五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2020・1・30

2020-01-31 10:15:47 | 日記
この数カ月、毎週の様に茅場町のT歯科クリニックに行く。もう二十年も通っていて俺の歯のことを自分の歯の様に思ってくれているT先生が、抜け落ちてしまった俺の歯を入れ歯ではなくインプラントでもなく何とか他の方法で「再建」しようとしてくれているからだが、それにはまぁ試行錯誤がつきもので、今日もまた来週の再診を約束されてしまった。でも、こうして頻繁に彼女の処に通っていると、以前から親しかったこともあって、他に患者さんがいない時なんかは診療を始める前に彼女の休憩時間代わりに俺とのオバサントークが始まる。最近のネタは、一人暮らしの場合、アボカド一つを食べきれないので残った半分を変色させずに保存させるにはどうしたらいいかと云うこと。出かける前、ふとそのことを思い出したので、ネット検索して出てきた方法をプリントアウトして持って行ったのだが、それじゃ今一つとのこと。来週はもっと他の方法を調べてきてよと言われて別れる。何となく歯医者に行っていると云うより友達の処に遊びに行っているみたいだ。急ぐ訳じゃないんだけど(いや腕時計がないと落ちつかない俺としては急ぐか?)、ベルトが切れてポケットにしまっておくしかなくなった腕時計のことはやっぱり気になって、茅場町から銀座で丸ノ内線で乗り換えて先日教えて貰った池袋TOBUにあるSウォッチの代理店に行ってみる。たった二三分で新しいベルトにして貰う。ついでに予備の為に安い腕時計(9800円)を買う。そのショップの女性に聞いたらSウォッチの代理店は新宿はなくなったが、渋谷店はまだある筈とのこと。どうやら俺がなくなったと思い込んだのは内装工事で休業中だったみたいだ。ホッとして今日もまた映画を見たくなる。Kさんご推薦の「ジョジョラビット」や以前店のスタッフだったTちゃんからムビチケを貰った「ロマンスロール」も今からだったらちょうどいい。でも、さすがに台本が行き詰まっている為、その気になっても実行には移せない。池袋から目黒まで行き、アトレで肉と魚を一週間分買い求めて帰宅。老老ディナーは時間がなかったのでアトレで買い求めたトンカツと(母は)メンチ。それとイカの足の部分だけをはらわたとニンニクオリーブオイルで炒めたもの、じゃがいもの味噌汁。因みに老老ブレックファーストはブリのリンゴ和えオリーブオイルソティ、アボカドとミニトマトの納豆サラダ、海苔、なめこの味噌汁。食後、店はSN君に任せて五階で台本の再構成をしていたら、10時過ぎに美人脚本家のNさんが彼女の所属するマネージメント会社のTさんとMさんと来店。11時半過ぎまで俺もお喋りの輪に入れて貰う。1時近く、テレビのバラエティ番組を見ながらウタタネ→本寝?★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・29

2020-01-30 10:18:51 | 日記
公演する場所を四階のベランダから三階に変えてしまって、構成も変わることになったことを、今日一時に来て貰うことになっている服部妙子さんと桑原なおさんに伝えるのは憂鬱だ。四階のベランダで芝居をやろうとしたことはこれまでにも何度かある。でも、その度照明や雨、騒音、マイクを含めた音響問題、近隣からの苦情対応などなどいくつもの問題に遮られ、リハに入る直前に中止したこともあるし、そればかりかリハに入ってから中止したこともあった。だったらいい加減学習したらどうなんだ?と云う勿れ。遠くに東京タワーやヒルズのビルをバックにして繰り広げられる芝居絵巻を想像しただけでそれまでの学習をケロッと忘れて又新しい芝居を企画してしまうのだ。とにかく服部さんと桑原さんには謝るしかない。テーマは変えないけど、全く新しい発想と構成で再構築しなくてはならない。老老ブレックファーストは鯖の塩焼きWITH甘唐がらし、海苔、サラダ納豆、キャベツの味噌汁。老老ディナーは自家製ハンバーグWITH自家製ポテトサラダ、もずくとカイワレ大根の酢の物、コンソメで出汁を取った白菜のスープ味噌汁。店には映画プロデューサーのKさん、しばらくして元法律事務所勤務のNさんが11時頃まで。★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・28

