yの実家は、信州と甲州の境にあった。言うなれば八ヶ岳山麓と言う事になる。此処は、元々、蜂追いの盛んな所で、悪餓鬼の頃、学校の行き帰り、蜂追いをして遊んだものだ!!! 毎年、悪餓鬼共の同級会があるが、蜂追いの話がよく出る・・・ 大概の場合、悪餓鬼共は、yの周りに屯し、口を尖がらせて自慢話をする!!! これが、同級会の種にもなっているから可笑しい。
毎年、この地に蜂を飼ってやっている。大家に当たる従兄の家だ!!!
今年、8月、2つ埋けてやった。
が、その後、全然、フォローしていない!!! いい加減なもんだ?
時期が来たので、昨日、おばちゃんの電話をすると、「通っているよ!!!」と、返事があった。
で、今日、燻しに出掛けた。
高速を使うと40分で行ける!!!
もう、従兄はあの世の人となってしまったが、おばちゃんは、健在で居る!!! この一族は、大の“ヘボ”ファンで、肉や魚は食さないが、蜂の子だけは買ってでも食べている・・・ こんな“ヘボ”ファンに秋の味覚を提供したかった。
現場に着き、覗きに行くと、たった2巣だったが、噴き上がっていた。
一寸、燻すのが惜しかった。環境が余りにも良過ぎるので、本心は、此処に自然蜂放の剥かしをしてみたかった。じゃが、この地は天敵だらけ!!! 蜂追いをしてこの蔵まで追い掛けて来た蜂狂が居るほどだ!!! これを知ってから、野望は消え失せた。
経緯は兎も角、先ず、一発目を燻した。奴豪い数の蜂数だ!!! そして、ビニール風呂敷に取り出し、並べ出すと、奴豪い量だった。3㎏は堅いだろうか?
次いで、2発目を燻した。此方の方は更に大きい!!! 1軒屋の物置の薪の中にあった巣だ!!!
奴ヒャァ~~~ デッケェ~~~ 蜂の数たるや只事じゃァーない!
蜂払いに随分と時間を要した。 まだ、測っては無いが、4㎏は超えていただろうか? 兎に角、デッケェ~~~
この地は、標高1000m近いので、もう、かなりの女王蜂が剥けていた!
そして、コイツ等燻しに強いので、蜂払いの都度舞立っていた。
おばちゃんに、2巣上げようとしていたが、こんな量抜くの大変だから半分にしてくれと言う・・・ 頼み込まれて、そうする事にした。
例のパンのトレイが2段重ねで2ケース、パンパンになった。 おばちゃんの喜んでいた顔が忘れられない!!!
お茶を御馳走になり、また、沢山の野菜を頂き、大家を離れる事にした。
そうそう、毎年の事だが、大家には、“アカンバチ”が巣喰う!!! 今年もだ!!!
そして、コイツが大繁殖していた!!! 、“ヘボ”ちゃんは居ないか?と、餌を撒き出したが、上空が嫌に騒がしい!!! 見ると、“アカンバチ”のグレ(雄蜂)が、唸りを挙げて旋回飛行をしていた!!! 奴豪い数だ!!!!!
こんな数、見た事が無い!!! 物凄い数の巣があったと推定される?
にも拘らず、“ヘボ”ちゃん大奮闘だった。餌も遣らずに7㎏/2巣のコロニーを丁稚挙げて来たのだ!!! 大金星を与えたい!!!
それから、悪餓鬼の頃遊んだ場所を散策した。
もう、当時を思わせる面影は、全然、ないが、それでも記憶が蘇って来た。
そして、“ヘボ”ちゃんがパラパラと付いた。 飛ぶ方角は、此方の期待に反し、皆、ジャングルの中へ・・・
でも、このような場所、yにとって屁の河童!!!!!
尺取り虫方法と、独特のQC手法を使いアプローチを掛ける。ぐるっと付けた蜂で、大凡の方角、見当を付ける。そして、一番多く付いた場所から本格的な蜂追いをする。何れも、樹上に出て飛んでいたが、2~3発で2巣仕留めた!!!
この場所で、2巣仕留められたのは、幸運があったかも知れないが、蜂追いの快感を味わった瞬間でもあった。
今年、この地で、2回蜂追いをしたが、山は荒れ放題!!! とても人間様が入れる状態ではない!!! だから、お宝が残るのかも知れない? 嬉しいような悲しいような?
おばちゃんは、お念仏で留守だったが、山の巣を1つ、押し付けて帰って来た。
おばちゃん、抜くの大変だよ!!! マァ~、コツコツと、2~3日掛かって抜くんだね! その後には、美味しい山のウナギが食べられるよん。。。
(注)
証拠は、まだ、画像になっていないので、後で貼る事にしよう…
画像が出来た。まだ、残りが1㎏程あったがおばちゃんの所へ置いて来た。