蟲:昆虫の軆程良く出来た造形物は見当たらない!
それこそチッコイ、ちっこい蟲だが実によく出来ている・・・ 誰がこんな素晴らしい造形美を作り出したのか?程々感心してしまう!
昨夜、Topページに掲げた画像だが、コイツはどんな生態を営んでいるのか知る由もないが、体長5~6mmの真っ黒な蟲で、春先、庭先でワイワイガヤガヤ群れをなし騒ぎ立てているが、別に害を得るでもなく生殖活動をしている。 ワイワイガヤガヤは交尾相手を見付ける為の行動で、実に長閑なもんだ!
この手の蟲の仲間非常に多く存在している。 顔に赤い斑点がある御仁も居る・・・
こういう蟲達に別格の興味を持ち出したのは、他でもない「ヘボ」ちゃんの詳細画像を撮るようになってからその美しい造形美に曳かれて行った!!!
普段、漫然と裸眼で見ている範疇だと別段興味等持てる筈もなかったが、「ヘボ」ちゃんのマクロ撮影をするようになり、Canonのフォトマクロ・レンズ:MP-E65に出会ってからの事である。
このレンズは、@12~3万円もする特殊レンズだが、その性能には定評がある!!!
最近、写真撮影は非常に楽になり、誰でも撮れるようになって来た。 それが故にバカ受けしているのかも知れない!!!
故に、写真屋さんは、アガッタリだ!!! 商売としても難しかろう?
だが、このレンズは、そうそう易々と撮影出来るという代物ではなかった。
第一、オートフォーカスは効かない!!!
昔のフィルム時代の技量が要求される!!! そして、焦点深度が超浅いので、これが、技量アップに輪を掛ける!
最初、使って見て、こんな使い難い、また、難しいレンズに何で10数万円も費やしたのか 冷や汗を掻いた。
三脚、ストロボ等の使用は必須!!!
だから余分にビビってしまう。
でも、休眠中の女王蜂の顔写真や軆の部位を撮影するに及んでした!!!
条件出しさえマスターすれば、これはイケル!!! と、言う結論に至った。
以来、この上を行くレンズを模索しているが、中々、見付からない!
一寸、目的は違うが、蟲達の生活環境を把握するのに開発した「蟲の眼レンズ」は、中々のモノで、重用している!!! そして、ある面MP-E65の代用が出来る場面もある!!!このレンズに関しては、あらゆるメーカーの1眼レフカメラを試して見たが、PENTAXの右に出るメーカーは無かった。魚露目8号やボードレンズと機材が合っているのだろう? 勿論、マスターレンズは一番大事だが、口径の小さい、明るい、焦点距離の短いモノが条件だ!!!
最近、Olympusから出たOM-Dもイケルと思うが、PENTAXには敵わない!!! シャープさに月と鼈の差がある!!! でも、娑婆の昆虫写真家は、この組み合わせで愛用している・・・
さて、蟲:昆虫の軆の部品:部位を撮影するのに・・・
Canon MP-E65 に代わるものはないか?模索し続けて来た。
老い耄れ盆暗頭の爺が思い付いたのは、中望遠レンズにクローズアップレンズ(フィルター)を被せるというモノだった。
もう絶版になってしまったかも知れないが、レイノックスにミクロ探検隊と言う変梃りんなレンズがあり、蟲の眼レンズの検討をしている時購入しておいた・・・
当時のチャレンジを思い出し、再度、挑戦して見た。
当時は、Ricoh の GX-100 での挑戦だったが、画質が悪過ぎ、お蔵入りとなっていた。
今回は、PENTAX での再チャレンジ!!!!!
これが見事に嵌った!!!
10000円相当の安モノズームレンズだが、中々の素質を持っている。 Top ページの変梃りんな蟲は、これで撮影したものである。
昨日は雨。
これを短焦点の50㎜、70㎜リミテドで試みたが、かなりイケる内容!!!
このレンズ系の素晴らしい所は、何と言ってもオートフォーカスが効く!!! そして、倍率もソコソコ!!! 3~4倍は楽勝!
この延長路線で、50~200㎜ズームレンズを購入したが、まだ、詳細の検討は進んでいない。 ザックリだが、望遠になるにしたが、こちらが希望していた程楽勝ムードではなさそうだ?
閑散期の冬場の作業としたい・・・
そして、今、挑戦中のレンズがある!
もうもう半世紀も前のレンズで、Olympus の Zuiko Macro 38mm と言うレンズだ!
偶々、手に入ったが、ベローズを使い倍率を挙げるという、超昔流の手法である。
これも条件出しに手が掛る上、オートフォーカスが効かないので、Canon MP-E65 相当かそれ以上に厄介なレンズである。
今、雨の日にチョコチョコ弄っているが、素人は手を出さない方がイイだろう・・・ それ程難物レンズである。 その上、第一、物故品故、品物が手に入らない!!!
唯、流石に世界の顕微鏡メーカー Olympus このレンズん解像度は、群を抜いている!!!
冬場の作業として、盆暗頭を捻くり回し、何とかモノにしたいと思っている!!!
その暁には、MP-E65、ミクロ探検隊、それに Zuiko Macro 38mm 等で、神様が造り出した自然界の宝物、蟲達の軆の部位を解き明かして行きたい!!! 取り分け、急ぐのは、「ヘボ」ちゃんの部位だ!!!
MP-E65 では、既に、撮影済みで、沢山の画像が手元にある! 果たして、これ以上の産物が得られるか?
今日は、手持ちのカメラが、GX-100 馬鹿チョンカメラだったので、迫力には欠けるが、「オオスズメバチ」の奴豪い画像を撮った!!! 「蟲の眼レンズ」を使いたい所だったが、生憎、カメラは家!!!
それにしても、「オオスズメバチ」は、イカツイ、危険な蟲だった!
この模様は、また、明日のお楽しみに・・・!!!