2020-01-29 15:47:49 | 日記
食事を終わると母は食べたものを手帳にメモするのだが、今日は鉛筆の芯が折れてしまっていたので、俺が五階から鉛筆削りを持ってきて削ってあげたらひどく喜ばれて恐縮する。でも、その後で「昔は鉛筆の芯を折らないようにキャップがあったわねぇ」と云うもんだから、店にあったボールペンのキャップを代用しようとしたのだが、鉛筆が細くてブカブカなもんだからすぐ抜けてしまう。そこで俺は鉛筆に輪ゴムを巻いてみる。すると抜けないでキャップの代わりになったので、「お前って頭いいのねぇ」と母に誉められ、俺は舞い上がる。母にそんなこと言われたのは少なくとも65年ぶりだ。まだ小学校にあがった頃まではそんなこと言われていた覚えがある。でも、以後は怠け者で勉強が出来なかった為、そんなことを言われたことがない。人生の第四コーナーを曲がった処で俺はもう一度幸せ気分になる。芝居の台本は、明日三回目の打ち合わせがあるので、何とか四分の三まで仕上げようとしてみたけど、幾つかの条件が重なってベランダでの芝居を諦めて、三階で公演することに夕方までに決心したので、構成を建て直すことにする。服部妙子さんのパートはそのままだが、桑原なおさんのパートは大幅に変更だ。雨なのに街を歩きながら彼女の設定を考える。考えている内に今日もまたバスに乗りたくなって、新宿西口行きのバスに乗ってしまう。確か角筈で降りたらSウォッチの修理をしてくれる店が0101の中にあった筈だとし、ちょうどいいから直して貰おうという言い訳をしてみたのだが、行ってみたらSウォッチの店はなくなっていた。何でも都内では池袋にしかSウォッチの代理店はないとか。時計の修理が目的ではなかったのにひどく落ち込む。だったら何かヒントを貰えるかもしれないと、映画を見ていくことにする。ちょうど時間的にピッタリだったのが「ラストレター」(脚本監督・岩井俊二)。来月偲ぶ会がある木内みどりさんも出演していて、岩井さんも発起人の一人だし、バチはあたらないだろうと誰かに後ろめたい気持ちになりつつ(それは出演者の服部さんや桑原さんに決まっている)見たのだが、これが実に感動的な傑作だった。正直いうと、主役の二人に抵抗があったのだけど、この二人がいい。何だ?こんないい芝居できるんじゃないか?と怒鳴りたくなるほどいい。更にいいのが、二番手ながら主役になってしまった広瀬すずだ。「Q」でもそう思ったが、今年は彼女の当たり年だ。そして彼女の従姉妹役の森七菜も凄い。脇役として1シーンだけの出演となった豊川悦司も久しぶりに彼の魅力を発揮していた。そんな映画を見てしまえばいつもの酒場に行きたかったが、ここは明日の打ち合わせに備えて大人しくバスにのる。★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・27

2020-01-28 10:42:34 | 日記
色々あって今日は睡眠不足と食欲不振。と言いながら老老ブレックファースト(明太子の海苔カナッペ風、リンゴとトマトとオクラの納豆サラダ、夕べ残った鱈チリをリフォームした味噌汁)はしっかりたべる。考え事をしたかったので散歩の後厨房でカレールーを作る。ニンニク、生姜、玉葱をみじん切り。鷹の爪も加えてオリーブオイルでただただ炒める。炒め終わったらそこにオクラ,人参、ナス、カボチャも小口切りにして加え、またまた炒める。いいところでスープストックを入れて煮込む。冷蔵庫に残っていたカマンベールチーズやひよこ豆の缶詰もあけて入れる。今日はリンゴも薄切りにしていれる。途中クミン、カルダモンなどの香料も加える。勿論、胡椒、塩も入れる。そんなことをしていると考え事が進む。考え事をするだけの為にカレールーを作っている。でも、出来てしまえば味見と称してなめてみる。なめるだけじゃ我慢できずにご飯にかけて食べてみる。何が食欲不振だ。老老ディナーも待たずにきっちり一皿食べてしまった。そして母との老老ディナーではお代わりまでしてしまった。おいおい、食欲不振はどこ行った?お店にはマスコミが大雪予報を出して早く帰宅しろと呼びかける中、九時過ぎに週刊A芸能で毎週芸能ルポルタージュに健筆をふるうIさんが新人のTさんときてくれる。こんな夜のお客さんは貴重だ。Iさんたちが引き上げた後、Chさんから電話。今朝から考えていて食欲不振になった懸案事項に結論を出す★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・26

