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フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

日本海の夕日

2012-08-22 | 山登り

今日から4泊5日かけて山仲間とともに東北の山をめぐる旅に出る。大阪を朝6時30分発。第2京阪~名神~北陸道~日本海東北道を乗り継いで、鳥海山の麓の町、遊佐町に午後5時到着した。何時に到着するか分からなかったので、宿には夕食を頼まず、遊佐町のスーパーで夕食を買いこむ。

スーパーの駐車場から、鳥海山がよく見えた。ゆったりとした美しい山並みだ。

そこから鳥海ブルーラインを走って、鉾立ビジターセンターに5時45分着。駐車場からは沈みゆく夕陽を見ることができた。

 


富士の絶景を望む大菩薩嶺登山

2012-05-13 | 山登り

今日は、八ヶ岳清里の雑木林の向こうに、見事な青空が広がっている。昨日の蓼科山登山の雪辱を期すべく、今日は大菩薩岳へ登ることになった。中央道勝沼インターで降りて、塩山から青梅街道を走る。登山口上日川峠は既に車で一杯になっている。小型観光バスも来ている。「日本百名山」の人気はさすがだ。

大菩薩嶺と言えば、中里介山の「大菩薩峠」でつとに有名になった。深田久弥の「日本百名山」によると、

…「大菩薩峠」では、次のような書き出しで始まっている。
「大菩薩峠は江戸を西にさる30里、甲州裏街道が甲斐の国東山梨萩原村に入って、その最も高く最も険しきところ、上下8里にまたがる難所がそれです」
…「むかし甲州表街道を何かの理由で憚った旅人は、この裏街道を採用した」…

…大菩薩峠の名が文学に現れたのは中里介山より遙か以前に樋口一葉が「ゆく雲」で「我が養家は大藤村中萩原とて見渡す限りは天目山、大菩薩峠の山々峰々垣を作りて」とある…

上日川から30分ほど登ると山ブドウが大きく育っている「福ちゃん荘」に着いた。そこから唐松尾根を登り1時間少しで雷岩に着いた。南アルプスの峰々が白く輝いている。

ごくうすく靄がかかった雲ひとつない青空を背景に眼前に富士山が見える。その均整の取れた姿が実に美しい。手前には、青い大菩薩ダム湖が彩りを添えている。

雷岩から10分で、標高2057メートルの大菩薩嶺三角点に到着した。

そこからは、見晴らしのよいカヤトの山道を下る。

しばらく行くと大菩薩峠に着いた。「介山荘」という山小屋がある。小説「大菩薩峠」では主人公の机竜之介がこの峠で、老巡礼を斬殺することから始まる。小説の筋に合わせて、首を切られた僧の像が置かれていた。

1時間ほど下ると「福ちゃん荘」に着いた。そこで800円のカレーライスを食べる。店のおばさんに「福ちゃん荘の名前の由来」を聞くと、「曾祖父」の「福太郎」さんが茶店を始めたとのことだった。

そこから30分下って登り口上日川峠に着いた。今日の登山は、昨日の蓼科山登山撤退の無念さを晴らすのに十分すぎるほどの素晴らしい景観に恵まれた。汗もかかず、終始清々しかった。

下山後、一行はこれから大阪まで帰らねばならないのに、長坂インターで下りて、わざわざ私を家まで送ってくれた。妻ともども本当に楽しい春の3日間だった。


時ならぬ雪に阻まれた蓼科登山

2012-05-12 | 山登り

今日は標高2530メートルの蓼科山に登ろう。清里の朝は、いい天気で、これは楽しい山歩きになると、山仲間4人と勇躍出発する。1台の車に5人乗るとさすがに窮屈だが、経済性は抜群だ。

蓼科山は、千曲川を間に挟んで浅間山と対峙している。八ヶ岳の北に位置しているので、八ヶ岳の1峰かとも見れるが、文句なしのスッキリした独立峰だ。

アララギ派詩人、島木赤彦が

「草枯丘いくつも越えて来つれども 蓼科山はなほ丘の上にあり」

と歌っているとおり、蓼科山の裾野には草原、牧場が多い。

いくつかの登山口があるが、足の弱い私たちは、車で行けるとこまで行こうとどんどん標高を上げていく。大河原峠まで行こうとしたら、道は冬季閉鎖中で、蓼科神社の鳥居がある駐車場で終点だった。車で登っていくに従い天候が急変してきた。最初は雨だったが、続いて雪に変わった。もちろん、あたりの視界も悪い。吐く息は白く、寒い。登ることはできるのようだが、「素晴らしい眺望」で聞こえる蓼科山登山としては、これでは満足できないだろう。ただしんどいだけの労苦となるようなので、あっさりと、登山を中止することにした。

蓼科湖の前にある「そば庄」に入って蕎麦を食べる。蕎麦の味はまずまずだったが、出汁の甘さが強すぎる。実は、他に1軒、豚の角煮るの美味しい蕎麦屋があるのだが、今日はやっていなかった。写真を撮ろうとすると、何故かスイッチが入らない。先ほどの寒さにあたって、電池が切れてしまったのだろうか。

