五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2019・12・30

2019-12-31 13:00:23 | 日記
3時過ぎに眠って6時前に起きるのはちょっと辛い。いくら面白かったからってドラマを6時間も続けてみた報いで、てきぱきと動けない。そしてトイレに座っている内にウトウトしたもんだから母が風呂に入りにくるまでにお湯が半分しか溜まらなかった。その母が、老老ブレックファースト(焼鮭、ミニトマトとアボカドと納豆のサラダ、海苔、しめじの味噌汁)の後で血圧を計った時にその数値を手帳に書き写そうとして「あら明日で手帳が終わっちゃうわ」と悲しげな声をあげる。だから12月から使えるんだから新しい手帳にしたらと言ってきたのに/新しい手帳なんか持ってないけど/そんなことはないよ。ちゃんと俺とおそろいで11月中に買ったじゃないか/そんなこと知らないわ…と母は譲らない。最近母はよく物をなくす。補聴器は新しくしてから二度なくした。テレビを見ながら寝てしまうのでベッドの廻りに落ちていることは確実なので、これは捜索が簡単だったが、クリーニングの預かり表となるといくら探しても出てこないので、事情を話して俺が受け取りに行った。でも、手帳はどうするか?母が来年の手帳なんか知らないと言っている以上、探すつもりはないだろうし、これから毎日手帳がない、ない言われるのも嫌だったので銀行に行くついでに新しい手帳を買ってきてあげた。そしてここで俺は手帳のお金を貰うにあたって、先日の代金立て替え分も合わせて請求する。以前なら母は忘れていたことを謝ったと思うのだが、今日は何だか不当な料金の請求をされているような顔して不承不承合わせて八千円を財布から取り出す。母よ、不当じゃないよ。正当なお金の支払だからね、と心の中で囁く息子は悲しい。午後は目黒のアトレまで正月用品を買いに出かける。去年までは母の好きな蟹を取り寄せていたのだけど、料金を払って貰えそうにないので、今回はパス。数の子、いくら、伊達巻きやら煮豆やらごくごく普通のおせち料理とすき焼き用の牛肉など、それでも2万円余りの出費。老老ディナー(蛸の頭とキュウリの千切りのわさび和え、ぎょうざと小松菜のお浸しとナスのごま油炒めのワンプレート)の後、7時に40年近くのつきあいになる編集者兼女優のSさんと次回公演に出演予定の近所に住む桑原なおさんが来て、ミニ忘年会。本当は昨日渡したシノプシスの感想など聞いて話したかったのだが、途中で元法律事務所勤務のNさんも加わった為、ミニ忘年会と化して、12時近くまで。眠いっ。あっ、気付いてみたら睡眠時間が3時間だった。
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2019・12・29

2019-12-30 09:09:11 | 日記
あーでもないこーでもないと思い悩んでいると何時終わるか分からないので、一旦年末できりをつける為に芝居の台本のシノプシスを夕方までにエンドマークをつけて、出演を予定して貰っている服部妙子さんには速達で郵送し、桑原なおさんは近所なので取りにきて貰う。勿論これで終わった訳ではない。いや寧ろこれからの方が大変なんだけど、とりあえず当面の作業は一段落した気分。老老ブレックファーストは明太子と海苔のカナッペ風、納豆とミニトマトとオクラのサラダ、ソーセージWITHポテトサラダ、油揚げの味噌汁。老老ディナーは小松菜ともやしと白菜が盛りだくさんに入ったワンタン野菜スープにコンビーフとベビーリーフのサラダ。母は今日もお金のことを何も言ってこない。もう諦めるしかない。食後は昨日から今日にかけて録画しておいた「逃げるは恥だが役に立つ(ディレクターカット版)」(脚本・野木亜紀子)を見る。去年新垣結衣を敬遠して見なかったのだが、新垣結衣はとてつもなくチャーミングだし、ドラマもとんでもなく面白い。二話位でやめておけばよかったものの、とまらなくなって七話まで見てしまった。と云うことで眠ったのは3時過ぎ。これって年末っぽい。
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2019・12・28

