど、今日も表へ出た途端、まずは降り注ぐ雨で気持ちが削がれ、たった一週間の入院生活だったのにすっかり歩行能力を失ってしまったもうすぐ後期高齢者の仲間入りをする俺は、付き添ってくれたNさんの助けを借りて広尾病院まで辿り着くのがやっと。銀行もS医師のことも明日明日と自分を納得させて帰宅した俺は、Nさんが3階で次回作の稽古を一人でする間、ぐったりと眠り込んでいた。1時にCHさんが見まいに来てくれる。CHさんには母の死に関して葬儀社の手配から、一週間後のお別れ会のダンドリまで手際よくやって貰った。彼女が持ってきてくれたお弁当をNさんを交えて三人で食べながら俺は彼女にしろNさんにしろ「おんな友達」に恵まれているとつくづく思う。二人が帰った後、再びベッドへ。二時間ほど熟睡してしまう。ちょっと熱が(37・7度)ある。食欲が戻らない。結局今日一日でまともにたべたのはCHさんが持ってきてくれたお弁当の炊き込みご飯のみ。オカズは塩気が強くて全部たべられなかった。さて、ここから回復していくのにどれだけかかることか?
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2022・7・25

2022-07-26 09:49:32 | 日記
妹が母の死を自分のインスタに載せたこともあって、みんなの間に知れ渡ったみたいで、変な意味で安堵する。肉親の死を秘密にしておかなくてはならないなんて何だかその死に秘密があるみたいで気分がよくなかったのだ。でも、これでもう公然と母の死を知り合いと悼むことが出来る。それにしても理想通りの死に方だった。例え俺みたいなバカ息子だろうと自分の産んだ息子に手を握られ、自分がこよなく愛していた鉢植えの花を眺めながら息を引き取ったのだから、遺影を見るたびに母よよかったねと語りかけてしまう。でも、そのバカ息子の体調は今一つ。今日は銀行や病院などに行かなくてはならなかったのに、歩く気持ちにならない。おまけに食欲もない。見舞いにきてくれた近所に住む女優のNさんが持って来てくれたアイスクリームを食べただけ。制作者には罪はないけど、テレビドラマがつまらなくてたまらない。報道番組を見ながら10時過ぎに眠る。
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2022・7・24

2022-07-25 06:46:41 | 日記
もう誤魔化し続ける訳にはいかないのでここでちゃんと報告。7月5日、午後5時半、母が自宅で永眠致しました。死因は老衰。後半年で100歳を迎えることが出来たのにと思うと残念な気持ちになりますが、母の望み通り、病院ではなく自分の部屋でベランダに所狭しと置かれた鉢植えを眺めながら亡くなったのですからよかったと思うことにしています。この日記を通じて老いていく母に対する励ましと応援を下さった皆さんにお礼申し上げます。尚、葬儀は7月11日に家族葬でしめやかに執り行いました。
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2022・7・23

2022-07-24 09:57:00 | 日記
久し振りに爆睡した。昨夜ベッドに入ったのが10時過ぎなのに今朝は6時半になるまでトイレにも行かずに眠り続けた。こんなに眠ったのはいつぶりだろう。一週間前、緊急入院して手術を終えて運び込まれたのが、緊急処置室だったみたいで、一晩中、ナースコールや各種機器が10分起きにブザーがなるもんだから、そのたびに起きてしまって、眠ることが出来なかった。我慢できなくて個室に変えて貰ってもナースステーションの前だったこともあって彼女たちの若々しい声が朝まで聞こえ続けた為、安眠は出来ずにいたのだけど、ここは誰にも邪魔されずに眠り続けることが出来たのだ。そのお蔭でか食欲も増進。昨日女優のNさんが作ってくれた味噌汁の残りに生卵を落とし、同じく残り物の稲荷寿司を温めて、トマトサラダもペロッと食べる。昼は妹が有名中華店のフカヒレのスープを作ってくれる。夕方は息子のAがきてくれたので、妹も交えて三人で寿司の出前を取って食べる。何だか病人とは思えない。でも、病人なのが確かなのは、三人で食べている内に眠たくなってしまったこと。まだ病人だ。
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2022・7・22B

2022-07-23 08:29:29 | 日記
昨日の段階で検査次第だが今日には退院できると担当医師から言われていたのだけど、検査の結果がいつになるか分からないので、退院する時間を息子のAに連絡して迎えに来て貰う訳にもいかない。普通はどうするんだろ?大雑把に午前中とか午後一番と指定して待ってて貰うのだろうか?後で知ったのだけど、プロデューサーのCHさんや近所の住む女優のNさんは連絡しあって迎えにいく準備をしていたみたいなのだけど、携帯は使用不能だし、公衆電話から掛けようにも二人の電話番号は使用不能の携帯の中で、連絡のしようがない。看護師が持ってきた退院するにあたっての注意を受け取って「お世話になりました」と挨拶すると、「あらお迎えはないんですか」と不審がられるが、「人生、いろいろありまして」と島倉千代子の台詞を拝借して一人で退院に至る。とは言っても病室から数日間見つめていた隣のビルだ。いつもなら歩いて二分か三分。なんてことはないとタカをくくることなかれ。例え一週間でもトイレに行く以外はベッドから動かなかったので筋肉がすっかり退化してしまってトボトボ歩きしか出来ない。おまけに雨。パソコンを持ってきて貰ったもんだから濡れないように抱えてトボトボ歩きを続ける。そして15分か20分で漸くテアトロジャージャンのビルに辿り着く。でも、ホッするのも束の間、セキュリティカードがないと5階までエレベーターがいかない。仕方無いから階段を使う。股間にメスをいれているんだから当然痛む。一歩一歩階段を上って5階の部屋に辿り着き、自分のベッドに倒れ込んだ時の喜びは俺の文章力では伝えようがない。そしてすぐにこの一週間毎日心配してくれたCHさんに携帯で電話した時の喜びよ。更にNさんが来てくれて作ってくれた味噌汁の美味しさよ。これはお世辞じゃなく、本当に美味かった。
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2022・7・22

2022-07-22 18:32:13 | 日記
漸くこのブログを書くことが出来てホッとしている。何故一週間も書くことが出来なかったのかと云えば、7月15日の朝、突然下肢動脈瘤の破裂でとなりにある都立広尾病院に緊急搬送されたからだ。その一週間後の今、手術をしたと云うのに何とかこうしてブログをかいているのが夢みたいだ。その間にどんなことがあって、どんなことを考えていたか書きだすと、とんでもなく長い日記になってしまうので、こうして一週間後の今日と一週間前に起きたことを絡めて書いていこうとおもう。それにしても長い間、ブログが更新することが出来なくて申し訳ありませんでした。これからもご愛読のほどを★次回テアトロジャージャン公演のお知らせ/再演シリーズ3「証言・M家の人々~ターラー夫妻殺人事件 戦後史を生きた父とボクとの物語~」(作演出・桃井章) ・出演 岸本敏伸/小松杏/島川由美/茂木英治(アイウエオ順) ・特別出演 津森久美子(ファド歌手)・日時9/30(金/開演19時)10/1(土/開演19時)10/2(日/開演14時)10/3(月/開演14時)10/4(火/開演14時)・料金3500円・ご予約お問い合わせ 電話090ー9964ー2231 Eメール jerjan.hiroo4f@gmail.com
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