昨夜の白菜スープの残りにブタコマ切れとじゃがいもと冷やご飯を足してリフォームした正体不明の料理とソーセージWITHトマトの今朝の孤独のグルメ。最高ではなかったけど、まぁまぁか?食後、昨日から公開が始まった「ケイコ 目を澄ませて」を見に行きたいと思った。「愛がなんだ?」以来ファンになった岸井ゆきの主演作ということだけでもそそるのに監督は「きみの鳥はうたえる」の三宅唱と来ては、この半年以上映画館にはでむいていない俺の気持ちを揺さぶる。テアトロ新宿で2時過ぎにやっているので、バスを使えば駅の階段の昇り降りをしなくていいので、すっかり行く気になっていたけど、テアトロ新宿の階段がかなり急だったことを思い出し、泣く泣く諦める。階段は危険。普通に歩いていても転ぶ可能性があるのに、下りでバランスを崩して転倒したら大怪我は必至だ。しばらくはエレベーターかエスカレータのある映画館を利用しようと思う。代わりにこの入院中にご心配をかけた人たちに年賀状をかねた挨拶文を書こうとしてパソコンに向うが、母の死(7月5日)→三度の入退院を経験したこの半年をどう総括していいのか文章が進まず、途中で諦める。でも年末までに何とかしなくては。三時半過ぎ、息子のAが来訪。目黒駅のアトレまで買い物につきあって貰う。正月に妹夫婦と食べる予定のすき焼きに使う牛肉を一キロ。他に松前漬けや塩辛や明太子など普段使いのお惣菜。買い物を終えて表に出た神戸屋でケーキを売っているのを見て思わず買ってしまう。今日はクリスマスイブだ。Aに家族でパーティはしないのかと聞いてみたら、自分が帰ったら、鶏やケーキは予約してあるしみんなでテーブルを囲むと言う。なんだか俺の世話をして貰うのが悪い気がする。それでもバス停に降りた途端、目の前にある焼鳥屋に入りたくなて、Aに30分ばかりつきあって貰う。75歳の父と51歳の息子のクリスマスはローストチキンではなく焼鳥が似合う。
昨日来てくれた訪問看護士のAさんが「ではどうぞよいお年を」と挨拶して帰った時に、そうか?明日はクリスマスイブで、後一週間少しで新年かと、年の瀬だったことを全く忘れていた自分に気付く。多分、母の死や年齢や入院などが影響して、一年の終わりに浸るより平均寿命まで後5年の身としては、人生の終わりを否応もなく意識させられて、暮れも正月なんかに意識を向けることはなかたったのだ。どうせ独り身だし、それはそれでいいんじゃないか?夕方、本当は一人歩きは少し危ないけど、麻婆豆腐に使う減塩醤油がどうしても必要で信号二つ先のスーパーまで買いに行く。慎重運転ならぬ慎重歩行。事故ることなく往復一キロ弱を「踏破」。ちょっと自信がつく。夕方の孤独のグルメは、再生した麻婆豆腐と肉野菜うどん。因みに朝の孤独のグルメはハムトーストサンドに白菜とひよこ豆のコンソメスープとオレンジ。プライムビデオで十年前のスペシャルドラマ「最後の晩餐」(脚本・井上由美子)を見る。今までちょっと苦手だった佐藤浩市が魅力的だった。
朝の孤独のグルメは、昨日のミネストローネの残りに冷やご飯をいれて作った雑炊。それにソーセージWITHトマトサラダ。食後にオレンジ。11時にケアセンターのK氏来訪。居宅介護支援サービスの説明を受け、契約書を取り交わす。お昼(磯辺焼)を挟んで、1時半に作業療法士のTさんが来てリハビリ。いつも通りの足のマッサージ、屈伸運動の後、今日はTさん付き添いで外を歩いてみる。どうせなら買い物もしてしまえと、恵比寿三丁目の薬局、八百屋に立ち寄る。ちゃんと歩ける気がするけど、少し油断すると体がよろけそうになり、彼女に腕をささえられる。すれ違う人は俺たちをどんな関係と思うか?後期高齢者になり、要介護2と判定されても、俺は色気付いている。Tさんが帰った後、疲れたので夕方まで仮眠。夜の孤独のグルメは、麻婆豆腐に炒飯。麻婆豆腐は途中でお醤油が足りなくなった上に、砂糖を入れすぎたみたいで、微妙な味。10時から話題のドラマ「SILENT」の最終回を見てみようと思ったけど、最終回だけ見るのもどうかと思ったので、パスして昨日に引き続いてアントニオ・タブッキの再読。今日は1938年代のリスボンが舞台の「供述によるとペレイラは…」当分リスボンに行く体力がないからタブッキを頼るしかない。