五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・7・30

2014-07-31 11:41:13 | 日記
金曜日に芝居の顔合わせをすることにしたので、それまでに台本は何がなんでも書かなくてはならないし、かなり追い詰められている。それなのに朝起きてまずしたことはカレーを作ること。風呂にも入らずこれからの展開をタマネギをじっくり炒めながら考える。30分後煮込みに入ってからこっちも風呂に入ってバスタブの中で展開を考える。風呂から出てカレーを味見を兼ねて軽く食べてからパソコンに向かう。それから四時間殆ど一心不乱だったと思う。5時に店。開店準備をしてから母と老老ディナー。メニューは昨日内に作っておいたジャガイモと豚肉と蕪の煮込み、紅生姜と枝豆と海苔の入った玉子焼とレバーの赤ワイン煮の一皿、それにナスの漬け物と豆腐の味噌汁。最近食べないので胃袋が小さくなっているのかお茶碗一杯でお腹が一杯になる。でも、ちゃんと食事をするとホッとしてしまうのか、その後を続けようとしても眠気にも襲われて捗らない。10時過ぎまでいてお客さんもこないし、店を出る。歩いていると何かが閃きそうなのだ。でも、30分ほど歩いた時に、化粧品会社の副社長で広尾時代妹みたいに可愛がっていたMちゃんから電話があって、友達二人と今から行くと云う。前の店のクローズ以来だから半年ぶり以上。それに浜田晃さんとまた芝居やるんだって?と言われるともう断れない。タクシーでUターン。1時半まで女子トークに混ざる。Mちゃんは仕事が忙しいだろうし、色々と大変なことがあるというのにいつも明るい。2時過ぎ帰宅。まっすぐパソコンに向かって歩いている時に閃いたことを文字にしていく。約400字詰め原稿用紙5枚分。オープニングを変えることで芝居全体のイメージが一変した。

2014・7・29

2014-07-30 02:02:14 | 日記
午前中、苦手なメールで「リスボンに誘われて」の担当者に問い合わせ。新規にアドレスを打つと殆どが駄目なのに今日は一発でオーケー。助かる。食欲がないのと満腹を避ける為に賞味期限の過ぎた卵を輪切り唐がらしとネギの小口切りで中華風にしたスクランブルエッグ,水ナス、ソーセージのワンプレート。ご飯は半膳にしておく。2時まで部屋で執筆。買い物して3時半に店へ。5時に前の店で去年三カ月少スタッフだった新人女優のMちゃんが先日終わった公演の挨拶に来る。二時間ばかり芝居のことなど諸々お喋りする。考えてみれば殆どのスタッフとは二人で食事に行ったりしたのに彼女と二人きりで話すのは初めての様な気がして少し緊張する。立場が違うと相手の見方も変わって来る。今日のMちゃんは去年よりずっときれい(唄の歌詞みたい)になっていた。12時まで粘ったけど、お客さんからの電話はなし。金曜日の異常な忙しさは幻?土曜日曜月曜火曜とお客さんは四日続けてゼロ。どうなっているんだろとブツブツ言いながら帰宅。ノンアルコールビールで、レバーの赤ワイン煮とモロキュー、追加で煎餅。もう眠い。