2019-12-29 19:03:46 | 日記
6時前に起きて母の為に湯船にお湯を溜めて待つこと30分、母が来ないもんだから、昨日のことがあるし万が一?と思ったりするが、いつもより10分遅れで母が入ってきてホッとする。具合は頗るよし、昨日は何故吐いたのか分からないとのこと。でも、あのことはスルー。そう、食費一万円不足と宅配便の料金七千余円。その後の老老ブレックファースト(チーズオムレツ、ミニトマトとアボカドと納豆のサラダ、海苔、かぶの味噌汁)の時も何の言及もなし。どうやらすっかり忘れてしまっているようだ。こっちから二度も三度も催促するのも何だし、宅急便の代金は四万円の中に含めておくことしよう。そして昨日の日記を読んだ人からいくらなんでも親から一日1666円の食費を取るのは取りすぎたとのメールがあったので、ここで一言弁解しておくと、その金額には新聞代とか薬代とか、以前は一緒に映画に行った時に買い求める珈琲代とか、食費以外の生活する上での経費も含まれているので、そんなに貰いすぎではない気がするんだけどと抗弁すると、また何処からかそれにしても貰いすぎだよという声が聞こえて来る。午前中から夕方にかけてシノプシスの検討。途中一時に昔の店で世話になっていた調律師のHさんにきて貰って、五年ぶりにウチのピアノの調律をして貰う。引っ越しの時に運搬ミスで衝撃を与えたこと、四年前の芝居でピアノにワインを零してしまったことなどを打ち明け見て貰うが、結果的には全くと言っていいほど損傷ないとのことで安堵。料金二万五千円は安心料みたいなものか?老老ディナーはあったかい五目うどん。俺は追加でキムチご飯。一日中部屋の中にいたので10時過ぎ買物に出る。スーパーはもうすっかり正月モード。人生が残り少なくなって来ると急かされているようで厭な気分だ。
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2019・12・27

2019-12-28 14:54:01 | 日記
情けないことに貧乏人の俺は、毎月母から五万円の食費を貰っている。一日二食、デザート付若しくはアルコール付、稀に外食もありの値段としては一月30日として一日1666円、高くもないし安くもないのではと思っている。というか、そんなことを云々する前に97歳の母親から食費を取る勿れなんだけど、原材料費だけは保障して貰わないと立ち行きできないのが現実だ。その五万円、毎月25日過ぎに手渡しでくれる。今月も昨日封筒を渡してくれたので一応格好だけでも中身を数えてみる。うん?四枚?…もう一度調べてみる…やっぱり四枚だ。母よ、四枚しかないけどと遠慮がちに言ってみる。あら、ごめんなさいと言ってくるかと思いきや、「だって毎月四万円でしょ」と突き放した様な反論。いや、毎月五万ですよ。領収書も毎月書いている筈ですよ。「だったら調べてみるわ」と不承不承引き下がった母だったが、二日経っても一万円は俺の手に廻ってこない。どうやら忘れてしまったみたいだ。しつこく催促するのは俺としてはちょっぴり後ろめたい。でも、同じようなことが続けて起こる。一昨日のお昼、母が電話で頼んだ代引商品が届いたので代わりに料金を払って受け取ったのだが、母に商品を持って行った時に70××円を立て替えておいたからと言ったのに、老老ディナーの時になっても何も言ってこないし、昨日の老老ブレックファーストの時もスルーだ。因みにメニューは頂き物のあごの蒲鉾、ひよこ豆とミニトマトのサラダ、頂き物の千疋屋の梅干し(俺は代わりに生卵)、しめじの味噌汁だったけど、俺は母の記憶の欠落がとても気になってもあまり食欲が進まなかった。そして夜。老老ディナーのメニューは川越屋の木綿豆腐と揚げを使った鍋に昨日作っておいた肉じゃがで、非常に美味だったが、母は食べ終わってしばらくして嘔吐する。夜半部屋に行ってみたら穏やかにねていたので安心するが、記憶の欠落とこの嘔吐との因果関係はあるのかないのか?
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2019・12・26

2019-12-27 11:33:26 | 日記
Hさんに誘われて出向いたオペラシティで催された本条秀太郎の三味線ライブ「Beads 音の祈り 歌いたいのは三味線です」。とにかく凄いの一言。一柳慧と坂本龍一が作曲した曲を三味線で演奏すると、それは古典音楽というより現代音楽そのもの。いや、西洋音楽を軽々と乗り越えて幽玄の世界に私を誘い込んでくれた。それはそれとして、会場を出る時、作曲者として会場に来ていた坂本龍一とすれ違う。マスコミを通じて彼の顔はずっと見ているけど、直にその顔を見るのは二度目だ。というのは48年前、最初の結婚の時に生まれた息子の顔を見に、当時まだ芸大の学生だった坂本龍一がウチのアパートに来てくれたことがあったのだ。それは当時彼がつきあっていた女性と私の妻が友人だった故のことなんだけど、それからしばらくしてあっと云う間にミュージシャンとして有名になっていく彼の姿を遠くから見るたびにその時の光景を思い出していた。それから48年、一瞬のすれ違いだ。勿論言葉も交わさないし、名乗りもしない。名乗った処で彼は忘れているだろうし、それは当然だと思ってはみるが、世界的に有名になってしまった彼と東京の片隅でしこしこ芝居に関わっている自分との差と、48年と云う時の流れをその一瞬のすれ違いの中に覚えてしまった夜。10時過ぎ、店に美人脚本家のNさんと彼女の所属するマネージメント会社の社長Fさんが来ていると云うので慌てて戻る。本当はお客さんの話を聞いてナンボの仕事なんだけど、今日ばかりは本条秀太郎の三味線の凄さと坂本龍一とのエピソードを饒舌に語り続ける私がいた。
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2019・12・25