2020-01-27 05:27:28 | 日記
昨日の朝から腕時計がなくなった。というかないのに気がついた。最後にその腕時計を意識したのは昨日の老老ブレックファーストの後、手首で血圧を計った時だ。計るのに邪魔だったから外した……そこまでは覚えている。いつもは計り終わったらすぐはめ直す。脚本家時代はそんなことはなかったが、お店をやるようになってから腕時計は必需品になった。お店にはお客さんが時間を気にしないように時計がないので閉店時間や予約時間をチェックするためには欠かせないものだったのだ。ひょっとして血圧を計った後、洗い物をする為にそのままカウンターに放置したままだったのか?と思って辺りを念入りにチェックしてみたが見当たらない。シャワーを浴びたのはその前だから浴室に置いてある筈はない。それでも店中、それから五階のテーブル周り、ベッド周りを探してみたがダメ。途方にくれる。時間なんかにとらわれず生きていたいのに、腕時計が必需品になってから、腕時計を見てないと落ちつかない人種に成り下がっている。それにあのS社の腕時計は、安物だけど、数年前に母とハワイ旅行に行った時にペアウォッチとして買い求めた記念の品だ。絶対このビルの中にある筈だ。何としても探し出さなくてはいけない。今日の老老ブレックファーストは久しぶりにぶどうパンのトースト。母が好きなCMでやっているのとは別のメーカーだけど、ぶどうパンはぶどうパンだ。葉物野菜が安くてつい爆買い?してしまったもんだから、白菜スープを作る。それにキャベツの千切りにひよこ豆とミニトマトのサラダをスクランブルエッグに添える。老老ディナーはタラちり(また白菜消費)と今日は朝食べなかったので納豆サラダを夜食べる。たらも美味しかったけど、川越屋の豆腐が最高。夜になっても腕時計は見つからない。時間が気になる俺は、その度に首から吊るしてセーターの下に着たワイシャツのポケットから携帯(ガラ携でよかった)を取り出さなくてはならず、厄介極まりない。8時から大河ドラマ「麒麟が来る」(脚本・池畑俊策)を見る。去年はボロクソだったのに、今年は次回が待ち遠して溜まらない。反対に朝のドラマは前回は一日二度見ても飽きなかったのに今回は一カ月だけで、ごめんなさい。羽鳥のモーニングショーが面白いのだから仕方ない。11時過ぎ雑誌をよみながらベッドにダウン。寝返りした途端、黒い枕と黒いベッドカバーに挟まって黒いベルトの腕時計を発見!ベルトが切れていた!ということは昨日の老老ブレックファーストの後に仮眠した時に切れていたのか?★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・25

2020-01-26 11:02:03 | 日記
同い年の劇作家Mさんが亡くなってからそろそろ3年になる。生前から年下の夫であるSさんの病魔に侵されたMさんへの献身ぶりは彼女の周りで有名だったし、亡くなる数年前から立て続けに発表した芝居には、Sさんも彼の本業であるシステムエンジニアの能力を発揮して裏方として重要な働きをしていたし、彼女が亡くなった時には憔悴しきって正視できないほどだった。とは言ってもSさんとはあくまでもMさんを通じてのつきあいであり、個人的には特別親しくなる関係ではなかったもんだから今年に入って電話を突然貰った時には驚いた。それも以前Mさんと住んでいたマンションを追い出されて、今はI県にある運送会社に勤めてその社員寮暮らしなのだが、その運送会社と云うのがブラック企業で、このままだと生命の危機(居眠り運転で事故る?)でやめたいのだが、やめると住む処がないのでやめられないので、どこでもいいから住む場所と働く会社を紹介してくれないかと云うのだ。仕事はブラック企業以外なら職種は問わずだが、住む場所はお金がないので敷金礼金なし、家賃も後払いの部屋でなくてはダメだと云う。と言われても、昔だったらいざ知らずそんな50数歳の男性(正確な年齢、及び彼の経歴は知らない)に簡単に仕事を紹介する程俺は顔が広くない。俺に出来ることと言ったらこうしてSさんのことを(彼に許可得て)ブログに書いてあげることしかない。誰かMさんの誼(と信用で)Sさんに仕事を紹介してあげる奇特な人はいないものだろうか?強引に仕事つながりで話すと、ウチの芝居の照明を担当してくれているYさんが、昨日このブログで発表した次回公演の告知を見て、今回は自分が加わることはないのかと電話してくる。と云うのも今回はベランダでの芝居が殆どで彼女の力に頼ることが出来ないと思って今の段階では彼女にはまだ新作のスケジュールを伝えてなかったからなのだが、彼女の方から積極的に作品に関わりたいと云う意思表示は大歓迎だし、ひょっとすると彼女からも嫌われていたんじゃないかと思っていたので安堵する。そんな日の朝、母が老老ブレックファーストに出されたブリのリンゴ風味オリーブオイルソティを見て感激する。と云うのは、母の部屋の冷蔵庫に長い間放置されていたリンゴがこんな形で再生し、それもとんでもなく美味しい風味をブリにつけていたからだ。今日はブリと一緒にリンゴを薄切りにしてニンニクっぽく使ってしまったが、次には三日月切りのじゃがいも位には厚切りしてソティしてみよう。他にいつもの様にカブとミニトマトの納豆サラダ、海苔、豆腐の味噌汁。老老ディナーはカボチャとさつまいもとオクラの天麩羅いり日本蕎麦に俺は他に明太子ちりめんじゃこご飯ナリ。★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・24