その後、白州の「サントリー工場」へ行く。シングルモルト「白州」を味わおう。「サントリー工場」は土曜ということもあり、沢山の人が来ていた。このころになると、天候はすっかり回復して、青空が広がっている。敷地内は、西洋シャクナゲやヤマツツジが満開になっていた。モミジの新緑と相まって実に美しい森になっている。それまで知らなかったが、ヤマユリが、無数に生えているのには驚いた。ウイスキー工場のなかは、発酵途中のアルコールの臭いがこもっていた。最後は、「白州」を水割りやオンザロックで試飲する。久しぶりにウィスキーを飲んだが、なかなかの舌触りだった。

その後、尾白温泉で昼の露天風呂を楽しんだ。どこかの登山グループが団体で来ていた。


山の会2011納会

2011-12-26 | 山登り

昨日、ご近所のヴァイオリンを弾かれる方から℡がかかってきて、「フルートとヴァイオリンの二重奏」一度、音合わせしましょうかとの連絡だ。秋に、楽譜を頂いて以来少しずつ練習はしていきた。まだ自信はないのだが、「それでは29日にでも軽くやりましょうか」と、お約束した。

こうなると、いい加減なことではすまないので、少し気をいれて練習をしよう。最初は、ロングトーン、「毎日の練習」NO7、各調のスケールとアルペジオ、トリルなどの基礎練習の後アルテ21課NO1、NO2の練習曲を流す。やはりトリル終結部が乱れる。特にA音のトリル終結が苦手なので、そればかり練習した。

その後、頂いた「ヴァイオリンとフルートの二重奏」の曲を練習する。ブラームス「walzer」、3拍子のリズムに乗るのが苦手、ヘンデル「pastorale」はトリルが駄目、ベートーヴェン「Menuett in G」ややミスる、モーツァルト「Two Polonaisen」16分音符のところが慌ててしまう。マルティーニ「Gavotte」まあまあか、コレッリ「Largo」ゆっくり吹くこと。ここまでは、詰まりながらもなんとか吹けるようになった。
問題は、モーツァルトの「Minuet」(ディヴェルトメントNO17)のtrioの運指と、ラモーの「Rigaudon」のprestのテンポに乗れないところだ。この2曲を何度か練習する。

夕方から、山の会の「2011納会」があるので、街に出る。阿倍野橋は近鉄百貨店の建て直しや陸橋の架けかえで、まだまだ工事が続いている。


会場は、いつもの所からやや格上げした中華料理「楓林閣」。時間通りに7人の山仲間が集まった。

早速乾杯して、前菜に下鼓を打つ。今年の色々の出来事が話題になった。空前絶後の東日本第震災。夏の硫黄岳登山は、はるか昔の出来事のようだ。


私が人間ドッグを受けたと言えば、私も手術しまして、といった健康の話。

「年金が減額される話」となると、皆さん俄かに興奮してくる。

「これで消費税が増税されれば年金生活者への打撃が大きいではないか!」と呟くものあり。

ビールから紹興酒に変わると、酔いも回ってきて、皆さんますます活気づいてくる。春雨をワタリガニ、チンゲン菜で味付けした炒め物がなかなかおいしい。


海外旅行づいているMさんに影響されて、私も来年は、どこかに行ってみたくなった。本題の2012年登山計画だが、前回決めた様に、5月に、皆さん八ヶ岳へ来てもらって、蓼科山に登ろうということになった。最後に、中華粥が出てくると、ほぼ満腹。2012登山計画がまとまったところで納会はお開きとなった。


硫黄岳登山反省会

2011-08-09 | 山登り

今日も気温がどんどん上がって暑い一日となった。

夕方から、7月に登った硫黄岳登山反省会を行う予定になっている。街に出て行くついでに、気になっていた、フルートのメンテナンスを行うことにする。村松楽器に予約の連絡をしてみると、午後5時からなら空いているということなので、予約をいれる。

5時間前、久しぶりに新大阪の村松楽器に着いて、フルートのメンテを依頼する。「油が切れていてカタカタ鳴っています」「狂いも出てきていますね」とのこと。

毎日使っていると、意外と気がつかにようだ。メンテをしていただく間、店にあるフルートの楽譜をみる。原語で書かれた輸入楽譜が多いので、分かりにくい。楽譜は、ちょっとしたものでも、3000円くらいはする。そうこうしているうちにメンテが出来上がった。料金は4000円だ。これで、いい音が出ると思うと嬉しくなってくる。

その後、ミナミの中華料理店へ行く。山の反省会は、ここですると決まっている。少し遅れたので、皆さん既に集まっていて、反省会は始まっていた。ビールをぐいぐい飲みながら、餃子を頬張る。

話題になったのは、桜平への、オフロード道の悪さ、オーレン小屋の馬肉のすき焼きの旨さ、硫黄岳の眺望の良さだった。MUさんが、皆さんに、撮影した山の写真を額縁に入れたものをプレゼントしてくれた。感謝感謝だ。この店のジンギスカンは味噌味が効いて美味しい。

7月の初めにヨーロッパアルプスのトレッキングから帰ってきたMIさんは、今度は北欧クルージングにいくとのこと。皆から、驚きと羨望との声が上がる。第二の人生の華ばなしいスタートだ。揚げソバもなかなかgoodだ。

次回の山登りは、紅葉の頃、金峰山か蓼科山に登ろうということになって、散会した。