2019-12-26 10:24:43 | 日記
老老ブレックファーストは、先日安売りしていて賞味期限が二日は過ぎてしまったハム切り落としを贅沢に使ったハムサンドに、玉葱を炒める処から作った白菜と豆のスープ。デザートに一カ月前は渋くて食べられなかった柿が冷蔵庫の中でちょうどよく熟していたのでいただく。今日は甘くて美味。芝居のシノプシスはACT1のみ執筆。ACT2~3は展開がどうなっていくのか自分でも分からない。こう云う時は歩くに限ると云うことで、天源寺→聖心女子大→広尾商店街→(銀行で月末の振込などした後)フランス大使館→明治通り→四の橋→北里通り→恵比寿三丁目を展開をあれこれ考えつつ歩き続ける。老老ディナーは一日遅れのクリスマス、と言っても鶏は鶏でも参鶏湯。老老親子にはこっちの方が体が温まる。他に牡蛎とキムチのごま油炒めを添えて、すっかり韓国風のメリークリスマス。食後、散歩の途中で買ってきたクリスマス風ショートケーキを食べる。お客さんは早い時間に映画プロデューサーのKさん。この一年コンスタントにご来店くださり、ありがとうございました。遅い時間に脚本家のHさんとCM映画監督のAさん。二人とも近所に住んでいるんだから来年は今年以上のご来店を祈る。二人が帰った後、1時近く眠りについて。
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2019・12・24

2019-12-25 10:21:43 | 日記
月曜日にMさんが洗濯機を使った翌日は、いつも母が洗濯機が動かないとか脱水できないとか電話して来る。今日も電話があっていってみると、全自動以外のスイッチが入っている為だったりして、このことを今度来た時Mさんに英語で伝えなくてはならないと思うと、今から気が重くなる。老老ブレックファーストはブリのオリーブオイルソティに納豆野菜(ミニトマトと蕪の葉)サラダ、海苔、蕪の味噌汁と云うメニューだったが、今日はクリスマスイブと云うことなので、数日前、母がもうすぐクリスマスだわねと言っていたのを思い出して、チキンとケーキぐらい用意しようかと思ったが、今日は火曜日で一番下の弟が来ているので老老ディナーはパスすることに気付く。だったらSN君を誘って近所の焼鳥屋で男二人のクリスマスでもしようかと思って電話してみたら、お店は貸し切りとのことでこちらもNG。家庭もなく、恋人もいない年の暮れはいつも淋しい気持ちになる。こうなったら店をSN君に任せてお歳暮をいただいた返礼に乃木坂の店に顔を出してみようかと思っている処に、何とその店に入って現在の俺の店を教えて貰ったと云うMさんとKさんと云う女性二人から十数年ぶりに電話があって店に来てくれる。毎年俺の店はクリスマスになるとその喧騒から逃れた人たちがパラパラと集まってきたけど、今年も出かけないで店にいてよかった。因みに今日の俺の夕飯は、焼鳥を食べるつもりでいたので、磯辺焼を二つだけ。失敗した。
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2019・12・23

2019-12-24 11:22:36 | 日記
メールや手紙で恥ずかしい間違いをやってしまうことが続いている。先日Hさんに当てた手紙で「前略…」と書き出したのに最後に「…敬具」と書いてしまったことがあって、何故かしばらくして気付いて、言い訳を色々考えたのだけど、もうこれは後の祭り。Hさんが気付いていないことを祈るばかり。それから今日、ビルの掃除をして貰っている日本語の分からないMさんが仕事の終わったことをメールで知らせてきたので「Bye.Have a merry Xmas」の後「See you next Monday」と書こうとして「Monday」を「Manday」とやってしまう。うーん、中学一年生のMistake!これももう後の祭り。この二例、精神的に弛んでいた所為なのか?加齢の所為なのか?それともそれとも、今までにもこんなことはよくやってきたことなのだろうか?なんて思った今日、老老ブレックファースト(鯵の干物、納豆サラダ、海苔、キャベツの味噌汁)の後、10時半に茅場町のTデンタルクリニックへ。可愛い歯科衛生士のAさんがいるのに、納豆を食べてしまったMistake!これも後の祭り。帰り広尾駅前の銀行と郵便局に寄って用を済ませた後、仏大使館→四の橋→北里通りのコースで散歩。恵比寿三丁目の交差点近く、ウチのビルの斜向かいにあって以前から気になっていた鶏料理の店でランチ弁当を買って帰る。美人の女性が一人でやっている店だったけど、値段と味はまぁまぁか?午後は上演台本のプロットにかかる。自分の求めているものと能力として出来るものとのせめぎ合い。台本を書く時はいつもこれだ。老老ディナーは八宝菜、海老もイカもなかったから六宝菜か?9時から妹の出演しているBS朝日を見ようとしたが、俺はBS契約してないから母の部屋で見ようとしたら、母のテレビもBSが映らず断念。俺はともかく母が残念そうな顔をしているのを見て、機械音痴の自分をつくづく恥じる。
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2019・12・22