2020-01-24 21:44:45 | 日記
夕べは美人脚本家のNさんたちが引き上げたのが3時過ぎ、そのまま後片付けをしたりしている内に四時近くになってしまったので、そのままベッドインしたらとても5時半過ぎには起きることが出来ないので、五階でパソコンを開いて今度の芝居のタイトルをあれこれ考える。実はもうデザイナーのSさんにはチラシや案内葉書を発注してしまったので大きくは変えるつもりはないのだが、迷っていることがあってそろそろ決断しなくてはいけない時期に来ているのだから今から朝までの間に最終決定をしてしまうことにした。そして決定したメインタイトルが「雀色時に炎立ち」、サブタイトルが「小野田家の人々①」だ。雀色時と云うのは夕暮れ一日の昼から夜にかかるひととき、逢魔が時とも云う。この芝居では50歳になろうとしている女主人公を象徴させる。そしてそこに炎立ちと云う言葉をつけて、女主人公が空襲を見ながら実際に肉体が燃えていくのを予感しながらも自分の中にある女としての情念が燃え立っていく心情を連想させていこうとする意図がある。ちょっと俺らしくない文学的?タイトルだが、それに負けないように芝居を、いやその前に台本を完成させなくては。それを決めた後は一時間ほど机の座ったまま仮眠。更には母が風呂に入りに来るまでに溜めたお湯の中に体を沈めること30分。そして老老ブレックファースト(鰈の煮つけ、納豆さらだ、きんぴら、かぶの味噌汁)を後、11時に茅場町のT歯科クリニックへ。その間、電車の中、診察中共にウタタネしていたことは当然だ。でも、それだけでも眠気が去っているから不思議だ。治療終了後、女性編集者のYさんに茅場町まできて貰って人形町まで散歩しながら「小野田家の人々」の小説化について話す。実は①の後、戦後を生き抜いていく主人公たちの姿を描いた②を上演する予定なのだが、①と②を合わせて小説化しようという話がYさんとの間で進んでいて、①を制作する間にも②の構想を含めた展開を話し合っていくことにしたのだ。というのは建前で、人形町にお昼時間に来てしまえば、食通のYさんとの間では何か美味いものを食べようということに話が進んでいくのは阻止しようがなく、二人は長蛇の列が出来ている有名な親子丼の店などは勿論、混雑しているお店は素通りして、お客さんが何故か一人しかいない夜は居酒屋風の店に入り、昼からビールとジンジャハイボールなどを飲みつつ゛生牡蠣やカキフライやポテトサラダやめばちの煮つけなどに箸をつけながら「小野田家の人々」のこれからについて語っていく。その店は1時までだったので、近所に住むシナリオ作家協会理事長のKさんの奥さんがやっているカフェに移動。ちょうど店にいたKさんにも会うことができたが、文化庁に出かけて云った彼を見送った後、YさんとKさんの奥さんの間には何十年も前に共通の知り合いも多くいたので、俺も交えてオバサントークを2時過ぎまで。4時過ぎ帰宅。眠たくはなかったけど、胃袋は満腹だったので母には悪いけど弁当(自家製のりまき、牛肉と甘唐がらしのバター炒め)を届けて、6時過ぎまで横になる。10時からNHKでシシドカフカ主演の「ハムラアキラ」と云う変わったタイトルのドラマを見る。ドラマの内容も変わっていて最後まで見てしまったが、黒沢久子さんの脚本と知る。彼女は俺が初めて芝居のプロデュースを手がけた時の脚本家だ。当時はまだプロじゃなかったけど、あれから20年?彼女は映画でもいくつかの話題作を執筆している立派な脚本家だ。NHKの連ドラが特別偉いわけではないだろうが、何となく親心的に祝福する。でも、さすがに眠い。ということで……★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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2020・1・23