2014・7・28

2014-07-29 01:04:49 | 日記
テーマがどんどん当初考えたことから離れている。そりゃ彼とのことがヒロインの人生の中で一番大きな事件だったかも知れないけど、そのことをテーマにすることに若干のためらいはあったのだ。でも、ストーリーとしては説明しやすいのでまるでヒロインの復讐物語みたいに芝居の内容を今までみんなに語ってきたけど、それはストーリーでテーマじゃなかったことに漸く気づいて、朝からチーズトーストと野菜ジュースだげで半分まで出来た(と思っていた)台本を書き直す。同時に出演者の浜田晃さんと水沢有美さんに連絡を取って金曜日に顔合わせをすることを段取る。もう逃げられない。2時半に池袋でデザイナーのKさんとフライアーの最終打ち合わせ。妙齢の女性なのにいつもながらのエロチックで大胆なイラスト。以前打ち合わせで話した芝居の内容を踏まえた上でのアイデアとしてはそそられるものがあったが、テーマが変わったこともあるし、ちょっと大胆すぎないかと決断を迷っていると、だったらと違う案を提示される。それは穏やかでコミカルなタッチでありながらちょっと怖い。こっちでお願いします。ここでまた台本の方向性が決まって来る。こう云うことが出来るのが演劇のいい処だ。4時に店へ。母との老老ディナーは大根おろしたっぷりの自家製和風ハンバーグにきゃべつとオニオンスライスのサラダ、それに最近ズッと食べたかった豚汁に胡瓜の漬け物。その後11時過ぎまでお客さんがいなかったので台本の続きを書く。どんどん面白く馬鹿馬鹿しくなってきている気がする。今日は電車で帰宅。ポストに入っていた「映画芸術2014夏号」を読みつつノンアルコールビール。今度の号の特集は「海を感じる時」(荒井晴彦脚本・安藤尋監督)。今年の冬に近所のイマジカで初号試写を見たこともあって興味深く読む。でも、それ以上に興味を持ったのが数年前に亡くなった「仁義なき戦い」の脚本家、笠原和夫さんの若いころの日記(1960年の正月~)。こんな赤裸々に綴られた日記の掲載をよくもご遺族が許可されたという思いと、この雑誌ならではの連載だとエールを送りたくなる。このまま読んでいたかったけど、もう待ったなしになった「デンティスト」の世界が私には待っている。

2014・7・27

2014-07-28 10:15:31 | 日記
昨日一緒にワンタン屋で席についたAさんに「何イライラしているの?私、何かいやなことした?」と言われた。多分、飲み物を何にするか決めてないのにフードを何にするか探し始めたことにイライラしていたんだろう。反省。今日老老ディナー(月見タヌキうどん+古漬けのもずく和え)をしていた母が話を次々に飛ばすもんだから、さっきの話はどうなったのさ?と聞くと、そんなこと忘れちゃったわよと言われ、一々そんなことに拘らないのと諫められる。駄目だ。普段からそういう傾向はあるけど台本に追い詰められると更にその度数があがる。人の話や行動が順番を追ってないと、辻褄があってないと気が済まないのだ。本当の芝居では順番や辻褄はつまらないし、避けようとしている癖に、普段の頭は異常に順番や辻褄に拘る。だからお前は作家として面白くないんだ?と言われるのは尤もだけど、いい迷惑なのは傍にいる人間だ。早くこの「場所」から抜け出したい。今日は「執筆休暇」と云うことで八時前に店を出る。店からの帰り道、地図だけでいうと圧倒的に近道があったことを発見して実際に歩いてみたら予想以上に時間がかかった。当たり前だ。それまでは楕円形の饅頭の端から端までを歩いていたのに、直線距離を行くと云うことは饅頭の天辺まで上らなくては行けなかったのだ。足がクタクタに疲れて、その後歩くのが辛くなり、結局いつもは45分から50分で帰ることが出来るのに、1時間10分もかかってしまった。諺って偉い……と書いて、ここでは「急がば回れ」という諺を入れるのを忘れている。いや、この場合は入れない方がいい。会話は飛ばした方が洒落ている場合が多いのだ。ソファにひっくりかえって「オヤジの背中」(脚本・倉本聰)を見る。まだ熱の籠もる街を一時間十分も歩くと、疲れてぼんやりとしてしかドラマを見ることが出来ない。

