石坂洋次郎の『陽の当たる坂道』は、日活で2回映画化されているが、1965年夏のTBS版も非常に良かった。
脚本は、山田正弘、演出は村木良彦だった。主演は、芦川いずみで、彼女が教える少女は小川知子で、非常に可愛かった。その家の長男は、横内正、二男で芦川の相手になるのは、新克利だった。
1965年夏は、日本と韓国の国交正常化が最大の政治的課題で、高校生だった私は、日韓条約阻止高校生会議の一員として活動していた。といっても、当時のことなので、勉強会、街頭デモへの参加程度で、後の過激派の暴力とはまったく別だった。
このテレビの『陽の当たる坂道』では、芦川が通う大学の先生は、福田善之で、皆がデモに参加して機動隊に殴られると言ったシーンもあった。
今、考えると当時のTBSテレビは、本当にすごかったと思う。
村木らは、後にテレビマンユニオンを作るが、そうした土壌は、完全にあったのだろうと思う。
今や、テレビのドラマは本当に無意味化したと私は思う。
現在のテレビで見るべきは、ニュースとスポーツ中継、そして映画の放映だけだと思うのだ。
は最高に素晴らしい歌です。やはり小川さんの女優の力だと思います。
最近のドラマですが「転職の魔王様」成田凌・小芝風花は転職を通して仕事への思いや仕事の辛さを描いています。
「神様のえこひいき」は藤原大祐が桜田ひよりと入れ替わります。異性をより深く理解していくお話。理屈っぽくなくて楽しめます。脚本が良い気がします。「コタキ兄弟と四苦八苦」は、古舘寛治と滝藤賢一。脚本野木亜紀子。兄弟が「レンタルおやじ」を始める、兄は 芳根京子に思いを寄せるが実は腹違いの妹だった。とても温かいドラマです。