指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

長谷川初範も、65歳か

2021年03月17日 | 演劇
テレビを廻していると、NHKに長谷川初範君が出ていた。
彼も、もう65なのだ。
彼とは、私が市役所に隠れて芝居をやっていた時、大学の後輩大高正大が、横浜映画放送専門学院にいた縁で、われわれの芝居にも出てくれた。
当時から、モテモテだったが、実に爽やかな若者だった。

            
われわれの芝居では大した成果はなかったと思うが、学院の試演の劇『ええじゃないか』で大変に評価され、これで今村昌平が映画版を作る切掛になった。

ただ、この映画版は、できは良くなかった。
私は、「戦後の日本の監督では、今村昌平が一番だ」と思い、彼には駄作はほとんどないが、これは数少ないそれだと思う。
その理由は、主人公の女性たちに魅力がないからだと思う。

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