2014・7・26

2014-07-27 00:14:38 | 日記
昨日寝たのが4時過ぎだと云うのに7時半頃母に電話で起こされた。電話した?しないよ。あ、そうと切られてしまったけど、着信履歴を見ろよと文句は言わない。歳をとるということはそういうことだ。でも、お蔭で寝不足。おまけに昨日の「重労働」のお蔭で体中が痛い。歳をとると云うことはそういうことだ。誘眠剤を飲んで10時半まで眠る。お蔭でその後の予定が押せ押せになる、と云うか、九月にやる芝居の台本完成が一番急かれているのに、このブログのタイトル「五反田発リスボン行き急行列車」に関係する二つの出来事が台本完成を遅らせる。タイトルの内「リスポン行き急行列車」絡みでいうと、ウチが共催する津森久美子さんのファドライブに九月に公開される「リスボンに誘われて」と云う映画とのタイアップが正式に決まり、ライブのタイトルも「リスボンに誘われて」となり、ライブで津森さんと私がリスボンについてのトークショーをやることになってしまった。この映画の原作の「リスボンへの夜行列車」(パスカル・メルシェ)で主人公が歩き回ったリスボンについて、イタリア人作家アントニオ・タブッキが描いた独裁政権下でのリスボンについて、そしてポルトガルをこよなく愛した小説家の壇一雄について、更には詩人ペソアについて、どれだけ皆さんを満足させることが出来るか分からないけど、リスボンについて語ってくれと云うと大して知りもしないのに引き受けてしまう大胆さを可愛く思ってくれ、なんて言っている内に「デンティスト」の台本には又してもリスボンの色合いが強くなってきてしまった。でも、ポルトガルは私の趣味。仕方ないさ。そしてタイトル前半の「五反田発」絡みでは、住んでいるマンションの殆ど真下にある五反田団(アトリエヘリコプター)のスペースで行われた「五反田の夜」(作演出・前田司郎)と云う芝居を初めて見たこと。皆さんも想像して下さると分かると思うけど、ハレとケで云うと自分の住んでいる空間(ケ)と劇場(ハレ)が近接しているなんて、それだけでゾクゾクしてしまわないか?おまけにそこは前田司郎さんの実家の工場だと聞いていたから漠然と狭い空間をイメージしていたら、恐らく二階と三階をぶち抜いたのではないかと思う程に天井までの高さはあるし、照明のバトンはちゃんと設置されているし、下手な劇場顔負けの空間だったのだ。それに何よりもそこはニューヨークのオフオフブロードウェイを想像させるようなムード。芝居の面白さもあって演劇的に豊かな1時間40分を過ごすことが出来た。とにかく近接しているから下北沢に出かけるのとは訳が違って、五分前まで部屋で自分の台本を書いていて、終わったら店に出かける支度を隣のマンションに戻って出来るのは何よりの贅沢か?6時ギリギリに店。老老ディナー(牛肉とタマネギのニンニクバター炒め、スーパーで売っていたちらし寿司、昨日Yさんにいただいた水ナス、しじみととろろの味噌汁)の後は、昨日途中で放棄して帰ったグラス洗いと冷凍ボックスの洗浄をしていたら九時過ぎ。もう今日は無理と思って帰りかけた時に、ソワレで五反田団を見たAさんが私のマンションの傍から電話して来る。じゃ部屋で待っていてくれという関係じゃないので、駅の傍で待ち合わせて、ワンタン屋で餃子を肴に少し飲みながら芝居の話。いい女と五反田のワンタン屋。これが一番の贅沢か?

2014・7・25

2014-07-26 11:14:43 | 日記
今日数日前に予約して来てくださった大阪の運送会社の女性社長のYさんに、あなたは台本の最後を決めてから書くのか?決めずに試行錯誤しながら書くのか?と聴かれて、勿論後者ですと即答する。まっとうなシナリオ作法では最後を決めずに書いてはいけないとあるし、仕事の出来る脚本家は絶対そうしている筈だけど、私は主人公と一緒に行き先の分からない旅をしたい。東の方に行こうと思っていたのに、突然西の方に曲がってしまう旅が好きなのだ。今悪戦苦闘中の「デンティスト」も今日書いている内にとんでもない方角へ舵を取ってしまった。もう引き返せない。羅針盤も狂っている。暗闇の中を何処をめざしているのか私にも、いや私が一番分かってないのかも知れない。そして今日どうなるか分からないと云うことでは店も同じか?今日は当初予約は前述のYさんしかいなかったし、25日の金曜日というのは以前の店からお客さんがいないというジンクスもあったので、今日はYさんとのんびりお喋りしようと目論んでいたのに、先日投下した300通の暑中見舞いの効果があったのか、この春東京支社に戻っていらした名古屋のテレビ局のOさんに始まって、一カ月半ふりに顔を見せてくれた元祖天使のI、有名脚本家のKさんたち、※※テレビのプロデューサーのAさん、Bさん、Cさん、それだけでも8人もいて店のキャパぎりぎりなのに、そこに先日パーティをやってくれたHさんとKさんたちが三々五々11人のメンバーを集合させたものだから、もうパニック状態。いつもは閑古鳥がないている店なのに、一日でお客さんが合わせて19人、売上も料理をいれて12万。1時半過ぎ、みんなが引き揚げた後、とりあえずはニンニクたっぷりのペペロンチーノを作って食べ、お客さんからいただいた「凄十」を飲んでから後片付けにかかる。疲れている時は動きも鈍くて、終わって店を出たのが3時。当然タクシー帰宅以外ありえなく、部屋に帰るとノンアルコールビールを一気飲みして「go to bed」