2020-01-24 09:35:23 | 日記
結局Chさんの為にオーダーした誕生日ケーキはキャンセルすることが出来ず受け取ることになったが、これが僥倖!今日は1時から服部妙子さんと桑原なおさんに来て貰って、昨日までに書いたACT2までの台本を渡すと共に先週渡したACT1の読み合わせをしたのだけど、休憩時間にそのケーキを三人で食べてみたら作りたてと云うこともあってその美味いこと美味いこと。六人分はあったホールだったけど、母に食べて貰う分を除いて三人で殆どを食べてしまった……と書くと、二人からクレームが来る。はい、私一人でかなりの量を食べてしまいました。その証拠に5時半の老老ディナーは麻婆茄子、餃子、中華スープというメニューに食指が動かず、ご飯もいつもの半分。処が食後、母と一緒に残ったケーキを食べることになった時、甘いものは別腹と云う諺?と実感することになる。母には薄い切れ端しか渡さないで、またもや一人前いや二人前はあったかもしれないケーキを頬張ってしまった。それぐらい美味しかったのだ。Chさん、親戚にご不幸があって東京を離れていると云うのに、こんな美味しい体験をしてしまって、ごめんなさい。と云うことで破裂しそうなお腹を抱えてひっくり返っていたら、11時すぎに美人脚本家のNさんが、我々の世代の伝説の歌姫S.Iさんと、妹の物真似でも有名で、最近ではドラマやCMでも活躍しているM.Sさんと来店されたとの連絡あり。S.Iさんとは一年ぶり?M.Sさんとは三十年ぶりの再会だったので、つい愉快に喋り続けて気付いたら午前三時。もう後はおぼろ、これで五時半起床はちょっと無謀!、
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2020・1・22

2020-01-23 12:05:29 | 日記
土曜日がCHさんの誕生日だと知っていたもんだから、ちょっと早いけど明日の木曜日に芝居のリハ兼打ち合わせでみんな集まるのでお祝いしようとケーキを頼もうとした時、一瞬明日CHさんが急用で休んだらケーキは無駄になってしまうと悩んだけど、まさかそんなことはないだろうと名前入りのケーキをしまったら、そんなことがあった。夕方CHさんからメールで叔母さんが亡くなったので明日は行けないと言ってくる。だったらお祝いは翌週にと思ったけど、その日は以前からNGだと知らされていた。、だったらケーキは宙に浮いてしまうのでキャンセルしようとしたのだが、電話番号を控えて置かなかったので後で出向いて事情を話そうと思っている内に、老老ディナー(豚こまぎれのキャベツ味噌炒め、湯豆腐)の用意や母に言われた所用をこなしていたらすっかりそのことは忘れてしまっていて、気付いた時には万事休す、出かけてみたらケーキ屋さんはシャッターが降りていた。誰に責任がある訳じゃないけど、オーダーしたケーキはどうなってしまうのか?その帰り、近所のスーパーに寄ったら、レジで前に会計を済ませた母親と一緒の幼女が、俺の顔を見て、突然「オジさんの顔、こわいよっ」と母親に抱きついて泣きだした。きっと無精髭なんか生やした男に慣れてないのだろうと思ったものの、何だか幼女に悪戯した猥褻男みたいな気持ちになって、困り果てる。今日はついてない。お店には映画プロデューサーのKさんが顔を出してくれる。そしていつものように映画とかテレビの話。でも、いつもはどちらかと云うと俺の質問に博識なKさんが答える形の会話なのに、今日は何故かKさんの質問に俺が答えることが多くて、何だか博識になった気持ち。そうか、これがクイズ王の快感なのか。11時過ぎ、録画しておいたドラマを見ながら寝る。
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2020・1・21

2020-01-22 09:46:34 | 日記
人と一緒じゃないと、食事が粗末になってしまう。例え貧乏でも人と一緒に食事することになると、貧乏は貧乏なりに色々工夫して料理を用意する。その反対にいくらお金に困らなくとも、一人きりで食事するとなると、献立なんかどうでもよくなってしまう。その典型が今日の俺。今日は一番下の弟が来る日なので老老ディナーはないから朝は栄養のあるご馳走をしっかり食べておこうと思って考えたメニューが、鰈の煮つけ、ミニトマトと蕪のみじん切りの納豆サラダ、海苔、レバーの赤ワイン煮、じゃがいもとネギの味噌汁。満腹感に溢れたメニューだ。それに引き換え老老ディナーときたら、午後の時間に散歩途中で寄ったスーパーで買い求めたコロッケとメンチカツ、それに平貝のにぎり寿司を帰ってすぐ食べただけ。昼夜兼用とはいえ、お金はそれなりにかかっているのにひどく淋しい。お客さんは俺が11時に引き上げる前はノーゲストだったが、深夜SN君の先輩Sさんが来たみたいだけど、そのときには俺はもう夢の世界。
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