猫じじいのブログ

子どもたちや若者や弱者のために役立てばと、人権、思想、宗教、政治、教育、科学、精神医学について、自分の考えを述べます。

私の愛すべき子供たち、右利きと左利き

2021-05-25 09:32:54 | 愛すべき子どもたち

私の、死んだ父は、子供のときに、左利きを右利きに矯正された、と同じく死んだ母が言っていた。父は確かに左手が右手と同じように使えた。母が、父の子供時代のことをわざわざ私に話ししたのは、子供を無理やり矯正すると心がいじけると、母が思い込んでいたからだ。

最近、NPOに、左手で字を書くが、右手の指で漢字をなぞって、書き順とかを覚える子がいる、のを目撃した。私がその子にパソコンを教えているのだが、キーボードを見ずに両手でタイピングができる。本当に左利きなのだろうか。それとも、そもそも、左利きとか右利きとか言うこと自体がウソで、社会習慣に従うか否かの問題なのだろうか。

そう思うのは、私自身が、右と左の区別がつきにくい子だったからである。今、思い返すと、対面した時、相手の左側は自分の右側であることが、理解できなかったからである。数学的にいえば、対面した時は、相手と自分は軸対象の関係にあり、鏡の自分を見たときは、映っている姿と自分は面対象の関係である。

これが理屈抜きで理解できないと、相手が右手をあげて、「右手をあげなさい」と言うと、左手をあげてしまう。「お箸を持つ手が右手だ」と言って、お箸を右手で持って見せても、左手でお箸をもってしまう。

学習障がい、発達障がいと言っても、本当のつまずきの原因が同定できないと問題が解決できない。また、問題自体は、どうでも良いことかもしれない。

左利き、右利きは、利き手にあった道具を使えば問題がない。

漢字の楷書体は右利きに書きやすい形になっていて、「漢検」では、漢字の筆跡が、正しく跳ねているか、止めているかが採点の対象になる。これは字を左手で書く者にとって不利である。しかし、ワープロを使えば、両手を自由自在に使える者のほうが有利である。


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