2014・7・24

2014-07-25 12:02:02 | 日記
今日やったことを思い出すことができない。それにこうして日記を書くときに思い出す楽しみを持つ気持ちの余裕もが時間もない。朝は食べなかったことは覚えでいる。台本を半分まで書いた。でも、チェックしていたら五分の二に戻ってしまった。手帳をみたら3時40分に大崎のスリープストレスクリニックへ予約している。そこで一カ月分の誘眠剤と抗アレルギー剤を貰う。目黒のアトレで買い物して店。老老ディナーは冷し中華を食べようとして、玉子焼とハムと胡瓜を細切りにして紅生姜とカイワレ大根を用紙したのに、麺を茹でた段階で母から電話。弟が来て食事に誘われたので老老ディナーはキャンセル。一人で三人前の冷し中華は食えない。6時に元女優でキャスティングディレクターのMさん来店。しばらくしてテレビショッピング会社のTさん、遅れて女優のFさんが来店。雷の鳴り響く中、色々あってMさんは酔って先に帰り、FさんとTさんが一時半まで。今日はタクシーで帰る。部屋で枝豆を茹で、サーディンの缶詰を開けてみじん切りのタマネギを乗せて焼いて、ノンアルコールビールを飲みながら録画してあった「MOZU」の最終回見る。主人公がやたらと煙草を吸う「謎」は遂に解明されなかった。それにしても吸いすぎだ。昔、愛煙家だった自分から見ても見苦しい程だった。他のメンバーもやたら吸っていたし、これは俳優の演技プランと云うより、この世の中に蔓延する嫌煙モードに異を唱える演出家の「テーマ」だったのか?思い出すことはそれだけ。

2014・7・23

2014-07-24 02:09:27 | 日記
今日、台本を書く以外にやったことは、朝風呂に入ったこと、「花子とアン」を見た後、母にモーニングコールをしたこと、納豆ごはんを飲み込んだこと、ファド歌手の津森久美子さんから11月にやる予定だったライブを9月に公開される「リスボンに誘われて」と云う映画と連動する為に九月に前倒しでやれないか話し合ったこと、郵便局で昨日までに書いた300通の暑中見舞い兼パーティ営業の葉書を出したこと、餃子とレタスサラダ、焼き明太子と水菜のサラダ、ナスの漬け物で母と老老ディナーをしたこと、その後母の部屋に行って浴室の電球を変えてあげたこと、椅子に座って新聞を読んでいたらそのまま十五分ほど居眠りしたこと、法律事務所勤務のNさんが来てくれてお喋りしたこと、お喋りの殆どは先日見た「ヒーロー」(脚本・福田靖)で主人公の検事が「俺は中卒」だど言っていたけど、司法試験の受験資格は短大卒以上だった筈で、彼が司法試験を受験するためには大検に受かってどんな大学でも二年間は行かなくてはいけないのではないか?だったら「中卒」ではなく社会的な最終学歴は通信制であれ「大学中退」ではないか?(事情を知っていたら誰か教えてほしい)と云うこと、11時半前Nさんが帰った後、彼が今日も土産に持ってきてくれた稲荷寿司五つを一人でお茶を飲みながら食べたこと、今年で三回目の公演になる演劇ユニット「西瓜糖」の案内が来たので作家兼女優の山像かおり(作家名は秋乃桜子)さんにメールで予約したこと、その後今日は45分かけて歩いて帰ったこと、いつもはシャワーなんかしないのにたまらなく体を冷やしたく冷たい水を浴び続けたこと、その後ノンアルコールビールを飲みながら「マツコ有吉の何でも委員会」を見たこと、そしてこの日記……そして多分これから寝ること……。

