車を走らせる事10数分・・・ 現場付近に着いた。
美濃屋が先陣を切って急坂を登る・・・ 小道具やカメラを背負っての急坂登り、息絶え絶えだ!
現場に着くと美濃屋が頓狂な声を掻き上げ「熊に遣られたァ~~~~」と・・・
一瞬ドキッとした!
美濃屋が指差す方を見ると、yが管理する事になっていたニホンミツバチが見るも無残にデングリ返され、底板を仰向けに打ち破られていた。
モノの見事に巣盤が総て喰い去られ、破壊された箱の残骸が、飛び散っていた。 この箱、板厚2cmもあるかなり頑丈な箱だ! これを打ち破るとは、何者の仕業だろう?
そして、近くに置いてある別の待ち箱もデングリ返し、別の箱も、同様、デングリ返っていた。 幸い、もう一つの箱は巣盤を食い破られていなかった!!! が、右往左往している働き蜂でテンワヤンワ!
簡単に蓋をして持ち帰る予定だったが大誤算!
食い破られていたyのお遊び用の巣は見るも無残!!! でも嬉しい事に、箱の外に蜂玉が出来ていた! 蟲が知れせたのだろうか? こういう日に限って、美濃屋が新ピカのNew Box を持ち合わせていたのである。
美濃屋の腕の見せ所が始まる・・・ 蜂玉の回収作業だ!
無事だったデングリ返しの箱からベースになる巣枠を1枚取り出し、これに壊れた巣枠の数枚を加え、これに移植するというのだ!
ワクワクドキドキ!!!!!!! 画像に収めながら手法を拝見する・・・
アッと今に移植作業が終わった。怒り狂った僅かの蜂群も4~5分もすると収まり掛けた。
今年入った待ち箱の蜂群も痛めつけられている所為か?怒り狂っていて、防護服に飛び付いて来た・・・
美濃屋の蜂術というのはこういうものだろうか?
元の位置に置きなおし、暫く静観していると完璧に納まった。 流石流石!!!
今日はとんだハプニングがあったとは言え、二度と体験出来ない秘術を拝見出来た!
これも何かの縁だろう?
美濃屋と巣箱を壊し中身を浚ったデストロイヤー! の検討に入った。
破壊口が爪痕ではないように思える? 何となく牙か?歯ではないか?と・・・ 一応、画像にも納めておいた。
この近在は、yの遊び場で、山の様子はよく心得ているが、熊は殆ど見た事がない! が、鹿や猪はゴチャマンと居る・・・
鹿がこのようなものを食す事は考えられないので、猪という事も考えられる。 所で、熊は?
余り見掛けないが、4~5年前、道路脇にウロツイテいた事があり、車でクラクションを鳴らしながら追いかけ回した事がある。だから、コイツの存在は否定出来ないが、或いは?と、言う事も考えられる・・・
何れにしても怪力の主で、只者ではない!!!
二人共、幾分、しょ気たりしながら帰路に着いた。
蜜蜂や“ヘボ”の飼育場所の再検討をし直さなければいけないかも知れない?