2019-12-23 13:25:14 | 日記
夕べの鱈ちりの残りを味噌汁にする。極上美味。今日の納豆は、ミニトマトとかぶ(葉も)のみじん切りを混ぜてエクストラオリーブオイルとワインビネガーとタバスコを和えたたサラダ風味。この納豆の食べ方にしてから、今日はどんな野菜を合わせようか思っただけで食べる前からワクワクするし、椅子に座っていの一番に口の中に入れた時の幸福度満足度は筆舌に尽し難し。他にヤリイカとじゃがいもの煮つけ。表は雨模様だからと云う訳ではないのだけど、一日中部屋の中で昨日買い求めた閑吟集や浄瑠璃集をアトランダムに目を通して、古の文体に馴染む。台本を書き上げるまでにどれだけ馴染むことが出来るか?老老ディナーは豚モモ肉の甘味照り焼き、ネギ炒飯、もやしの中華スープ。食後、毎年年賀状を兼ねた寒中見舞いを出して、そこで春の公演の告知宣伝をしてきたが、今年は次回作品がどう着地するか今の段階では分からないし、そんなことより今取りかかっている台本を少しでも前進させることが大事と、買っておいた年賀状葉書の宛て名書きを放棄することにする。その後、戯れにテレビをつけると、ちょうど漫才グランプリ?をやっていたのでそのまま見てしまったら、とんでもなく面白い漫才にぶち当たる。ミルクボーイと云うおっさん二人。じじいは一人で膝を叩いて大笑いしていた。
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2019・12・21

2019-12-22 11:28:22 | 日記
今日の納豆サラダは、キムチの千切りに刻んだサンチュと青ネギを混ぜ、そこに卵の黄身を落とした韓国風。それに昨日の豚汁の残りを汁に使った暖かうどん。ちょっと二日酔いの胃袋にはグッドフードだ。その時、母の口元にキムチの切れ端がついているのに気付く。というより、母の顔全体に産毛が広がっているのに気付く。顔を剃った方がいいよと云うと、誰も剃ってくれないんだもんと云う母。普通自分で剃るでしょ?と反論すると、剃刀なんか持ってないわと云う。そうなると俺が剃ることになるのは致し方なく、部屋から剃刀とシェイビングクリームを持ってきて、母の顔を剃る。そういえば昨日は口内炎が出来て痛いと云うもんだから俺が歯医者さんから貰った口内炎用の軟膏を持ってきて、歯茎に塗ってあげたっけ。昨日今日と母の「肉体」に触れる日が続く。10時から3時までは途中チーズサンドを食べた以外はパソコンに向かって「小野田家の人々(仮)」のシノプシスを書く。書いている内にこれをこのまま戯曲にすることは難しく、小説を書く上でのシノプシスだと割り切る。だったら戯曲としての構成は?それもウチみたいな狭い空間で「大河ドラマ」はどう演じたらいいのか?そのヒントを見つけようと街に出る。途中、浄瑠璃で語ってみることはできないかと思ったりする。でも、語りの台本を書くには自分の古典芸能の知識見識がない。目黒駅まで歩いたついでに権之助坂を下ってKと云う古本屋へ。そこで無駄になるかもと思いつつ新潮日本古典集成の内「浄瑠璃集」「閑吟集/宗安小歌集」「無名草紙」、ついでに岩波文庫の「摘録 断腸亭日乗」(永井荷風)を買い求める。帰り駅ビルのアトレで買物。老老ディナーは本当に何年ぶりかの鱈ちり。鱈がこんなに美味しい魚だったとは、親子共々知らず。食後、毎週録画になっていて放っておいた「いだてん」(脚本・宮藤官九郎)の最終回を見る。どうせ途中で消してしまうだろうと思っていたのに、これが何と最後の最後まで魅了される。ラスト、ストックホルムで走る金栗を写したニュースフィルムを見ている内に涙までこぼれてくる。この回だけでよかった。この回だけだったら放送されるたびにあんなにボロ糞に云わなかったのに。最終回は傑作です。
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