『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』
RARE EXPORTS(2010年フィンランド)
監督 ヤルマリ・ヘランダー
脚本 ヤルマリ・ヘランダー
原案 ヤルマリ・ヘランダー
ユーソ・ヘランダー
出演 オンニ・トンミラ
ヨルマ・トンミラ
イルマリ・ヤルヴェンバー
■ストーリー■
フィンランドの国境付近の山で、多国籍企業により数千年前に墓に封印されたサンタクロースを掘り起こされようとしていた。北フィンランドの山の田舎に住む少年、ピエタリは友人のユーソとサンタクロースの墓の発掘現場を覗き見していた。サンタクロースのことを調べたペヤリはサンタクロースが恐ろしい存在だと知るのだった。
そんなある日、国境付近の山では、トナカイが大量死する事件が起きた。ピエタリの父親ラウノたちは、狼の仕業だと疑うが、ピエタリはサンタクロースが腹をすかして起こしたと思うのだった。そんなとき、町では、ドライヤーなどの電化製品が盗まれる事件が発生していた。
■感想■
今日はクリスマスということで、サンタクロースの映画を記事にします!
今年10月に劇場公開され、TSUTAYAでレンタルされている、ブラックな感じのコメディ映画です。
今作は、フィンランド製のブラックファンタジー映画。
フィンランドということで、サンタクロースが題材に。
「面白い!すごく面白い!」
「やっぱり映画は、こうでないと!」
ホラー映画ファン、ブラックなファンタジー映画ファン必見の作品です。
親から、大きい子どもまで家族揃って楽しく観れます!でも、でも、小さいお子さんには、怖いシーン、ストーリーなので見せないように・・・。
2010年年の【シッチェスカタロニア国際映画祭】で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞を受賞しました。同じく、2010年【ピアッザグランデ】ヴァラエティー賞、受賞しました。
やっぱり、こういう面白い作品が普通の賞を獲る映画祭って良いですよね。アカデミー賞なんて、獲っても獲らなくても、ノミネートされても、全然観る気起きないですもんね。観る基準の要素になっていないですもんね。
サンタクロースの存在も怖いですけど、間違って罠にかかって死んだ身元不明おじいさんを解体しようとするピエタリの父親たちや、サンタクロースを発掘していた多国籍企業に売ってもうけようとしたりと、人間たちも、何やってるんだか。って感じです。
そういったシーンが、ごく普通に淡々と描かれていきます。この淡々とした感じに、面白さを感じるかどうかが、今作の評価を別れさせちゃいますかね??
自分的には、大満足の1本です!
ランニングタイムも80分と短めで、テンポも良いですしね。香港映画も真っ青のテンポの良さ!今どきエンドクレジット入れて80分!それも面白い作品で80分!こういう映画を観たら、うれしくなっちゃいます。
クリスマスシーズンには、毎年、TVの地上波で、日本語吹替えで放映して欲しい作品です!ゴールデンタイムに堂々と放映して欲しいですね。 75点
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