2024･4･19

人と人との間には相性がある。特に喋っていると別に敵対的なことを言われているわけではないのに相手の喋り方が鬱陶しく、耳障りに聞こえて来ることがある。反対に褒められたりしている訳ではないのに、何気ない日常会話が愛おしく聞こえて来ることがある。自分で付き合うことを選んだ相手ならもっと親交を深めたりもする。でもそれが自分が付き合うことを選んだ訳でもなく、幾つかの事情で付き合うことになった相手だと何気ない日常会話すら鬱陶しく、耳障りに聞こえて来て、目の前から消えてほしくなる。誰とは言えない。イニシャルもやめよう。鶏の唐揚げを作ろうと思って、買い物リストにサラダオイルの「中瓶」か「大瓶」と書いておいたのに「小瓶」を買ってきた家事手伝いの女性に、これで鳥の唐揚げを作れと云うのか?と聞くと、私なら作れますよ。何だったら今お作りしまうしょうか?と答える女性に俺はもう口をきく気持ちを失う。