フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

天に向かって真っすぐに伸びる カラマツ

2014-12-11 | アダージョの森

日本の針葉樹の中で、カラマツはただ一つの落葉性の高木である。日本の固有種だ。根づきやすく成長が速いことから戦後大規模な植林が行わ
れ、長野県や山梨県では特に広く造林された。材は硬く丈夫であるが、螺旋状に繊維が育つため乾燥後に割れや狂いが出やすく、板材としては
使いにくい材料である。
その後、木材加工技術が発達し、現在では構造用合板などに加工され、木造建築で幅広く用いられている。尾瀬の木道は落葉松材でできている。
新葉が唐絵の松に似ていることから「唐松」と名付けられた。

秋の黄葉は素晴らしく、葉が散っていくさまも美しい。近くに車を置いておくと、カラマツの葉が一面に積もってしまう。

写真はアダージョの森北側のカラマツ林。

学名:Larix leptolepis
分類:マツ科カラマツ属


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4 コメント

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勉強になります… (bunbun)
2014-12-12 23:34:40
樹木って見ているのですが、名前も知らないことが多いです。
アダージョの森にはこんなにもたくさんの樹木が生育しているんですね。
勉強不足を痛感…。ありがとうございました。
ちなみに、我山荘も地元の落葉松材の壁です。
もうそちらは白銀の世界でしょうか?雪のついた八ヶ岳は綺麗でしょうね。
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Unknown (カタナンケ)
2014-12-13 11:45:09
落葉松の林を過ぎて
落葉松をしみじみと 見き、、

といつも落葉松をみると
思い出す歌ですが~

あかしあの 金と赤とがちるぞえな、、

なぜか 北原白秋のうたを
2首あわせ
落葉松の葉が 金の針のようにふりそそぐとき
わたしは

からまつの 金と赤とがちるぞえな、、と
思い出すのですよ~
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落葉松の活用 (山栗)
2014-12-13 12:41:04
bunbunさん、人間が造林したのではない雑木林は、本当にいろんな種類の木が生えています。鳥や獣たちが運んできた姿そのままです。日本の自然の豊かさを感じさせてくれますね。

山荘の壁は落葉松なんですか。落葉松も活用されるようになってきましたね。

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片恋 (山栗)
2014-12-13 13:00:37
カタナンケさん、北原白秋が好きなんですね。よく覚えておられますね。この「片恋」、初めて知りました。

「アカシアの金と赤」とは、色づいた葉が光に輝く様なんですね。

「かはたれの秋の光」とは、明け方の薄暗い秋の光のことなんですね。

ロマンチックな詩ですね。勉強になりました。
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