五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2019・11・4

2019-11-05 04:52:13 | 日記
折角今日から新しい一年が始まる処だったのに、いや、だからこそこれから書く台本の資料を傍に置いて置くために安い本箱を買い求めて、今日配達して貰うことになっていた。こちらから指定した時間が朝の8時から12時までだったので、老老ブレックファースト(鯵の甘酢和え、納豆WITHオクラ、海苔、豆腐の味噌汁、他に私だけ生卵)を終わってからも店で「死の棘」(島尾敏雄)を読みながら運送業者を待つ。そりゃこっちの思い込みがいけないんだけど、8時からと云うことだと、ひょっとすると8時過ぎには、そうじゃなくとも9時過ぎには、下手をすると10時過ぎか?と待ち続けたのだけど、運送業者がベルを鳴らしたのは12時5分前。うーん、正しい。誰も非難できない。でもさ、四時間も何もしないで(いや、本は随分と読み進めたけど)待ち続けることの馬鹿馬鹿しさよ。それも1万5千円程度の本箱だぜ。こんなものを待っている為に四時間も浪費したのかと思うと自己嫌悪に近い感情にとらわれる。でも、そんな感情を抱いたことが「本箱」に伝わったのか、このお客様組み立て式の「本箱」はなかなかちゃんとした「本箱」になってくれない。そればかりかドライバーを持つ手元が狂って指を怪我する始末。それでも途中でやめる訳には行かず、午後の時間格闘を続けたが、老老ディナー(カレーライスとキャベツとオニオンスライスのサラダ)までに「本箱」の形にすることは出来なかった。思い返してみれば、今までにもお客様組み立て式でどれだけ困り果てたことだろう。何とか強引に形にしたものの何が足りないのかグラグラだったり、ひどい時になると途中で諦めてごみ箱行きと云うこともあった。それだから最近はお客様組み立て式はいくら安くてもオーダーしてこなかったのに、どうした気の迷いだったのだろう?食後、五階に戻ると空中分解したように本箱を形作る筈だった木片が散乱している。続けてやる?いや、もう疲れ切って出来ない。散乱した木片を部屋の片隅に集めると、そのままベッドに倒れ込んだ俺って、もうマンガだ。
コメント
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