2014・7・22

2014-07-22 22:45:06 | 日記
朝起きてのんびりしない。いやしたくない。のんびりすると一日がダラッと過ぎて行ってしまう気がする。朝風呂に浸かっている時から昨日帰り道で作った台詞を反芻してみる。食事も味噌汁だけはちゃんと出汁をとって油揚げとネギで作ったけど、おかずは作らない。おにぎり一個にナスの漬け物だけ。さっさと後片付けをすますと、いざ戦闘態勢でパソコンに向かう。とにかく午前中の集中力が勝負。2時まての間に夕べ頭の中で浮かべたことは文字にすることが出来た。3時に神保町にある岩波ホールへ。自分もメンバーになっている日本ポルトガル協会が主催したポルトガルの映画監督フランシスコ・マンソ氏を迎えて映画「ボルドーの領事」(2010年作品)の上映とシンポジウム。以前は違ったけど、この五年に日本で封切られるポルトガル映画は、ペドロコスタや去年のミゲルゴメス、更には世界最長老の映画監督オリヴェイラに至るまで芸術的すぎて難解な作品が多かったが、この映画についてはそれが当てはまらない。ウェルメイドだけど、人間の良心と行ったテーマを丁寧に掘り下げた分かりやすい作品で、始めてポルトガル映画を楽しむことが出来た。そんなことを含めてポルトガルの映画界の現状をもう少しその後の懇親会で監督とも話したかったけど、開店時間が過ぎているので6時過ぎ店に戻る。今日も予約なし。構成表に向かって明日書くことを並べる作業。最近パソコンに向かう時間が長いことが原因なのか、極端に視力が落ちた気がする。殆ど棟方志功状態でポールペンで小さな文字を刻む。12時近くまで粘ったけど、当日客もなし。疲れた。まっすぐ部屋に帰ってポルトガルのテープを聞きながら眠る。今日一番辛かったことは、マンソ監督と映画について話したくもポルトガル語で挨拶すら満足に出来なかったことだ。だったら英語で話せばいい?でも、その英語もカタコトだ。そんな自分にとって滑らかなに聞こえて来るポルトガル語のフレーズは何よりの子守歌。

2014・7・21

2014-07-22 00:37:51 | 日記
一昨年から去年にかけて五カ月だけ一緒に住んだ女性について気になったことがあったのて彼女の名前を検索してみたらブログを見つけたので読んでいると、当時一緒に住んでいた二匹の猫の写真を飛び込んできた。途端懐かしさが募る。当時彼女が留守がちだったので私が面倒を見ることもあって、猫たちは私にかなり懐いていたのだ。彼女についての気になることは忘れて暫し××と▲▲の写真に見入ってしまったのは私の中に潜むナイチンゲール症候群の現れか?数日前に制作担当になって貰ったCさんから原稿の催促。困ったと思うより同伴者が出来て嬉しく思ってしまうのは「作家」の業か?と云うのは冗談だけど、彼女のメールに「美味しいものを食べて」「台本を頑張って」とあったのに、何だか美味しいものを食べると頭の働きが弛緩してしまいそうなので、今日は起きてから納豆と山芋とオクラを混ぜ合わせたものを食べただけでパソコンに向かう。所詮大した頭じゃないけど、お腹がすいていると頭がクリアになった気がするから不思議だ。ちょっと辛いけど、台本を書き終わるまでは「朝食で美味しいものを腹一杯」はNGにしよう。その替わりと言ってはなんだし、そんな気持ちの余裕はないけど、老老ディナーは天然ブリの煮つけ、チンゲン采とナスの中華炒め、もずく酢、大根の漬け物、油揚げの味噌汁と並べてしまう。でも、言い訳するようにご飯はお茶碗半分で我慢したのだけど、おかずが重たかったら頭の働きも軽快にはならないのも知れない。今日はお客さんはゼロ。先週終わってしまった「大川端探偵社」の主題歌を頭の中で響かせながらオダギリジョーを気取って真夜中の桜田通りを家路につく。オダギリジョーは深夜スーバーで半値のになった見切り品をを買いあさるなんてことはしないだろうから、私も店の前を通りすぎていく。要するに胃袋を重たくしたくなかったのだ。、。