フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

カントリーホームさんにウインチの使い方を習う

2017-12-08 | アダージョの森

アダージョの森の樹木の葉が落ちると、いよいよ樹木の伐採のシーズン到来だ。もちろん樹木に葉がついているときでも木を切ることができるが、葉が枝についてると樹木が重くて作業がしにくい、切った後の葉の処分に手間取るなど、葉がないに越したことはない。デメリットは冬の作業になるから、寒さが厳しい中での作業となるのを覚悟しなければならない。

12月5日と8日の二日間にわたって、原村のカントリーホームさんに来ていただいて、ウインチの使い方を教えて頂いた。

樹木の伐採で問題になるのは、樹木の倒す方向である。他の木に引っかかるとぶら下がったりして作業ができなくなるので、他の木に引っかからない方向に倒さなければならない。そのためには、倒す方向を自由に変更できる、ウインチは大変役立つ道具だ。

必要な道具は、二連梯子、ベルトスリング、滑車、ワイヤとウインチだ。

今回は、庭の中央に生い茂っている、二本のクリとコナラを伐採するという作業をウインチを使って行うことになった

ウインチをセットする

二連梯子で樹木の上の方にスリングを掛け、それをワイヤに通して滑車でワイヤーの方向を変える。これで準備は完了だ。

続いて受け口を切る。受け口の方向が樹木が倒れる方向なので、切るときは慎重に方向を見定める。

ウインチで張力を掛け乍ら、追い口から切っていく。本来なら、樹木が倒れだしたら、追い口から来るのを止め、後は、ウインチの力で樹木をゆっくり倒すのがいい。今回は、追い口から深く切りすぎたようだ。しかも切り口が曲がってしまっている。(この画像は、二本目の栗の画像です)

コナラの受け口を切る

伐採後の切り後を確認する。

今回のレッスンを受けて感じたのは、チェーンソーの作業とウインチでテンションを張る作業の連携だ。テンションが張られている限り、樹木はその方向に倒れていく。ところが少し倒れだすと、テンションが緩むので、ウインチ担当は全力でテンションの回復に努めなければならない。テンションが緩むということは、樹木が不安定になり、意図した方向に倒れない危険性が高まるということだ。それを知らずぬ、どんどん切り進めると、テンションがさらに緩んでしまうので大変危険だ。

ある程度傾くと、チェーンソーで切る作業は止め、後はウインチで、ゆっくり倒していくと安全に樹木は倒れる。

ウインチをやってみて、樹木が少しでも傾くと、ワイヤを張るのに大変力が要るということが分かった。