この所、余分な所へ首を突っ込み、深入りしてしまった。
とは言うものの、冬眠管理箱を覗いても“ヘボ”ちゃんの女王蜂は、グッスリ寝込んでいて、変わり映えが無い。一番熟睡している時期かも知れない? だから、丁度、タイミングがよかった。
湿度管理のビシャビシャ新聞紙やペット・ボトルの交換をするが、微動だにしない!!! 唯唯、ひたすら昏々と眠っている。
よくよく見ると、離巣時の栄養不足の為か?精根尽きて御臨終の女王蜂が、時々、見受けられる・・・
自分の大顎での咬み付き力が足りず、また、鉤爪のフック力が耐え切れず、下に落ちて、羽を広げている・・・
一目瞭然だ。
思うに、交尾蜂捕獲時、閉鎖空間にした場合程(閉鎖空間内で餌を与えても)働き蜂の早期死亡を引き起こし、餌不足に陥り、女王蜂の冬眠中の死亡を高めているように思える。
でも、全体の母集団から見れば驚くほどの数ではない。 寧ろ、管理箱内の湿度管理を怠った方が被害は甚大となる。
自然界に於いても同じだろうか?
今年は、嫌に降雪が少ない!!! 雪の本場、北信濃・野沢温泉、志賀高原や妙高高原辺りでさえ雪が少ないという・・・
yの住む町ですら、今年は、大雪に見舞われない。 積雪量たるや微々たるものである。
自然界に於ける湿度管理、降雪や降雨の少ない年は、蜂の巣の数が少ない!!!
この傾向は、経験的に確認されてきた。
面白い事に、こういう年であっても、積雪のある地域には巣が残る事が確認されているので、寒冷期の湿度が如何に重要か?証明している。
今年は、又とない絶好な年!、この傾向に駄目押しの調査を加えて見たいと思っている。 手っ取り早い方法は、東山と西山の有意差を検定して見れば明白である・・・
さてさて、今日も、近ちゃんに紹介して貰った本が手元に来た。 植物の植え替えも、後、1~2日で終わる。 春先までに腰を据えて読もう・・・
どんな知識が得られるだろうか?
軽くなってるとか、寄生虫がいるとか。
それにしても、今年のひどい暖冬で悪い影響がいろいろ出そうで心配です。
死亡する女王蜂の多くは、
・交尾後の捕獲管理が悪い
・離巣時の栄養不足
・冬眠中の湿度不足 等が挙げられます。
・交尾後の捕獲管理不足は、
捕獲したら、出来るだけ早く冬眠させる。3~ 4時間もワイワイガヤガヤさせておくと、越冬 用に貯め込んだ体内脂肪を使い果たし、比較 的早い時点から死に出す。
・離巣時の栄養不足、
コロニーが終焉間近になると、働き蜂対女王 蜂+雄蜂のバランスが崩れ、交尾蜂に栄養不足 が生じる(栄養交換用の幼虫不足も来し)。 それでも離巣し交尾した女王蜂は、長い冬眠 生活が乗り切れず、挫折、死んでいく。
3~4月になると、この傾向が強く出る・・・
・冬眠中の湿度不足、
経験的に判った事だが、湿度不足になると、 ボロボロ死んでいく・・・だから、管理箱の 中には、湿らせた新聞紙をまるめて7~8枚も 入れている。
豪雪地帯の方が、越冬率が高い事も経験的に 判っている。。。
それにしても、今年の暖冬は異常だ!!! 半月近く進んでいるだろうか? もう、万作が咲き出した。
スズメバチ族にとって4~5月の寒波が心配だ!!!