(グループC)
○ フランス 0-2 イタリア
得点) ピルロ(PK)、デ・ロッシ
フランス)
アンリ
ベンゼマ
リベリー ゴヴ
トゥララン
マケレレ
エブラ クレルク
アビダル ギャラス
クペ
イタリア)
トーニ
カッサーノ
ペッロッタ
ガットゥーゾ ピルロ
デ・ロッシ
グロッソ ザンブロッタ
キエッリーニ パヌッチ
ブッフォン
PKとアビダルの一発レッドが、試合の全てを変えました。
「決定機を反則で止めた」という意味で、“ルールブック”上の解釈ではアビダルはレッドカードで間違いありません。
しかし、
「前回W杯ファイナリストのサッカー大国同士が、決勝トーナメント進出をかけて争う一騎打ち」
という舞台の大きさを考えれば、“PK+イエロー”の判定でも誰も文句はなかったかと思います。
主審のルボス・ミチェルは少々“真面目”すぎました。
フランスは、リベリーの負傷退場といい、2失点目のアンリのディフレクトといい、今大会の出来を象徴するように運に見放された感がありました。
しかし、3試合を通した全体的な苦戦は、ドメネクが招いた責任です。
優勝を期待されている国がグループリーグで敗退したにも関わらず、試合後の会見でも彼は強気でした。
そして、その会見で恋人にプロポーズをするという空気の読めなさぶり…
やっぱり変人でしたね、この人(笑)
しかし、勝ったイタリアも決して良くはなかったと思います。
ピルロのPKで先制した後は終始消極的でしたし、かと言って、伝統的な手堅さというものもありませんでした。
もちろん、数多くあったチャンスをトーニが決めていれば、だいぶ印象は違った試合かと思いますが。
まぁ、それでも何だかんだで勝ち上がって行くのが、イタリアという国なんだと思います。 案外、決勝まで行ってしまうかもしれませんね。
(グループD)
○ ギリシャ 1-2 スペイン
得点) カリステアス / デ・ラ・レッド、グイサ
ギリシャ)
カリステアス
アマナテディス サルピンギディス
カツラニス
カラグニス
バシナス
スピルプロス ヴィントラ
キルギアコス デラス
ニコポリディス
スペイン)
グイサ
イニエスタ セルヒオ・ガルシア
セスク
デ・ラ・レッド
シャビ・アロンソ
F・ナバーロ アルベロア
ファニート アルビオル
レイナ
「FKからカリステアスのヘディング」
という先制点のシーンは、4年前の強かったギリシャを思わせました。
しかし、最後はスペインが“地力”の違いを見せました。
イニエスタを除いてメンバー総入れ替えと、サブ組で臨んだスペインでしたが、披露するサッカーの質はレギュラー組と比べても遜色なかったと思います。
気になったのは、セスクのポジションです。
ポストを受けたり、相手DFにフォアチェック行ったりと、なぜかFWのような仕事も求められているようです。
セスクは低い位置からゲームを作っていって、時折ゴール前に顔を出すことで真価を発揮する選手ですから、あのポジションでは厳しいでしょう。
本来なら、デ・ラ・レッドの位置でプレーするべき選手です。
ギリシャも悪くはなかったです。
たまに見せるカウンターでは、シュートまで漕ぎ着けていましたので、フィニッシュ精度を欠いただけといった感じで、かなり健闘していたと思います。
ニコポリディスを始め、前回大会の優勝メンバー数人が代表引退を表明しているようなので、今後ギリシャは過渡期を迎えるかもしれません。
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