2015年2月4日NHKのゆうどきネットワークで、人生ドラマチック「俳優 仲代達矢さん」を観て感動ました。
テレビに映し出される映像や言葉が、す~と私の心に入ってきたのです。
・19年前に亡くなった妻・宮崎恭子さんの話になると、思わず目頭を押さえる仲代達矢さんの様子は、今もお二人の深い愛が存在している事を伝えていました。
・最近あったドラマチックなことを訊かれ、「稽古でワルツを初めて踊ることになり、今悩んでいる」と楽しそうに話されました。新しい事に挑戦する大変さとは裏腹に生き生きとした表情が印象的でした。
・82歳の今の状況について問われると何時も初めての役を演じるので、新人と同じだと思っているし、新鮮でいられる、とおっしゃっていました。
仲代さんのお話しを聴いて、年齢を重ねたからと言って特別な術が身に付いて行くと考えなくて良いのだと感じることができました。
若い頃の私は良い年をとることはいろいろな体験をし、学び、それなりに悟りを得て、究極、仙人に近づいて行くのだと考えていました。でも実際に年齢を重ねてくると、何時も迷いと不安の中にあり、新しい発見と新しい悩みの中で生きて行くしかないことを知りました。
・これからの生き方について、妻は地方公演には必ず客席の後ろから応援してくれていました。今もその場所から応援していてくれると思うので、前向きに、楽しみながら新しい役を演じて行きたい・・・・・
見終わって、自然体で素敵な生き方をしていらっしゃる姿に眩しささえ覚えました。これからの自分の生き方の指標にしたいと・・・・・・・
素敵な時間に出会えてラッキーでした。