『ヴァレンタイン ヒーロー誕生』
VALENTINE(2017年インドネシア)
監督:アグス・ヘルマンシャー・マワディー
ウベイ・フォックス(アンクレジット)
アグス・ペストル(アンクレジット)
脚本:ベビー・ハシブアン
原案:サルジョノ・サトリスノ
キャラクター創造:アスウィン・シレガー
サルジョノ・サトリスノ
出演:エステル・リンデン
マシュー・セトル
アリー・ダギエンツ
アフマド・アファンディ
■ストーリー■
バタヴィアシティーはシャドーという犯罪者率いる組織に支配され警察も手を出せず、国内でも有数の犯罪多発都市となっていた。映画監督のボノとスタイリストのワワンはこの状況に対してマスクをつけたスーパーヒーローを育てあげ、その活躍を撮影しネットに流し社会を変えようとしていた。ある日、ウェイトレスをやっているスリが、店で暴れる男を倒すところをボノに見られ、その格闘技の腕前を見込まれスカウトされるのだった。
マスクと専用のスーツを身に着け夜の町に出たスリは、スーパーヒーロー”ヴァレンタイン”となってドラッグストア強盗を退治するのだった。ワワンはその動画をネットで流すのだった。日々の中でワワンはスーツを改良、一方、スリは格闘技を訓練していくのだった。
街では犯罪が横行していたが、バタヴィア警察のシャムスル警視監は、”ヴァレンタイン”の活躍を、民間人の自警活動として苦々しく思っていた。ヴァレンタインの活躍により犯罪発生率は少しづつ下がっていくのだった、、。
■感想■
インドネシアのスカイラーコミックの映画化作品。
同じインドネシアなので、てっきり『グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー』と同じ世界観なのかと思ってましたが、全然違ってました。
『グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー』はブンミラゲット社のコミックの映画化作品で、ブンミラゲット・シネマティック・ユニバースの世界なので、違う世界のお話ですねー、、。
アメリカで言えば、マーベルコミックとDCコミックの違いって感じなんでしょうか??
ところで、けっこう大きな都市のバタヴィアシティーなんですが、シャドーの一味によって犯罪が横行しているみたいな感じで始まったんですが、シャドーの一味って、シャドーを入れて4人!!
え、たった4人!
たった4人で大騒ぎしてるなんて、すごーく平和な国なのでは??
映画の最後の方で、シャドーの正体が明かされますが(明かされるというか、自らマスク取っちゃうんですが、、、)、これだったら、ヴァレンタインがいなくても良かったのでは??
ヴァレンタインがいたために、逆に複雑になっちゃったような、、、。
悪いのは、シャドーじゃなくて、、、って、かなりひねくれた展開。そうは言っても。シャドーは36人の警官殺しちゃってますが、、。
今作のヒロイン、スリですが、シラットの達人っていうだけで超能力が一切ない、、、。
すごーくマジメな作品なのに、ヒロインが普通の人なので、コメディなの??と思っちゃうくらい、、。
作品的には、まぁ、それなりに楽しく観れました。
とにかく、人が死にまくり、、。日本のコミック原作の映画だったら、逮捕みたいなところでも、普通に殺しまくり!!
主要な登場人物が死にまくり!!こんなコミック映画を真面目に製作しちゃうインドネシア映画ってけっこうすごいのかも、、。
みんなにオススメはしないですけど、コミックヒーロー映画ファンには必見かも??
スーパーヒロイン映画度 ★★★
続編観たい度 ★★★★★
主人公が活躍しない度 ★★★★★
<日本語吹替版キャスト、スタッフ>
スリヤマ :水瀬いのり
ボノ :森川智之
ワワン :広瀬武央
ウンブラ :石黒史剛
シャムスル:江頭宏弥
サリー :アナンド雪
ルクマン :渡井 秦斗
ブマンタラ:峰 晃弘
ゾラ :須川 昌紀
ハイドロ :大野 綾恵
吹替翻訳 :本田絵里香
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