「スガレ追ひ」で山中に入っていると思わぬ発見をする事がある!
大方は、山菜群落であり、山野草群落である・・・
そう言うモノの一つに「コシアブラ」がある。。。
どうしてこんなに群生したのか理解に苦しむが、幼少木が、辺り一面にビチビチ生えて居た!!!!
思い当たる節は、大きな大木から種が落ちたのだろうと思ったが、辺りを見回してもそれらしき大木は見当たらない! 七不思議の一つである。 が、小灌木が生え揃っている事は間違いない!
この宝庫に、毎年、出掛けるようになった。
今年の深山は、陽気が相当遅れて居る!!! 10日~2週間と踏んでいる。
先日訪問した際は、この「コシアブラ」群は、硬い爪のような状態だった。 あれから丁度、11日が過ぎた。 爪状態から収穫適時まで大凡10日と踏んで居る・・・
西の空を見ると何となく明るい。 昨年もそうだったが、「コシアブラ」採りは雨の日が多い! 丁度、そんな天候状態に遭遇するのだろう?
合羽を持ち、帽子は案山子(かかし)シャッポ!長靴履き、手には茸鎌!腰には熊避けの鈴!!! チリンコン、チリンコン!!!鳴らしながら、時々、大声を張り上げ身の安全を計る!熊の居住地だからだ!
これがy流スタイルだ!
嬉しい事に、今日は、深山に入っても雨の気配はなかった。
チリンコン、チリンコンさせながら「コシアブラ」の群生地に入る・・・
ここは深山故、誰の発見にも至っていない。 一人、ノンビリと「コシアブラ」を搔く! 腰付け魚籠がイッパイになると、背負っているリュックサックにアケル・・・ こんな事を4~5回繰り返したであろうか? 急坂故、背中の荷物が、段々、苦になる・・・
滔々、リュックサックをホカシながら掻き集めになる・・・
10日間の見送り状態が良く、最盛期の収穫だったので、満満点!!! 以前もそうだったが、足元では「ツバメオモト」の群落が満満開、実に、気分がイイ!!! これもどうしてこんなに増えたのだろう? 見事な群落だ!
谷合から湧き水が音を起てて流れている・・・ この何処かに疣蛙(いぼかえる)が居るのだろう! ゴトゴト!ゴトゴト!!!と、啼き、yの訪問を歓迎しているかのようだ? 深山の中では、寂しいのかも知れない? 間を置いて啼くからカワユイ! 実際は、繁殖期に入っているのだと思われる・・・ アハハ…
3時間近く取り捲った。 背中の大型リュックサックは満杯状態。 勃々、と、思っていた頃上から冷たい物が落ち出した!
深山、一旦は大木が遮蔽して呉れるので、雨は苦にならない! リュックサックには、雨具も入っている。 でも、今日は、充分、山の幸を頂いたので、これでお開きとする事にした。
車まで戻り、ムスビを齧る! 大好きな紫蘇(しそ)ムスビ! 何よりの味がする・・・ 惜しむらくは、カンカン・ビールが無い事だ! 短時間の行動故、こういう時はノン・アルコールと決めている!!! 「スガレ追ひ」の時のような訳にはいかない!
雨は、益々、酷くなる。 丁度取り終った直後からの雨だったので、覚悟はしていたものの、ラッキーだった!
収穫物は近所、知人に分配! 親友の Fujiwara さんの電話したが、出張とか! 年を取っても働き者だ! 奥方の届けてやったら大好物との事! こんな物でも頭脳労働の糧になるかも?
余り知らなかったが、 「コシアブラ」、「タラの芽」より好んでいる美食家が多いのに驚いた! 山の幸の王様かも知れない?
来年も元気だったら肖ってやりたいものだ!と、また、ファイトが湧いて来た・・・